おれをこきつかえ!政治家フジノ39才

「福祉のまち、横須賀」をめざして、今日も全力活動中(横須賀市議・2期目)

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(2009年1月20日(火)の活動日記その1)

● あなたの言葉にとても励まされています

 フジノの『うつ病&パニック障がいのカミングアウト』に対して
 すさまじくものすごい数の、励ましと応援のメールをいただきました。

 (http://blogs.yahoo.co.jp/fujinohideaki/22684483.html

 みなさま、本当にありがとうございます。

 北海道から大分県まで、本当にたくさんの方々から
 温かいお言葉をいただきました。

 フジノには、ただ感謝の言葉しかありません。
 みなさま、本当にありがとうございます。

 それにも関わらず、みなさまにお詫びを申し上げます。
 ごめんなさい。

 頂いた全てのメールにお返事を書くことは
 物理的にどうしても難しくて、たぶん全員には書ききれません(涙)。

 毎日のふだんの仕事の中でも
 市民の方々からの相談メールへのお返事も
 いただいてから1〜2週間くらいかかってしまっているのが現状でして

 命に関わる緊急的な相談メールから順番にお返事していて
 日常的な会話(例えば、HP・ブログへの感想など)のメールには
 もう全くお返事は出せていません。

 時に、とても厳しいお叱りのメールをいただくのですが
 フジノには秘書なんていませんし、
 ボランティアで手伝ってもらっている人もいません。

 だから、あなたにお返事が届かなくても、
 どうか許してくださいね。本当にごめんなさい。

 でも、必ず全てのメールを僕自身が読んでいます。
 いただいたその日に必ず全て読んでいます。

 そして、あなたの言葉にとても強く励まされています。

 どうか、これからも一緒に
 りらっくす&ふぁいとで、歩いていきましょうね。

 僕は変わらないし、このまま変わらないで生きていくと思います。
 だから、どうか一緒に歩いていきましょうね。

 これだけたくさんの方々が温かい言葉をくださったことを
 こころから感謝しています。本当に、本当に、ありがとうございます。

(2008年11月6日(木)の活動日記)

● 1日をのりきること、その繰り返しが僕の人生だ

 ほとんど眠る時間が無いままに起きて
 朝食を食べる余裕も無いままに家を出発して

 いのちのやりとりについて
 話し合う。僕は必死だ。

 今の日本社会では、いのちが長く続くかどうかは
 お金があるかどうかに左右される。サイテーな社会だと感じる。

 政治家としての自らの無力さを感じる。
 政府の無能さには殺意を覚えるほどうんざりする。

 2時間、話し合ったのち、移動して
 すぐに別の場所へ。

 そこでもまた、いのちについて話し合う。

 限られた45分ほどのあいだに
 現状の正確な分析と
 想定される将来を全力で説明する。

 けれども、僕の話が
 相手に理解されたとはとても思えない。

 すぐバイクに乗って30分間、移動。
 自分が発した言葉を何度もあたまの中で繰り返してみる。

 ようやく20分だけ時間ができたので、
 プライバシーを守ってくれる数少ない場所へ。

 必死で気持ちを切りかえる。

 失われつつあるいのちのことや、
 あらゆる苦難に満ちた道のりを進む人々のことを
 20分だけ忘れようと努める。

 その後、急いで横須賀中央駅へ向かい、
 メディアの方と待ち合わせて、インタビュー取材を受ける。

 30分の予定のインタビューを
 3時間ぶっとおしで話し続けてしまった。

 中学生・高校生を読み手のターゲットにした取材だったので
 とにかく全力で自分の想いをさらけだした。

 最後に「将来の夢や目標がありますか」と尋ねられて、

 「プロの政治家として
  絶対に実現しなければならない政策や
  解決しなければならない問題はいつもたくさんあります。
  1秒も忘れたことはありません」

 と答えた後で、

 「けれども、個人としての夢や目標は
  今の僕には全く見つかりません。
  そもそも生きていかねばならない理由も分かりません。

  全力で仕事をしていれば、政策が実現すれば、
  他人が喜んでくれるから
  何となく生きている張り合いもあります。
  けれども、それは僕の夢や目標とは全くカンケーありません。

