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(2008年12月11日(木)の活動日記)
● 情けなさすぎるアメリカ兵側の弁護士のへりくつ
今日は、ウグボグ容疑者の裁判2日目でしたが
昨日に続いて急な市民相談が入り、行くことができませんでした。
(http://www.hide-fujino.com/problem/atrociouscrime/2008/apr.html)
傍聴できず、無念。
特に、ウグボグ容疑者の弁護側は、
「彼は殺人事件をおかした時には
統合失調症にかかっていたから無罪だ」
という論理で弁護をしようとしているそうです(新聞報道より)。
こういう弁護手法は、絶対にまちがっています。
殺害された被害者の方にも
きちんと罰を受けて罪をつぐなうべきですし、
精神障がいに対する偏見を増すようなことは
明らかにまちがっています。
ウグボグ容疑者側の弁護士は、この2つの意味でまちがっています。
だから、しっかりと自分の目で見て、耳で聞いて、
裁判を傍聴してきたかったです。
フジノはかれこれ15〜16年にわたって
統合失調症にかかった方々との関わりがありますけれども
彼ら・彼女らは殺人事件なんて起こしません。
仮に百歩ゆずって、殺人事件をおかしたとしても
病気を理由に「無罪」を主張するなんてありえません。
フジノが接してきたほぼ全ての統合失調症のある方々が
「刑法39条(精神疾患があると犯罪をおかしても罪にならない)が
存在しているせいで、逆に差別が増えていると感じる。
病気があっても犯罪は犯罪として
罰してほしい」
と、おっしゃいます。
病気にかかっているご本人が、刑法39条の廃止を訴えています。
それなのに、弁護側がこういう理屈を持ち出して
「ウグボグ容疑者は精神病にかかっていたから、
殺人をおかしたけど無罪にすべき」
なんて、絶対にやめてほしいです。
精神障がいのある方々に失礼です。
こういう弁護を見るたびに、すさまじい嫌悪感を抱きます。
だからこそむしろ検察側は
あえて弁護側の『精神鑑定の要求』を堂々と受け入れて
ウグボグ容疑者には精神障がいが無いことを
はっきりと証明してほしいと願います。
● 父の転院先を求めて
午後は仕事の合間をぬって、おふくろと一緒に
横浜市にある病院へ行きました。
すでに1度、電話では転院を断られている病院なのですが
あえてもう1度、今度は直接に訪れてお願いに行きました。
僕は今、とても必死になって
植物状態になってまもなく4年が経つおやじの転院先を探しています。
おふくろにも、体調が悪いのに3日前には
千葉県まで行ってもらって病院を見学してきてもらいました。
ふだんは仕事に命をかけているフジノですから、
議会が開会している時期には
こうしたプライベートの用事は絶対いれません。
でも、今まさに12月議会の開会中であるにもかかわらず
ここまで焦って必死に転院先を探し回っているのは
おやじの現在の入院先である静岡県の熱川から、
とにかく少しでも横須賀に近い病院へと移したいからです。
今、入院している静岡・熱川の病院に
不満は全くありません。カンペキな病院だといつも感謝しています。
けれども、唯一、「とても遠い」ということだけが
体の弱いおふくろにとっては大きな大きなマイナスなのです。
遠すぎて、ほとんどお見舞いに行かれないのです。
もう、おやじに残された時間はあまりありません。
だから、おふくろともっと長く過ごさせてあげたいのです。
もちろん僕も、おやじのそばに居たいです。
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11月25日、おやじの容態を確認する為に
熱川の病院を訪れて、僕は主治医の先生と話し合いを持ちました。
今まで恐れていて聴けなかったことを
初めて率直にドクターに尋ねてみました。
それは、僕のおやじの『余命』がどれくらいなのか、という質問です。
「1年から1年半でしょう」
と、ドクターは言いました。
分かってはいたけれど、ずっと目をそらしてきた現実から、
もはや逃げてはいけないのだと決意しました。
この病院をこころから信頼してきましたし、
現実的に、この病院のおかげでおやじはだいぶ良くなりました。
市民病院に入院していた頃にげっそりとやせた体重も
すっかり元に戻って、ベストな頃よりもちょっとふっくらしました。
週3回以上もお風呂に入れてくれますし、
髪が伸びればカットもしてくれますし、
何よりも看護師さんをはじめ、ケアワーカーさんたちが
本当に熱心でいつもいつもこころを砕いて
おやじに接してくれていました。
本当に素晴らしい病院です。
