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(2009年11月12日(木)の活動日記)
● 事業仕分けを傍聴しました/市ヶ谷へ
今日は、東京・市ヶ谷の独立行政法人国立印刷局市ヶ谷センターへ。
政府の行政刷新会議による
『事業仕分け』(第2日目)の現場を実際に観てきました。
(行政刷新会議HP:http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html
第2日目対象事業:http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/nov12.html)
といっても、単なる『傍観者』のつもりは全く無くて
今日の夕方16:45〜17:40のスケジュールで
第1ワーキンググループ(以下、WGと省略)で仕分けされる
内閣府所管の普及・啓発等
(青少年育成の推進、食育の推進、少子化社会対策の推進、
高齢社会対策の推進、バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進、
障害者施策の推進、交通安全対策の推進、
犯罪被害者等施策の推進、自殺総合対策の推進)
について
『絶対にカットされたくない立場』の1人として
議論の現場に直接立ち会いたくて、その場に行くことにしたのです。
全ての事業仕分けはインターネットで生中継されていますから
本来はわざわざ東京・市ヶ谷まで行く必要はありません。
(昨日も午後は事務所でずっと観ていました)
だから、この事業が『刷新送り』になっていなければ、
現場まで行くことも無かったのですが...。
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横須賀でのひととおりの仕事を終えて
なんとか午後13時半すぎに到着しました。
写真1枚目
次に、現場の様子を紹介してみますね。
● 現場の様子はこんなでした
玄関は入り口が『マスコミ』と『一般』に分かれていて
フジノは『一般』側へ向かいました。
まず玄関に入る前に、警備員さんによる荷物チェックと、
空港でやるみたいなスキャナーによる全身チェック。
「刃物類は持っていませんか?」と尋ねられました...。
続いて、玄関の中に入ると名簿に名前と肩書きを書いて
資料を受け取って、スリッパにはきかえて、
ようやく入場です。
メンバーの声が聴こえるようにワイヤレスレシーバーを渡されました。
昨日(=初日)、「聴こえづらい」「数が足りない」と
マスメディアでとりあげられたレシーバーがこちらですね。
写真2枚目
今日は、数は十分に足りていましたが
場所によっては電波の受信状態が悪くて聴き取りづらかったのですが
同時にスピーカーも設置されていましたので
メンバーの意見交換は全てハッキリと聴き取ることができました。
ところで、現場はすさまじい数の報道陣でした。
そして、マナーの悪さがとても目立ちました。
傍聴者用のイスは、ほぼ全てマスメディア関係者が座っているか、
座っていなくても荷物を置きっぱなしにしていて、空きは無し。
荷物置きっぱなしのまま1時間も戻らなかった人に
フジノはけっこう厳しく苦情を言ってしまいました。
(だって、ご高齢の方々がずっと立ったまま傍聴しているのに
マスメディアのみなさんも当然に配慮すべきじゃないですか?)
3時間後の目的の事業仕分けの時間が来るまでは、
もっぱら厚生労働省の事業を担当している
第2WGを傍聴し続けました。
写真3枚目
昨夜のテレビニュースが騒いでいたほどには
『短時間』で『拙速』な判断をしているとは全く感じられませんでした。
これは、現場に来て実際に体感してハッキリ分かったことで
とても良かったと思いました。
約1時間の議論が終わると、こんな評価シートに記入して
WGとしての『最終的な結論』が出されます。
(評価シートのイメージ:http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/nov/12sheet.pdf)
3つのWGのスペースにつながる通路には
このように結果が貼り出されています。
写真4枚目
第2WGは、廃止や見直しばかりですね。
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携帯電話に留守電が入っていないかを確かめたかったことと、
ちょっと外の空気を吸いたかったので、いったん会場の外へ出ました。
写真5枚目
駐車場は、テレビ局の車だらけでした。
● ついに本番だ!
さて、戻ってすぐに第1WGへと移動しました。
ここからがフジノの本番です。
この事業をフジノは「必要だ!」と考えているので
そもそも『刷新送り』になったこと自体が疑問でした。
例えば、自殺予防総合対策(平成19年度決算)についての
説明資料をぜひ見て下さい。
(http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/nov/12document.pdf)
・自殺総合対策調査研究等経費
・自殺総合対策人材育成費
・自殺総合対策理解促進経費
この3つで、わずか3400万円です。
でも、第2WGを観てきた限りでは議論は公平だし、
それならば『聖域』の無い事業仕分けの場で、
逆にその『有効性』にお墨付きをもらいたいと感じました。
ただ仮に本来良い事業であっても
省庁の担当者のプレゼンテーションの仕方や受け答えによっては
『仕分け人』にネガティブな印象を与えてしまうこともありそう。
フジノは、内閣府の担当者をとても応援したい気持ちで
ハラハラしながら見守っていました。
そして、スタート!