  僕には生きる意味も分からないし、
  これからの夢も目標も全く分かりません」

 と答えた。

 夢や目標は、人生の中で見つかったり消えていったりする。

 実現したり、実現できなかったり、
 方向転換せざるをえなかったり、いろいろだ。

 「夢を持て」とこどもに語る大人に出会うと
 僕は死ぬほどうんざりする。

 そんなものは、持てるこどもは自発的に持っている。
 言われなくても目標があるヤツは勝手に目標を持っている。

 僕には、生きていく理由なんて分からない。
 与えられたいのちを生きているだけだ。

 「生きていれば、きっと良いことがあるよ」

 なんてセリフはウソだ。
 そんなに世の中は優しくも甘くも無い。

 どん底の暮らしのさらにどん底の暮らしがある。

 生きていれば、
 もしかしたら良いことも
 たまたまある時も少しだけあるかもしれない。

 そんなたまたまを期待しながら
 生きていけるほど、
 人はみんなが強い訳では無い。

 だから、助け合う。
 人は、助け合うのだ。

 取材の最後は

 「それでもあえて一緒に生きていこうと
  中学生や高校生たちに伝えたいです」

 と締めくくった。

 僕のリアルとは、こんなだ。

 1日を、何とか今日1日をのりきること。
 その積み重ねが34年間つづいている。

 ただ、それだけのことだ。

(2008年10月21日(火)の活動日記)

● ついにその時が来た...

 5月1日の活動日記にフジノは
 長年抱いていた密かな想いを告白しました。
 (http://www.hide-fujino.com/diary/2008/may1.html#tewotsunagu

 こんな内容です。
   ↓
-----------------------------------------

 「いつの日か載りたい!」と願っているメディアが2つだけあります。
 
 その2つは特別なのです。
 『夢』に近い想いかもしれません。
 
 マスメディア嫌いのフジノですが
 長年とても大切に愛読している本がありまして、
 もしもそれらに載ることができたら、
 手放しでうれしいだろうなあというものが2つあるのです。
 
 そのうちの1つに、なんと載ることができました!
 月刊『手をつなぐ』です。

 (http://www.ikuseikai-japan.jp/books/books01.html

 最初、フジノは辞退させていただきました。

 だって、これまでこの本に載った政治家というのは
 みんな福祉政策のプロ中のプロばかりです。

 例えば、フジノがこころから尊敬する山井和則さん(民主党)や、
 福島豊さん(公明党)などの素晴らしい方々です。

 いつかフジノがこの本に載れる時が来るならば
 それは政治家として10年ぐらい経った時だと妄想してきました。

-------------------------------------------

 月刊誌『手をつなぐ』と
 もう1つの某雑誌(名前はヒミツです)は
 それくらいにフジノにとって特別な存在のですね。

 つい先日もたまたま市民の方と

 「もう1冊の方からもしも原稿の依頼が来たら、
  政治家として『アガリ』というか
  引退する時期なんじゃないかと思うんですよ...」

 なんて話をしていました。

 別の市民の方とも、この本について

 「この本に原稿を書けるようになるのは後10年くらい先だろうなあ。
  本当に『福祉政策をメインにしている政治家』として
  自他ともに認められた時に初めて依頼が来るんじゃないかなあ」

 なんて話をしていました。

 それがなんと...

 今日、編集部から原稿の依頼が来たのです!

