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(2010年2月17日(水)の活動日記)
● 新年度予算案の説明会でした
毎年、予算議会がスタートする前に
市長・副市長が本会議場で『予算説明会』を行なっています。
今日、残念ながら例年通り、
この『予算説明会』が行なわれました。
画像1枚目参照
何故、「残念ながら」と記したのかについては
もはや毎年くりかえし書いてきたので
説明は省略させて下さい。
(参考までに2年前に書いた活動日記をご覧ください。
http://www.hide-fujino.com/diary/2007/feb3.html#070221)
とにかく、冊子『予算の概要』を
市長と2人の副市長が音読するのを聴く為だけです。
市長みずからが音読することに意味があるのでしょうか?
この場にどんな意義を見出すべきなのでしょうか?
7年もフジノは政治家をしていますが、
残念ながら全く理解できないままです。
全ての市議会議員が本会議場に集合しなければならなくて
かつ、そこでは質疑も全く行なうこともできなければ
市長・副市長が新年度予算案の『ウリ』について
パワーポイントを使って分かりやすく説明する場でもありません。
冊子を読めば分かることを
わざわざ音読するだけのセレモニーは
もういいかげんに廃止すべきです。
吉田市長の就任と共に
これまでの予算説明会とは変わった方式になるか
そもそも廃止されるのではないか
と期待していたのですが
何にも変わりませんでした。本当に残念です。
● 自殺予防対策の予算案は、890万8000円でした
さて、冊子『予算の概要』(正式な予算書ではありません)には
市長が特にアピールしたい取り組みが
とりあげられています。
6つの『重点プログラム』があって
それぞれに主な取り組みが記されているのですが
『重点プログラム2.命を守るプログラム』の取り組み29項目のうち、
第28番目に自殺予防対策カンケーの予算案が記されています。
しかし、命を守るプログラムと銘打っていたら
何故にラストから2つ後ろの28番目に紹介されているだろうか?
優先順位は1番のはずなのに...。
ここに載っている順番が
市長のこころの中の優先順位とは違うと信じたいです。
さて、その項目を紹介します。
画像2枚目参照
市長が予算説明会でこの項目を読み上げたこともあって
説明会終了後に何名かの方々から
「フジノくん、良かったね。自殺対策の予算、かなり増額だね」
と声をかけて下さいました。
(ありがとうございます!)
確かに、フジノが当選した2003年には
自殺予防対策の予算は『ゼロ』でした。
それが政治家として7年間の活動の末に
ようやく890万円まで増額されました。
その差、890倍です。
我ながらすごいなあと感心しました。
...なんて言えません!
昨年11月に発表した『自殺対策100日プラン』の中で
我が国は今、自殺戦争のまっただなかである、と
政府は宣言しています。
(100日プランとは:
http://www.hide-fujino.com/pdf/suicideprevention/2009/100daysplan.pdf)
戦争のまっただなかなのに、
890万円しかない予算でどこまで闘えるのか...。
これまでだって少ない予算であっても
関係者のみなさまと知恵をふりしぼってがんばってきたわけですが、
政府もようやく本腰を入れてきたのに
1000万円も超えない予算では、フジノはがっくりきています。
例えば、890万円というのは一体どれくらいの規模なのか
市民のみなさまにイメージしてもらう為に
同じ800万円代の予算の取り組みを紹介しますね。
・『みどりの量の実態把握』869万4000円
これまでの都市計画基礎調査等では把握しきれなかった
実際の市域のみどりの量を把握する『緑被率調査』を実施し、
みどりの保全および創出の為の施策実施の検討を進めます。
・『久里浜1丁目公園の整備』999万8000円
実施設計の費用
・『防災意識の普及・啓発』898万1000円
土砂災害ハザードマップおよび防災マップの作成
防災に関する市民アンケートの実施
防災講演会の開催
・『財政基本計画の策定』846万3000円
本市の財政状況についての認識を市民と共有する為、
今後の財政収支見込みを明らかにした財政基本計画を策定し、
全戸配布します。
これは意図的に抜き出したのではなくて、
『予算の概要』の重点プログラムから
800万円台の事業だけを抜き出したものです。
お分かりいただけると思うのですが
800万円というのは、市が何かを調査したり、設計を委託したり、
何かの計画を作ったりするぐらいの予算規模なのです。
こんなものなのですよ...。
さらにフジノのもどかしさを理解していただく為に
いくつかの取り組みを紹介します。
市民のみなさまに愛されている真夏のイベントの
予算規模はこんなです。
・『よこすか開国祭の開催』6860万2000円
開国にぎわいまちなかイベント
開国花火大会
数時間の花火大会と数日のイベントの為に、
6860万円(自殺対策予算の8倍!)の税金が使われます。
花火大会は愛されていますし、継続すべきですが、
単純に予算規模で比べると哀しくなってしまいます。
一夜の華やかさと、人のいのちを守ることの重みを
どうしてもフジノは比べてしまうのです。
また、市民のみなさまの家屋に被害を与えている
本来は日本にいなかった動物たちを
駆除する為に使う予算はどんなかというと、
・『特定外来生物等の捕獲強化』2066万6000円
市内全域で農業および生活に被害を及ぼし、
生態系への影響も与えている、
特定外来生物であるアライグマ・タイワンリスによる被害を防ぐ為に
捕獲強化に取り組みます。
アライグマとタイワンリスを捕獲する為に
自殺対策の2倍の予算があてられています。
今回は、あえて数億円レベルの大規模な公共事業は
比較する為に紹介しませんでした。
でも、フジノが感じているもどかしさは
少しだけでも伝えることができたでしょうか?
800万円台の予算というのは、このくらいの規模なのです。
昨年に吉田市長に政権交代したにも関わらず
予算書をざっとチェックした限りでは
来年度も美術館は赤字を3億9400万円も出します。
この3億9400万円(自殺対策の44倍!)の税金を
どうして人のいのちを守る為に使えないのか。
それがフジノにはどうしても理解できないのです。
もちろん、予算ゼロからはじまった自殺予防対策です。
どんな状況であろうとフジノは闘うだけです。
1人でも多くのいのちを守ることだけが
僕に与えられた仕事なのだと信じています。
さあ、まもなく予算議会が本格スタートです。
全力を尽くしていきます!
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