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(2009年9月22日(火)の活動日記)
● 雨宮処凛さんのコラムにフジノが.../週刊金曜日9月19日号
人生というものは本当に不思議なもので
かつては、一部上場の業界1位の映画会社で
大好きな映画を仕事にして
他人にうらやましがられる華やかな仕事をしていたはずの僕が
今では、どれだけ徹夜して必死に働いたとしても
誰からも褒められることもなく誹謗中傷ばかり受ける
他人からただ嫌われるだけの政治家という仕事に転職をしてしまった。
あまりにも多くの人々が今この瞬間も苦しんでいて
助けの叫び声をあげていて、だけど手を差し伸べる人はあまりにも少なくて
そんな世の中をいつも憎みながら
斜めに見ているフジノが
ある日、マスメディアの向こう側で
全国レベルの闘いを繰り広げている同じ世代の素敵な女性に
取材をしていただいて
さらにある日、リスペクトしている雑誌に
自分の名前が載っているのを見つけて
「なんだか人生は悪いことばかりでも無いのかもしれない」
と、少しだけ感じることができた。
でも、またすぐに現実は目の前に戻ってくる。
世の中はシルバーウィークで楽しそうだけれども
政治家フジノは朝から晩までひたすら働いている。
せっかく勇気を出してフジノに
「死んでしまいたい」という相談をしてくれた方に
公共機関が全てお休みな為に
解決すべきいろいろな手助けもなかなかできずに
非力な自分自身に嫌悪を感じ、右往左往し、
眠れないままに明け方を迎える僕がいる。
どうかこの連休だけは生き残ってほしい、
乗り切ってほしい、と
ただひたすらそのことだけを祈っている僕がいる。
あまりにも非力だ。
政治家はもっと働かなければいけない。
(週刊金曜日・9月19日号『風速計』より)
画像参照
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『風速計』
雇用の安定だけでは不十分
雨宮処凛
最近、神奈川県横須賀市議会議員の藤野英明さんとお会いした。
ある雑誌で取材させて頂いたのだ。
私のひとつ上、一九七四年生まれの藤野さんが
議員を志したのは二八歳。
それまで会社員だった彼の人生を変えたのは、
精神の病気を抱える恋人の自殺だったという。
藤野さん自身もうつとパニック障害を抱えている。
そうして当選した藤野さんは、
横須賀でさまざまな自殺対策や精神疾患を抱える人々のための
制度を作り上げてきた。
彼の話を開きながら、
その少し前に話を聞かせてもらった「派遣村」の
元村民の方のことを思い出した。
三年間、誰とも会わず誰とも話さず、
崖の下で暮らしてきたという男性は私より年下で、
ホームレス生活になったきっかけは「失踪」だったという。
これだけ開くと「個人的な理由」に思えるが、
その背景には家庭環境があった。
親が精神疾患を抱え、かなり壮絶な毎日を送っていたのだという。
子どもの頃には緊急避難として児童相談所の施設に入所し、
学校に行けなかったこともあるそうだ。
これは自分が取材してきての実感なのだが、
ホームレス状態になっている人の中には
もちろん「派遣切り」など失業が原因の人もいるが、
このように複雑な家庭環境を抱える人も多いように思うのだ。
安心して家で勉強したり学校に通える状況ではないことによって、
どうしても就職の段階で不利になってしまうこともあれば、
本人がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を抱えているので働けない、
だけど親には頼れない、という状況もある。
虐待があれば子どものうちは児童相談所などが対応してくれるが、
成人してしまえばどこに頼っていいのかわからない。
「貧困」問題は今、
「雇用」の安定を求めることによっての解決が探られているが、
こういった、一見「わかりづらい」事情によっての
困窮者やホームレス状態の人が取りこぽされていかないか、
それが心配なところである。
また、精神疾患を抱える当事者の人がホームレス化してしまう事態も多い。
当事者とその家族のための制度がもっとたくさんあれば、と
改めて思ったのだった。
(引用終わり)
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雨宮さん、ありがとうございます。
とてもあなたの素晴らしさには届かないのですが
僕も必死に救えるいのちを守る為に、がんばります。
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