 じっくりとお話をうかがった上で
 依頼を受けさせていただくことにしました。

 いや、人生って何があるか分からない。
 すごい衝撃でした。


● 全然うれしくない...っていうか、責任の重さが怖い

 でも、実は全く喜んでいないんです...(泣)

 今回の依頼された原稿のテーマが
 あまりにも難しすぎて

 フジノの能力を明らかに超えているんです。

 たいていの場合、講演や原稿を依頼されたら
 依頼してくれた方の目的をじっくりとうかがった時点で

 こころの中ではすぐに
 構成が完成しちゃうんです。

 でも、今回の依頼は、全く見えない。
 どうなるか想像がつかない...。

 自分自身がずっとこの本を読んできた訳で、
 そこに記されていることに救われたり励まされたりしてきました。

 ものすごく責任が重大です。

 だけど、テーマが難しすぎるよ...。

 でも、このテーマでなければ
 フジノに依頼がこなかったのも分かりました。

 フジノの他に今回の原稿依頼の候補にあがった方々の
 お名前をうかがって、あまりにビックネームなのでショックでした。

 特にお1人の方は、フジノがこころから尊敬する大学教授の方でした。

 そんな尊敬する方をさしおいて、
 あえてフジノが指名された理由は
 編集部の説明をうかがってとても良く分かりました。

 確かに、フジノにしか書けない気がします。

 ああ、でもこんなにも長年の夢だったことが
 こんなにも苦しいことだとは思わなかった...。

 もしも原稿がボツにならなければ
 来年1月号に載ることになります。

 それがもしうまくいったら、ぜひみなさまに真っ先に
 この活動日記でお伝えしたいと思います。

 ああ...あまりの責任の重さに
 押しつぶされてしまいそうだよ。怖いや。

(2008年8月8日(金)の活動日記)

● 『自治体経営戦略』を学ぶ講義シリーズへ

 (今回の内容は、グチです)

 今日は、みなとみらいクイーンズタワーの中にある
 神奈川大学エクステンションセンターに行ってきました。

 5回シリーズの公開講座、

 『自治体経営戦略〜自治体経営に必要な基礎知識〜』

 に参加する為です。

 募集人数も20名程度とこじんまりしているので、
 講師の方々にも割と気軽に質問できそうな感じがしたので
 応募してみました。

 そして今夜が第1回目でした。

-----------------------------------------------

 初回ということで、神奈川大学で講師をしている
 若い先生が概論を話しました。

 今日、先生が語った内容は、こんなでした。

 ・日本の行政機関の現状

 ・行政改革の方向

 ・行政改革の5つのアイテム
   マニフェスト、戦略計画、行政評価、公会計改革、監査制度改革

 ・自治体経営論とは(1)
   経営とは、自治体経営とは

 ・自治体経営論とは(2)
   民間企業との比較、トップは官民どちらも市民・消費者

 ・行政経営と「マネジメント論」

 ・マネジメントサイクル

 ・NPM(ニューパブリックマネジメント)理論とは(1)

 ・NPM(ニューパブリックマネジメント)理論とは(2)
   NPM理論の4つの理念
   顧客(住民)志向へ、手続き主義から成果主義へ、
   市場原理・競争主義の導入、権限委譲。

 ・戦略計画の策定

 ・戦略的行政評価(1)

 ・戦略的行政評価(2)評価指標

 ・公会計制度改革の概要
   ストック情報の欠如、コスト情報の欠如、
   アカウンタビリティの欠如、マネジメントの欠如。

 ・電子政府の概念

 レジュメはこんなです。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/08management.pdf

