|
(2008年2月29日(金)の活動日記その1)
● 長期休職や早期退職に追い込まれる先生たち
予算議会での市長への質疑、第2日目です。
本日は、3名が代表質問を行ないました。
原田あきひろ議員(研政よこすか市民連合)と
岩沢章夫議員(公明党)と
井坂しんや議員(共産党)です。
3人の質問の中で
フジノが強く関心を持ったものをご紹介します。
------------------------------------------
原田あきひろ議員は、
『疲弊する教育現場の実態について』というテーマで
次の3点を教育長に質問しました。
1.精神疾患を起因とする休職者の状況と対策について
2.定年前に退職する教職員の分析について
3.病気休職者数について
これって、本当に重要なテーマだとフジノは感じています。
つい先日の日本教育新聞のインタビューでも
『増加する教師の自殺』について、コメントを求められたばかりです!
(http://www.hide-fujino.com/diary.htm#080226)
自殺に追い込まれる方々の中には
教職員の方々も多数いらっしゃいます。
また、自殺に追い込まれなくとも
うつ病や精神疾患へと追い込まれている方々が
本当にたくさんいらっしゃいます。
今回の原田議員の質問は、
改めて教育現場の『疲弊の実態』を浮き彫りにしました。
教育長からの答弁は、次の通りです。
1.精神疾患が原因で休職した教職員数(小中学校合計)は、
平成15年 9人
平成16年 8人
平成17年 11人
平成18年 10人
平成19年 14人
対策としては、教職員の方々にどんどん相談してほしい。
学校関係の相談窓口としては
教育研究所の中に
学校・学級経営相談を設置してある。
メンタルヘルスの相談窓口として臨床心理士などによる
心理相談がある。これらを積極的に利用してほしい。
2.定年退職より前に退職した(勧奨退職に応じた)教職員
退職した本当の理由は、個人のプライバシーなので
教育委員会では調査することができていない。
第2の人生を早めに始めたい、とか、家族の介護の為、とか
雑談の中で聞くことはあるが正式には確認するデータは存在しない。
過去5年間の、全ての退職者数のうち
定年退職より前に退職した教職員(勧奨退職)の割合は次の通り。
小学校 50.6%
中学校 50%
3.現在、病気休職している教職員の数(H20年2月1日現在)
小学校 13人
中学校 4人
以上のような数字となりました。
● 責任感で追いつめられる先生をどうしたら救えるのか
予算議会がスタートする前、
たまたま教育研究所の所長とお話しました。
『増加する教師の自殺・うつ』についてです。
フジノがお話したことは
「僕の人生を通じて出会った熱意のある素晴らしい先生ほど
休職をしたり、早期退職をしてしまっている。
小中学校や高校時代に
僕の人生を助けてくれたような熱意のある方々が
うつに追い込まれてしまったり
早期退職してしまっている現実は
本当にやるせない。
がんばっている先生が、認められない時代なのでしょうか?」
というものです。
教育研究所長からは
「放課後に若手の先生が
先輩・同僚の先生方と一緒に雑談をする、というような
かつては当たり前だったことさえ
できないくらいに時間が無い現実もあります」
「授業と授業の休み時間も先生方は仕事に追われて、
放課後も夜遅くまで学校に残り、土日も仕事、
という状況は確かにあります」
とのお話をうかがいました。
1人の先生だけが追い込まれない為にも、
先生方はチームを組んで
こどもたちの教育に取り組んでいくようにしており、
抱え込まないように十分な配慮をしている
とのことです。
また、教育長の答弁にもあったように
教育研究所では『学校・学級経営相談』『心理相談』などの
先生方向けの相談窓口をいつでも使えるようになっています。
さらには、先生方向けの研修プログラムの中には
メンタルヘルスについての講座もたくさんあります。
このように、様々なサポート体制はあるのですが
フジノがお会いしてきた先生方のお話をうかがうと
基本的に学校の先生たちは『責任感』がとても強いのです。
その熱意がやがて自らの心身を追い込んでいくように
フジノは感じています。
真剣に生徒や問題と向き合ってくれる先生ほど
追い込まれてしまうような気がしています。
「どうしたら熱意ある先生方を守ることができるだろうか」
と、教育研究所長とのお話を通して
フジノは考えたのでした。
それから数日後の今日、原田議員の質問を聞いて
改めてこの問題に向き合うこととなりました。
今日の市議会が終わったのは夜7時を過ぎていたのですが
教育委員会事務局の教職員課長と
この件について話し合いました。
すでに、文部科学省でも
教職員の多すぎる仕事(例えば山のような書類づくり)を
省力化する為の取り組みが始められているようです。
また、様々な検証が成されているそうです。
けれども、早期退職をした方々の
『本当の退職理由』を公式に調べる術は無いようです。
教育業界では、勧奨退職という制度があって
定年退職よりも早く辞めることができるのですね。
表向きには『勧奨退職』
イコール『後進に道を譲る』こととされています。
でも、そんなタテマエはやめた方が良いとフジノは考えています。
何故、ベテランの素晴らしい先生方が辞めていくのか、
退職者の5割が定年よりも早く辞めていってしまうのか。
その本当の原因を探らなければ
こどもたちもかわいそうです。
文部科学省による対策も積極的に進めてほしいのですが
フジノとしては、いろいろな機会に出会うがんばっている先生方に
決して燃え尽きないでほしいという願いと
その為の具体的な相談窓口の情報とを
もっと伝えていかなければならない、と思いました。
-----------------------------------------------
予算議会での市長とのやりとり(第2日目)は
こんな風でした。
他にも大切な質疑が成されたので
後日、また書きますね。
本会議はインターネット生中継もありますので
ぜひご覧になってくださいね。
(夜になると、録画も観られるようになります)
フジノは3月3日に一般質問を行ないます。
順番は、6番目で最後です。たぶん、午後3時くらいかな?
ハッキリとした時間は分かりません。
お楽しみに...。
|