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(2008年7月20日(日)の活動日記その2)
● WRAP集中クラス2日目(午前その2)
午前中の最後は、
リカバリーに大切なこと(4)「権利擁護」
でした。
権利擁護、って、福祉業界では大切なキーワードですが
ひとことで言うならば、
誰もが人らしく生きる権利を持っているけれど
なかなか守られていない現実を変えていくこと
ですね。
精神障がいがあるとしても、
当然のことながら
誰もが元気でハッピーに暮らす権利があります。
もうかつてのように精神障がいがあるというだけで
「危険人物だ」「怖い」というような反応は無くなってきましたが
それでも(思春期に最も発病しやすい統合失調症をはじめとする)
精神疾患について学校教育の中でさえ教えない中で
なかなか精神障がいについて
まわりの人々に理解がすすんでいるとは言えません。
ちょっと理解がすすめば、まわりの対応もかわって
障がいのある本人もまわりにいる人々もハッピーになれるのに
なかなか残念です。
例えば、うつ病にかかると、
心身ともにとても疲れやすい状態になります。
精神疾患とは脳の病気ですから
うつ病にかかっているということは、
脳が激しく悲鳴をあげている状態な訳ですね。
だから、
「39度くらいの熱が出ているのと同じように
何もせずに布団で寝かせてあげてほしい」
と、僕はよく伝えます。
でも、世の中には誤解があふれていて
「うつ状態なんだったら、遊びに行ったりとか
楽しいことすれば気がまぎれていいんじゃないの?」
と(悪気は無くてむしろ善意から)
家族や友人が気晴らしみたいに外出に誘ってくれたりします。
でも、本人は39度の高熱の中で
さらに外出してぐったり、うつは全く治りません。
それどころか悪化してしまったりします。
それでも、抑うつ状態だと、なかなか他人のお誘いを
断ることができないんですね。
そこで『WRAP』では、あらかじめ
「これは自分の権利ですよ」と記しておくことで
まわりの人々に自分が元気でいられる為の
『権利』を守るために、記しておくことになっています。
● リカバリーに大切なこと(4)「権利擁護」
リカバリーにとって大切なこと、として
権利擁護って特別な感じがしてしまいますか?
でも、すごく合理的な感じなんですね。
『希望』から順番に見ていくと分かると思います。
(1)自分の『希望』って何だろうか、挙げてみる。
(2)自分の『希望』を実現する為に、
自分が行なうべきこと(『責任』)ってどんなことなのだろうか、
挙げてみる。
(3)自分の『希望』を実現するために
自分が行なうべきこと(『責任』)って一体どんなことなのかを考えたり、
どうすればよいのかを知るために『学ぶ』ことは何だろうか、
挙げてみる。
(4)まわりの人たちにも、知っておいてほしい
大切な自分の権利を挙げておいて、知ってもらう(『権利擁護』)。
そう、元気になるには、自分1人だけではなくて
まわりの人の協力も不可欠なのですね。
それは仕事でも何であっても同じですよね?
今は『権利擁護』という訳語があてられていますが
きっといつかもっと分かりやすい言葉に変わるかも知れません。
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さて、集中クラスにお話を戻しますね。
まず、ファシリテーターはどんなことを
『権利擁護』として考えて記して実行しているかを
紹介してくれました。
それから、クラスみんなでそれぞれのアイディアを
出していきました。
ここでも集中クラスで挙がったことは紹介できませんので
フジノが活動日記用に作った例を書いてみますね。
・自分のペースで物事を進めていく権利
・分からない時に「分からないです」と言える権利
・自分の気持ちを伝えなくても良い権利
・自分を思いやる権利
・時にはマジメすぎずサボっても良い権利
・休む権利
・完璧ではなくていい権利
・できませんと言える権利
などですね。
フジノが実際の集中クラスで記した『権利擁護』は
次の通りです。
・仕事柄、テンションが高いのだろうとイメージで見られるけれど
僕のテンションはいつも低いのが本当なので、テンションが低くある権利
その他にもきっとたくさんあると思うのですが
この日はクラスのスケジュールがきつめに進行していたので
フジノは1つだけ考えたところで、午前中が終わりました。
あとは家に帰ってからじっくり考えてください、
ということになりました。
権利擁護、って、本当に大切なことです。
この『WRAP』を折に触れて見てみることで
例えば僕であれば、
「テンションが低くてもいいよね」
と、再確認できる訳です。
僕が僕らしくあることができる時に元気は回復してきます。
ムリヤリにテンションが高くあることよりも、
元気に生活できることの方が僕には大切です。
そんな意味でも、やっぱり『権利擁護』は
リカバリーに大切なことですね。
● 今日も緊張してる
お昼休みの直前にファシリテーターから
「これでもう集中クラスが半分終わりました」
って言われました。
確かに言われてみると1.5日が終わった訳で、
3日間の集中クラスもあと半分となりました。
でも、
「すごーい!」と喜ぶよりは
「まだ半分なの...」っていうのが本音でした。
やっぱりすごく緊張するから。
フジノは集中クラスを自分自身が体験しながら
横須賀でも実際に開催する為に自分自身を実験台にしています。
やっぱりどうしても2日目が体的には
いちばんキツくなってしまうかもしれないですね。
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お昼休みは昨日と同じで
セブンイレブンのおにぎりでお昼ごはんをすました後は、
近所の公園でストレッチしました。体がガチガチなのです...。
画像参照
でも、午後からはついに『WRAP』のメインへと
クラスが進んでいきます。すごく楽しみです!
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