 市民のみなさまにはなじみの無い単語ばかりかと思いますが、
 政治・行政の業界では、初歩中の初歩の内容です。

 これらは政治家ならば 
 知ってて当たり前の基礎知識で、
 多くのまちがこれらを実践してからすでに数年が経っていて

 新たに問題点が見えてきたり、
 独自の改善を行なったり、というのが現状です。

 また、かつては大人気だったNPM理論に対して
 否定的な意見も多く出ています(フジノもその1人です)。

 でも、そもそも『基礎』の『第1回』ですから
 この初歩レベルなのは当然のこと、というか、

 まわりもみんなあらかじめういうものだと
 納得づくで参加しているものだと思っていました。

 それがそうじゃなかったんです...。


● もともと2時間で学べるはずがない内容なんだから

 生徒の中に「質の悪い」というか「招かざる客」がいて
 フジノは本当にとてもがっかりでした。

 会場の参加者は、
 2分の1が行政マン(勉強熱心でうれしいです)、
 4分の1はNPO関係、
 4分の1が市民の方々、
 という構成でした。

 1時間30分の講義(プラス休憩10分)が終わり、
 ラスト20分間に質疑応答の時間がありました。

 まさにこの『質疑応答の時間』こそが
 今回の講義シリーズでフジノが求めていた時間でした。

 しかし...。

 そこへ、パッと手を挙げたおじさんがいて

 なんと1人で10分以上にわたって
 ボロクソに講義の内容について先生を非難したのです。

 例えば、

 「こんなことは全部知っている!」

 とか、

 「こんな講義の為にお金を払ったんじゃない!」

 とか、

 「もっと具体的な戦略を話しあいたかったんだ!」

 などなど...。

 あんまり長く続くので他の方々が質問できなくて
 しまいには、まわりの参加者もキレて

 「あなたと先生で1対1で話し合えばいいだろ!」

 「知ってるなら途中で帰ればよかったじゃないか!」

 と、怒りのヤジが飛びました。

 とりあえず先生はクラスを解散させて
 質疑応答の時間はゼロになってしまいました。

 なんてこった...(涙)

---------------------------------------------------

 あーあ...。

 タイトルでも書きましたが、もともと今日の講義の中身は
 本気で議論をしたいと思うならば、2時間なんかじゃムリなんです。

 市民公開講座で語られる基礎的な内容なんて
 効率的にしっかりと学びたければ
 薄い入門書を自分で読んだ方が確実に速いと思います。

 今日の講義というのは
 本来ならば何冊もの専門書になっている内容を
 かみくだいてわかりやすくして
 2時間にぎゅっとおさめたものなのですね。

 そもそも今日の講義の内容は
 ふつうの新しい政治家ならみんな常識として知っている内容です。

 例えば、
 『ニューパブリックマネジメント理論(NPM)』という理論がありますが

 名前に「ニュー」なんてついていますが
 もう20年以上前に世界の多くの国々で取り入れられた手法です。

 (だけど、日本では何故か今もモテはやされています)

 じゃあ、フジノは知っている内容なのに
 何故わざわざ申し込んで行ったのかと言えば

 (1)教える先生(研究者・学者)は、
  深い知識と最新の情報と学問への情熱を持っているはず。

 (2)他の参加者はきっと行政マンで、
  自治体の現場で働いていて
  リアルな経験に裏づけられた考えがあるはず。

 フジノは彼ら/彼女らからこそ学びたかったのです。
 だから申し込みました。

 (1)ですけれど、そもそもこういう市民公開講座を
 大学の夏休みシーズンにやらさせられるような方というのは

 若くて研究熱心だけれども、
 大学での職位はまだ低い、という方が多いです。

 (講師とか非常勤講師ですとか。つまり、教授とか
  割と高い地位にいるような研究者は教えに来ないですよね。

  あ、ただし、これはフジノの大学時代から現在に至るまでの
  体験からくるイメージですからね。
  100%事実、ではありませんからね。ご注意ください)