容態も明らかに持ち直しているように僕には見えます。
それでも、やはり植物状態になってしまった僕のおやじは、
もってあと1年半とドクターが言うのです。
これだけ信頼している相手がそう言うならば、
もはや僕が長男として成すべきことは1つです。
残されたわずか1年間を、遠く離れた土地ではなくて
少しでも横須賀に近いところへとおやじを連れて帰ってきて
最愛のおふくろと少しでも長い時間を過ごせるように
いつでも気軽にお見舞いに行けるような距離へと転院させることです。
けれども、小泉元総理の療養病床削減・リハビリのカットによって
日本の高齢者医療は最悪なほどに壊されました。
全く病院のベットに空きは無く、
空きが出ても待機者の数がすさまじくて、
僕のおやじのように最重度の人が何千人と居るのに
どこの病院も全く空きが無いのです。
だから、関東の病院には入れずに
わざわざ静岡県の熱川にある病院に今、入院しているのです。
今までも、少しでも近くの病院に移したいと願って
この1年間、ずっと転院先を探してきました。
でも、どうしても転院先が全く見つけられなかったのです。
それでも、余命があと1年ならば、
1度断られた病院であろうが何度でも足を運んで
お願いしてまわるしかありません。
だから今日は、病院へ向かったのでした。
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結論から言うと、
入院可能かをチェックする為の
審査にかけるかどうかも含めて後日に連絡します
というものでした。
もし仮に、審査にかけてもらえたとして、
さらにラッキーなことに、審査を通ったとしても
「最低でも半年は待機になります」
と、病院の方は僕に言いました。
MSWさん(医療ソーシャルワーカー:相談員さんのことです)は
相談室を出て玄関に向かうまでの道すがら
僕に向かって
「フジノさんの暮らしている横須賀から
国会議員になって総理になった小泉さんが
医療をめちゃくちゃにしなければ
フジノさんのお父さまも受け入れができたはずなのですが...」
と、やりきれない怒りを僕にぽつりと漏らしました。
僕は、
「僕は横須賀の人間ですけれど
小泉元総理みたいな医療も福祉も全く分かっていないような人間は
そもそも政治家になるべきではなかったと思っていますから
彼に投票したことなんか1度もありませんよ」
と、静かにきっぱりと返事をしました。
横須賀の人間だからって、小泉元総理を応援しているなんて
1秒たりとも誤解されたくありません。
僕は個人としても政治家としても彼のことを全く評価していません。
郵政民営化も全く評価していませんし、
天下の悪法である障害者自立支援法をはじめ、
後期高齢者医療制度など、小泉元総理が行なった悪政の数々を
恨みこそすれど、何も評価できる政策はありません。
だから、もうお会いすることが無いかもしれない
MSWさんであろうとも
フジノ=横須賀の人間=小泉元総理を政治家として選んだ、なんて
1秒たりとも結びつけられたくないのです。
おやじやおふくろを苦しめている政策の責任者だった人間を
僕は人間として許すことはできないし、
政治家としても全く認めていません。
この評価は過去も現在も未来も変わりません。
彼が総理をしていた5年間の政策は、明らかに失敗ばかりでした。
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きっと、全国のあらゆるところで、
僕のおやじのような人々が
僕のおふくろのような家族の人々が
行き場が無くて、医療費も払いきれなくて、苦しんでいるんだろうな。
僕は高齢者福祉がずっとニガテだったから、
おやじは身をもって僕に
「ほら、全国に高齢の方々で苦しんでいる人々がいるんだから
もっとしっかり政治家として勉強しなさい」
と、宿題を出しているんだと受け止めています。
だから今、世間の人々が踊らされて熱狂した『小泉改革』なんてニセモノで、
むしろ最悪の最低な医療福祉改革だったのだということが
ハッキリと今の僕には良く分かります。
政治家としての宿題はしっかりこなしてるから、
次は息子として家族としての宿題をきちんと終わらせたいよ、おやじ。
おれは何とかしておやじを横須賀に連れ戻すから。
待っていてくれ。ごめんな、ずっと静岡に1人きりにさせて。
12月議会が終わったら、もっとたくさんの病院をまわるから。
おやじの命が尽きてしまう前に、絶対に見つけるから。
おふくろと少しでも一緒に過ごせるようにするから。
だから、待っててくれよ。
できの悪い息子で本当にごめんよ。
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