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(2009年12月21日(月)の活動日記その2)
● 横須賀市の高齢化率24.42%へ上昇、過去最高を更新しました
本日は、2009年度で第3回目となる
『介護保険運営協議会』を傍聴しました。
(介護保険運営協議会とは:http://www.yokosuka-benri.jp/g_info/l100050483.html)
高齢の方々の福祉とは誰にとっても深く関係ある
目の前の大きな問題なのにも関わらず
過去数年間、この介護保険運営協議会を
傍聴しているのは毎回2名程しかおらず、
その2名のうち毎回必ず傍聴しているのはフジノだけなのです。
すさまじく大切なことが決められているにも関わらず
マスメディアの傍聴は1度もありません。
平日の昼間に開催されるので、当然、市民の方々も傍聴できません。
これでは市民のみなさまに
本当に必要な情報が全く伝わりません。
だから、意地でもフジノが毎回必ず出席を続けざるをえません。
誰かもっと力を貸してほしいです。
こんな現状では、あまりにも残念です。
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さて、7月14日の活動日記で、
(http://www.hide-fujino.com/diary/2009/july6.html#090714-2)
初めて横須賀市の高齢化率が24%を超えた
ということを、フジノはお伝えしました。
高齢化率というのは、横須賀市の人口42万人のうち、
65才以上の方々がどれくらいの割合でいらっしゃるかという数字です。
つまり、横須賀市民が100人いたら、
そのうち24人が65才以上ということです。
(さらに約分すると、4人に1人が65才以上ということですね)
この統計は年2回(4月と10月)に発表されていますが
本日報告された最新のデータによると
この10月1日現在、高齢化率は24.42%に上昇しました。
前回4月1日現在が24.1%ですから
また過去最高を更新したのです。
こうした客観的なデータからも言えることは
横須賀市はもっと積極的かつスピーディーに
超高齢社会への対応を行なうべきだ
ということです。
それにも関わらず、今日は本当に残念な報告があります。
● 蒲谷前市長時代の数値目標・特養300床増加は実現へ前進
特別養護老人ホームの待機者が
2,072名とあまりにも多いこのまちの現実を改善する為に
かねてからフジノは
「特別養護老人ホームの増設を!」と訴えてきました。
(例えばこちら:http://www.hide-fujino.com/diary/2008/dec3.html#ourpain)
この活動日記を愛読して下さっているみなさまには
もはやしつこいと言われてもおかしくないほど
繰り返し繰り返し
議会でも訴えてきたことです。
精神化病院を廃止したイタリアの改革を
フジノは強く支持してきましたから
(2003年の活動日記にもすでにはっきりと書いてあります)
基本的には障がいのある方々も高齢の方々も誰もが
『入所施設』ではなく『地域』で暮らすべきだ、と考えています。
しかし、このまちのいくつもの現実を直視すれば、
高齢の方々の福祉については
入所施設(=特養)を増設することが
多くの方々(ご本人・ご家族)の苦痛を減らす最短の手段だ
との結論に至りました。
だから、何年も前からずっと
特別養護老人ホームの大幅な増設を訴えてきたのです。
かたや吉田市長はフジノの意見とは全く逆で、
(1)第4期介護保険事業計画(前市長が作った現在進行中の計画)の
期間中には、計画通りで特養300床の増床しか行なわない。
(2)第4次介護保険事業計画の目標をしっかり実施することが
マニフェストに従った態度だと考えている。
(3)待機者を減らすことは特別養護老人ホームの増設だけでなく、
在宅サービスをはじめ、グループホームや
小規模多機能型居宅介護などの
あらゆるサービスの組み合わせが必要だと考えている。
との答弁を議会で繰り返してきました。
本日の『第3回介護保険運営協議会』では
この吉田市長の考えのうち、
(1)については計画どおりの結果が報告されました。
蒲谷前市長が策定した
特別養護老人ホーム300床増加という数値目標は
3事業所(それぞれ100床ずつ)が選定されて
計画どおりに進行していく予定です。
長浦町・太田和・衣笠町の3ヶ所に
ユニット型の特別養護老人ホームが作られる予定です。