 でも、そういう方こそ魅力的なんです。フジノは
 新進気鋭の学者の方々と出会い、対話をしたいと望みました。

 (2)も同じです。

 平日の夜19時から21時まで、わざわざ学ぼうという人は
 きっと行政マンが大半だと思いました(実際そうでした)。

 横須賀市役所の職員の多くも勉強熱心ですが、
 やっぱりふだん市議会で対立する立場なので

 仕事の時間を終えたからといって
 あんまり仲良く議論したりするのは難しいです。

 でも、こうした公開の場で出会った
 他の自治体の職員さんたちとの会話はすごく有益なことが多いです。

 ふだんフジノは福祉カンケーのいろいろな学会に行きますが
 本当に良い出会いが多くあります。

 全く同じ理由で、きっと良き行政マンと出会えると願って
 今日は参加をしてみました。

 それなのに、1人のクレーマーのようなおじさんのせいで
 すっかり第1回目の講義はぶちこわされてしまいました。

 あーあ。

 でも、絶対に次回以降は、そういう人が
 グダグダわめきはじめたら僕はバシッと止めることにしよう。

 今回は、体調が悪かったのと
 政治家ってことでおじさんを止めたらよけいにモメるんじゃないかと
 止めようとしなかったんですね。

 でも、大切な政務調査費で行かせてもらっているし、
 次回からは授業料以上のもとを取ってくるぞ!

 がんばろう!

(2008年7月22日(火)の活動日記その2)

● 泣けて泣けてしかたがなかった、ご葬儀

 7月18日から21日まで、フジノは千葉県市川市に居ました。
 『WRAP』集中クラスを受ける為です。
 (http://www.hide-fujino.com/diary.htm#080718-2

 くたくたに疲れ切って
 ようやく昨日21日夜に横須賀に帰ってきたのですが
 なんだか自宅の周辺がざわざわしています。

 喪服を着た人たちの姿をたくさん見かけるなあ、と思いながら
 バイクを止めて、自宅に向かう階段をのぼろうとすると

 喪服を着た見知らぬご夫婦の方から

 「お通夜の会場はどちらかご存知ですか?」

 と、尋ねられました。

 そこで、

 「すみません、僕は3日間出張で、
  ついさっきまで千葉県にいたので何も分からないんです」

 と、お答えしました。

 すると、そのご夫婦から

 「まあ!じゃあ、あなたはAさんが亡くなったの、ご存じないの?」

 と逆に尋ねられてしまいました。

 Aさんというのは、フジノのご近所に暮らしている
 フジノをすごく応援してくれているらしい方の、夫のお名前でした。

 「え!お亡くなりになった、って
  あんなにお元気な方が本当に亡くなったんですか!?」

 「そうなのよ、19日に亡くなったのよ...。
  今夜がお通夜で、明日がご葬儀なの」

 僕は、そこまで聞くとお礼を述べて
 すぐに小走りで自宅への階段をかけあがりました。

 WRAP集中クラスに参加する為の
 3日分の洗濯物やら資料やらがたくさん入った
 大きなキャリーバッグがとても重くてたまりませんでした。

 もしその情報が事実なら

 (喪服の方々がたくさん居らしたから
  誰かが亡くなったのは事実だ。

  でもとにかく問題は、
  本当にAさんが亡くなってしまったのか、ということだ)

 それは僕にはあまりにもショッキングなことで
 まだ70代になったばかりのAさんは

 僕にとって、選挙に出る前からの
 長年の大切な隣人でした。

 初めて選挙に出る時、僕は近所の誰にもお伝えしませんでした。

 とにかくご迷惑をおかけするのではないかというのが不安で
 とても伝えることができませんでした。

 6年前、やがて、横須賀中央Yデッキで
 朝と夕方に僕が街頭演説をしていることが
 ご近所でウワサになりだした時も

 Aさんは一切、そのことに触れないでくれました。

 そして2003年4月に当選した後も
 Aさんの態度は全く変わることなく

 例えば、僕が朝ごみを出す時間が早すぎれば(例えば朝3時とか)