9つの分野の最後に自殺対策についての説明にさしかかった時、
内閣府の担当者は
「本当は、億の単位で行いたいくらいなんです!」
と熱く語っていました。
内閣府の担当者からの説明が終わると
次に、財務省の主計官から『論点』が説明されました。
・内閣府でなければできない仕事であることは否定できない。
・全て大事なものだが、必ず優先度の濃淡があるはず。
・厳しい財政状況を踏まえれば
どの程度の緊急性があるか検証してもらう必要がある。
・事業のマンネリ化や定着しているものもあり、
事業効果に疑問があるものも見受けられる。
・各省と重複している部分もある。ダブリはよくチェックする必要がある。
・普及啓発の部分で、パンフレットなどの方法や
全国イベントのフォーラムは
廃止も含めて抜本的に見直してほしい。
・法律や大綱で求められているものもあるが、
真の必要性を考えなければならない。
・見直しを行なって、まず予算の重複を無くしてほしい。
費用対効果を考えてほしい。
その事業の重要性を認めながらも
厳しすぎる感じの『論点』説明でした。
だって、そもそも自殺対策の費用対効果って何ですか?
犯罪被害者支援の普及・啓発の効果って何ですか?
こうした取り組みに対する効果は
何十年も経って効果が出てくるものだとフジノは考えます。
しかし、仕分け人の判断は
そうしたフジノの判断とは全く違うものになりました。
枝野議員からは
「典型的なムダとは、種類が違う。しかし、
本来の内閣府に求められているマネジメント力をもっと強化すれば、
より少ない予算でより高い効果をあげることができるはず」
といった、厳しい意見が出ました。
写真6枚目
1時間の議論の結論は、なんと『予算は3分の1縮減』へ!
こんなの全く納得できない!
終わると共に、内閣府の担当者の方々のもとへも
たくさんのマスメディアが集まり、インタビューを行なっていました。
説明にあたった内閣府の担当者の方は
フジノ同様に納得はできていない様子でした。
写真7枚目
● 泉ケンタ内閣府大臣政務官のもとへ
どうしても納得がいかなかったフジノは、
事業仕分けに立ち会っていた
泉ケンタ内閣府大臣政務官のもとへ向かいました。
(泉ケンタさんHP:http://www.ikenta.net/)
泉政務官に、たった今、行なわれたばかりの
内閣府の普及・啓発に対する事業仕分けについて反論しました。
「やるべき重要性は高いはずです」と意見しました。
突然に、しかも初対面で意見を述べにいったのですが
泉政務官は丁寧に応えて下さいました。
あくまでも事業仕分けの結果は結果として、
泉政務官のお考えは
そもそも自殺対策に対して内閣府にさらにがんばってほしい、
というものでした。
泉ケンタ政務官とフジノとは、同い年であることや
共通の友人(高槻市議会議員の川口洋一さんです)が居るおかげで
やがてすぐ気さくに話し合うことができました。
自殺予防対策の今後の推進について、
10分ほど意見交換をしていただきました。
より効果的な自殺予防の総合対策をすすめたいという想いは
政務官とフジノの想いは完全に一致していることは分かりました。
(...ただ、今回の仕分け結果については
いまだフジノは納得できてはいません。
内閣府の取り組みは正しい、とフジノは考えています)
写真8枚目
「今後、一緒に働く機会がきっとありますね」
と泉政務官におっしゃっていただいて
「ええ、必ずあると思います」
とお答えして、フジノは会場を出ました。
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冬の夕暮れは早くて
帰り道は、もう真っ暗でした。
写真9枚目
交わされた議論を何回も頭で繰り返し思い出して
それでもどうしても結果に納得できなくて
市ヶ谷駅までの道のりを歩いている間ずっと
フジノは胃が痛くてうんざりしました。
だって、もっと削るべき事業があるはずじゃないか。
何故こんなところを削るんだ。
「コンクリートからいのちへ」
だったはずじゃないか...。
電車に乗っても、繰り返し繰り返し、
仕分け人の言葉をメモを読み返しては「納得いかない」と
ずーっと考えていました。
● 酉の市/元気を取り戻さなければ
市ヶ谷から気を落としながら帰ってきて、
横須賀中央駅を出ると
目の前の諏訪神社の周りに夜店が出ていました。
今日が『酉の市』だったことを思い出して
神社の参道へと歩いていきました。
神社は例年よりも空いていました。
夜店をまわると、どこも「今日は暇だよ」との声ばかり。
あさってのお給料日まで
あと9000円で過ごさねばならないのですが
いちばん安い熊手を買うことにしました。
いちばん安い熊手は、3000円もしました。
粋じゃない僕は「うーん」と悩んだのですが
お店のみなさんが「よよよい」を全てやって下さるという
大サービス付だったので、買うことにしました。
「おにいさん、祈願するのは何?家内安全?商売繁盛?」
「そうですね、
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