事業者の選定が終わったので、
来年3月の予算議会で予算が承認された後、
2011年に竣工、オープンとなります。
ただし、特別養護老人ホームの待機者は2,074名です。
わずか300床が2年後に増えたとしても
その時には高齢化率はさらに増加していますから
果たして待機者が減っているのかは大いに疑問です...。
● またも失敗!夜間対応型訪問介護、事業者ゼロのままに
市議会での質疑を通して、(2)と(3)を実現すれば良い
と吉田市長が考えていることが分かりました。
特に、財政的な面から『入所施設』を増やすのではなくて
『在宅で受けられるサービス』を増やすことでのりきれる
と考えているようです。
しかし、高齢の方々とそのご家族の現実の苦しみを考えると
市長は現実を見ていない、
ひどい判断だ、とフジノは強く批判します。
しかも、今日の介護保険運営協議会では
前市長が作った数値目標の実現も実現しない可能性が出てきました。
<計画での目標値>
(1)グループホーム 71床
(2)小規模多機能型居宅介護事業所 3事業所
(3)夜間対応型訪問介護事業所 2事業所
(4)認知症対応型通所介護事業所 2事業所
これが現在の計画の数値目標ですが、
このような結果が報告されました。
<12月10日に開催した選定審査委員会の結果>
(1)グループホーム 36床(武と根岸町の2ヶ所)
(2)小規模多機能型居宅介護事業所 3事業所
(3)夜間対応型訪問介護事業所 ゼロ
(4)認知症対応型通所介護事業所 1事業所
なんと、目標値に達成できそうなのは
「小規模多機能型居宅介護事業所3事業所」だけでした。
またも夜間対応型訪問介護はゼロなのです!
タウンニュース紙(09年7月24日号)にて
(http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/11_suka/2009_3/07_24/suka_top1.html)
このように書かれていた『夜間対応型訪問介護事業所』については
ゼロでした!
(タウンニュース紙より引用)
> 現在未整備なサービスのなかで、
> 市が最重要視する課題のひとつが、
> 夜間に定期的な巡回または通報により要介護者宅を訪問し、
> 介護や日常生活上の緊急時に随時対応する
> 「夜間対応型訪問介護」。
> 平成19年に訪問介護大手のコムスンが撤退して以降、
> 安定経営や収益性の問題から
> 同社の行っていたサービスに代わる事業者がない。
このまちでは、夜間のホームヘルプはありません。
そして今回の募集でも『ゼロ』となりました。
こんな状態で、『施設』ではなく『在宅』で介護を、と市長が言うならば
介護をしている家族は潰れてしまいます。
ゼロとなってしまった事態に対して
担当の長寿社会課は、来年度以降改めて検討する姿勢です。
しかし、そもそもこれは数値目標ではなくて
あくまでも事業見込み量なので
ニーズがあるかどうかを含めて検討しなおす、とコメントしていました。
ニーズの調査なんて今さらしなくても
分かっているくせに...。
また、『数値目標』ではなくて『事業見込み量』だ、という言葉は
計画行政を否定している発言であり、フジノは抗議します。
必ず実現しなければならない計画のはずです。
しかも吉田市長はこの計画を実現することが
マニフェストの実現だと答弁しています。
吉田市長、必ず実現させて下さい!
こんなひどい事態を
マスメディアがどこも報道してくれないことは
フジノにとっては痛恨の極みです。
このまちの2,074名もの待機をしている高齢方々とそのご家族は
これからも苦しみ続けていかねばならないのでしょうか。
その苦しみを少しでも減らしてサポートしていくのが
政治と行政の仕事であるはずですが、今は実現していません。
改めて、フジノは主張します。
このまちで今すぐに在宅サービスを充実させるのはムリです。
あえて「特別養護老人ホームを増加させるべきだ」とフジノは訴えます。
特に、重度の方々や、気管切開・胃ろうをしている方々を
積極的に受け入れられる体制を様々な形で実現していくことが
絶対に必要です。
本来ならば、今日開催された介護保険運営協議会で
夜間のホームヘルプ事業所が実現してほしかったです。
しかし、またもダメでした。
吉田市長はこうした現状を前にしても
まだ『在宅でのサービス』でのりきってください、と
市民のみなさまに言い続けるのでしょうか。
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