 「カラスが来てしまうからやめてください!」

 とか、

 朝、布団を干したまま仕事に出かけた日に
 お昼から大雨が降った夜に偶然お会いした時には

 「布団が見えたからとりこんであげたかったけど、
  庭に入るわけにも行かないし、どうにもできなかったよ」

 とか、

 時には、ただのあいさつをしたり、
 時には、怒鳴られたり、

 政治家になる前と本当に全く変わらない
 隣人としておつきあいして下さいました。

 彼の奥さまは僕の立候補を知った時から
 どうやら表立って応援して下さっていたようなのですが

 失礼な話なのは百も承知なのですが、
 僕は『近所だから』とかいう理由では応援されたくないのです。

 あくまでも、『政策』で判断していただきたいのです。

 だから、今に至るまでほとんどその奥さまとは
 お話をしたことがありません。

 当選してからは僕の自宅には
 いろいろな嫌がらせがあって

 ご近所にも迷惑が及んでいないのか
 いつも心配でした。

 でも同時に、ご近所の方々を避け続けました。

 僕はご近所づきあいがニガテで避けてきたのですが
 急にたくさんの親しげなご近所さんが増えたからです。

 やれ、こどもと学校が同じだ、とか(そんなの知らない)、
 やれ、同じ習字に通っていた、とか(何の意味があるの?)、
 知らない人たちが親しげにたくさん話しかけてくるようになりました。

 僕はそれがとてもイヤでたまりませんでした。

 けれども、僕が政治家に転職しようがするまいが
 全く一切変わらずに僕に接し続けてくれた

 おっかないご近所のおやじさんであるAさんのことが
 僕はかなりとても大好きでした。

 政治家への当選後、特に2回目の選挙で2位当選をしてから
 あまりにも多くの人々が僕への態度を変えました。

 僕は、僕への態度を変える人々が
 大キライでたまりませんでした。

 けれどもAさんだけは、ガンコオヤジなまま全く変わらず、
 時には僕もむかつくくらいなガンコさで、
 でもそういうAさんが大好きでした。

 だから、もしも本当にAさんが亡くなったとするならば

 いや、僕が千葉県に行く直前まで元気いっぱいだったのに
 亡くなるはずが無い、ありえない、という気持ちで
 とても信じられませんでした。

---------------------------------------------

 Aさんのお宅に行くと、全く人の気配がしませんでした。
 玄関のベルを鳴らしても誰も出てきませんでした。

 そこで近所中を走ってまわって、
 いろんなお宅の玄関のベルを鳴らしてみたのですが
 みんなお通夜に行ってしまっているのか、
 出てくれません。

 こころあたりの斎場や町内会館に電話をかけても
 全然、Aさんのお通夜にはつきあたりません。

 「もしかして、亡くなったのはAさんじゃ無いんじゃないの...」

 と信じたくない気持ちをひとりごちて、
 急いで喪服に着替えてとにかくバイクに乗りました。

 行くあては全く無いのですが
 とにかく喪服を着て歩いている人を見つけたら

 かたっぱしから話しかけて
 尋ねてみることに決めたのです。

 やがて、20時を過ぎてしまい、
 お通夜(もし本当にお通夜が行なわれているならば)には
 まにあわない時間となってしまいました。

 やがて、喪服の2人組の女性を発見しました。

 バイクを止めて、急いでその2人のもとへ走りました。

 「すみません!今日のお通夜、場所はどこだったんですか?」

 「あら、もう終わっちゃったわよ」

 「僕、さっきまで千葉に出張で、
  亡くなったことさえ本当かどうか知らないんです。
  本当にAさんが亡くなったんですか!?」

 「そうなのよ、本当に急に亡くなって...。
  19日に亡くなってしまったの。

  今日のお通夜はムリでしょうけど
  明日の告別式はBという場所で行なわれるから
  ぜひ行ってあげて」

 「分かりました。ありがとうございます...」


-------------------------------------------------

 せっかく千葉県市川市で
 『WRAP』(元気回復行動プラン)の研修を受けてきたのに
 僕の元気は完全にマイナスになってしまいました。

 何故、あんなにお元気なAさんが亡くならねばならないのか...。

 なんでおれは3日間も横須賀を離れてたんだ...。

 いろいろな想いが浮かんでは消えていきました。

 明日、とにかく仕事はキャンセルして
 お昼からのご葬儀には必ず出席しよう、と決めました。


● 議員バッジをつけての初めての告別式

 僕は、政治家がお通夜や告別式に
 たいした知りあいでも無いのに同じ町内だからと出席するのを
 かなり激しい嫌悪感をもってみてきました。

 そういう行動は、フジノにとって
 『古き悪しき政治家の象徴』だからです。

 だから、葬儀の連絡がまわってきても
 直接に面識のある方で本当にお世話になった方の
 ご葬儀以外には絶対に行きません。

 ましてや、議員バッジなんか
 つける理由がありません。

 けれども、Aさんのご葬儀には
 あえて議員バッジをつけていこうと決心しました。

 Aさんという隣人との交流は、
 まさに僕の理想的な交流でした。

 仕事で僕のことを差別しないで、
 まだまだ未熟な僕ですから隣人として怒鳴られたり

 資源ごみを出すのに大きなのを両手いっぱいに
 僕もAさんも抱えている時とか、お互いに笑いながら

 「やっぱりこういうのは1回で運ばないと
  めんどくさいからね」

 と、小走りで階段をお互いに降りていったり

 とにかく政治家になってから5年間にわたって
 今まで1度も政治のことに触れずに僕と接してくれました。

 かたや、僕がどれほど家族を大切に感じていて
 父のことで悩み苦しんでいるかについても
 ある時、話を聞いてくれました。

 そんなAさんは、
 きっと僕がこの肩書きを全く好きじゃなくて

 それでもやらなければならないからやっているということを
 とても深く理解してくれていたのではないかと
 ある時から思うようになりました。

 だって、Aさんの奥さんは熱狂的な感じで
 フジノのことを応援してくれているらしいのですから

 (あまのじゃくな僕は
  今でも奥さんと一切お話したことがありません)

 夫であるAさんが僕の職業を知らないはずがありません。
 
 つまり、とても気を遣ってくださっていたのではないかと
 ある時から、あることをきっかけに、
 鈍感な僕でもようやく気がつきました。

 プライベートの僕を徹底的に放っておいてくださる態度こそ

 政治家フジノにとっては仕事が徹底的にやりやすいのです。
 まさに、Aさんはそれをしてくださってたんだな、
 と気づきました。

 それならばこそ、きちんと最後は
 個人としての藤野英明としてだけではなく
 政治家としてもこころから感謝の気持ちをあらわしたい、と
 思ったのです。

 僕にとって、世界の他の国には存在しないのに
 日本とわずかな国だけに存在する『議員バッジ』は
 政治家の特権意識のシンボルとして、つけるのが恥ずかしいものです。

 でも、同時に、確かにスーツにバッジをつけるだけで
 多くの人々が権威を僕に感じるようになるのも事実です。

 僕が、個人としてだけではなく
 政治家としても感謝を示すには

 逆説的ではありますが、議員バッジをつけての参列が
 ふさわしいのではないかと感じるに至りました。

-----------------------------------------------

 午前中、ジュニアハイスクール議会に出席して
 自分の提案が実現していく姿にわくわくしながら

 お昼で退席して、Aさんのご葬儀に向かいました。

 僕は、すっかり泣けて仕方がなくて
 また自分のまわりから味方がいなくなってしまったことが
 さみしくてたまらないことに気づきました。

 どんどん、親しくしてくれた人が亡くなっていってしまう。

 もうAさんのように、ご近所さんで
 僕のことを善意をこめて怒鳴ってくれる頑固オヤジなんていない。

 さみしい。本当にさみしい。

 でも、ありがとう、Aさん。

 あなたのような方の存在に支えられて
 僕は政治家として全力で働く

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