ここから本文です
むらちゃんブログ(山スキー、登山、富士山&オペラ♪)
まちゅらおちゃんの思い出を綴ってみたいと思います。

書庫全体表示

残されたスノーボード

5/18に富士山に登った時にあった、奥宮前のベンチに縛り付けられたスノーボードです。このスノーボードの持ち主は5/4に遭難された方になるそうです。

事故当時の状況について、伝え聞いたことを書き連ねてみます。

遭難者はお釜の内側に滑落し、虎岩の上で止まったそうです。

そこから登山者数人で馬ノ背に引き上げたそうですが、その時点では遭難者の意識はあったそうです。

馬ノ背から奥宮前に移動したそうです。

ヘリでの救出は気象条件で難しくなり、地上救助隊も当日の救出には間に合わない状況になったそうです。

山頂に遭難者を取り残した場合、生存の可能性が極めて低いという判断が現場に居た人達の間でされたそうです。「見殺しには出来ない」ということで山頂に居た登山者のみで自力救出を始めたそうです。

富士宮口登山道を下ろし始めて間も無く、救助を手伝っていた一人の登山者が滑落、二重遭難事故が発生したそうです。

遭難者の救出は断念され富士宮口登山道山頂直下の急斜面の途中に遭難者は残されることになったそうです。

以上は伝え聞いた事であり、検証は行っていませんのでご了解ください。しかしながら、遭難者は死亡、滑落した方は現在(2014.5.22)も行方不明ということは事実です。

救助を手伝った登山者は近くを通りかかった人達で、遭難者の仲間から救助の手伝いを頼まれてそれに応じていたと聞きました。

富士山の山頂付近で事故があった場合、山頂付近は風が巻くように強く吹いていて、ヘリでの救出はほとんどの場合が難しくなっているようです。地上救助隊は準備、編成に数時間かかり、五合目から山頂まではさらに4〜5時間かかるので、当日の救出はほぼ難しいというのが現状です。富士山山頂付近で行動不能になり、自力下山ができない時はビバークをしなければなりません。5月になっても夜間の気温が−10℃以下になることはよくあり(昨夜は-8℃:2014.5.23)、自分の命は自分自身で守ることになります、その覚悟と装備がないと生還することは困難です。

また富士宮口登山ルートは南向きで雪が緩みやすく、駐車場から山頂までの標高差が最短のため多くの山スキーヤーが利用しますが、富士山で2分される気流の南側に突き出た位置になり、乱れる気流でヘリの接近は困難になっています。万一事故が起きたときは、そのことを念頭に行動することが求められると思います。

また救助要請があった場合、自己の安全が優先という判断はやむを得ないと思います。万一の事故が起きたとき、富士山はそれほどに過酷な山であるのも事実だと思います。起きてしまった事故に向き合い、今後の登山の安全に生かしていこうと思うばかりです。

あらためて亡くなられた方のご冥福と、行方不明になられた方の1日も早い発見を、心よりお祈り申し上げます。
イメージ 1


登山の安全の参考にしていただけたら、という気持ちで掲載しました。(ムラ)

このブログの書庫は「山スキー」です。

  • むらちゃんさん、北岳のアドバイスありがとうございました。
    今年のゴールデンウィークも富士山で事故があったのは悲しいですね。
    救助していた方まで事故に合うとは、ほんとうに心が痛みます。
    ところで、むらちゃんさんはゴールデンウィークのとき間ノ岳山頂から右に巻いて野呂川右俣沢に滑り込んだと思うのですが、右俣沢下部の雪がなくなっていても歩きで進めそうですかね?
    渡渉を想定して、沢登り用の足袋を持って行こうか考えているところです。

    [ しばちゃん ]

    2014/5/23(金) 午前 8:41

    返信する
  • しばちゃん
    野呂川右俣ですが、選べば飛び石で渡れそうなところが多かったですが、足袋があれば心強いと思います。それより雪解けが進んでいるとあの滝がどうなっているか、ちょっと心配です。

    むらちゃん

    2014/5/23(金) 午後 4:31

    返信する
  • 顔アイコン

    こんばんは。ツイッターから来ました。
    当日剣ヶ峰から富士宮山頂に下る途中で、遭難された方とすれ違いました。ひどく疲れた感じで印象に残っています。
    滑落を知ったのは下山後なのですが、二次遭難まで起こってしまい非常に残念です。
    これを、今後の山行の教訓とすると共に亡くなられた方のご冥福をお祈りしす。また、行方不明者が一日も早く見つかることを祈ります。

    たけ

    2014/5/23(金) 午後 11:45

    返信する
  • たけさん
    今日も登ってきましたが、スノーボードは残置されていて、痛々しかったです。たくさんの方が登っていましたが、事故が無いように山頂の神社にお祈りしてきました。行方不明の方の情報は今日も無かったようで、残念です。

    むらちゃん

    2014/5/24(土) 午後 5:45

    返信する
  • 顔アイコン

    この話で一番浮かばれないのは、救助を手伝って滑落遭難された方ですね。
    手伝いを依頼され、自信が無ければ、自分の技量では2重遭難のリスクがあるので辞退しますとは、言い難い状況ですが、敢えて言うことが大切な気がします。

    遭難したら警察、消防の救助隊、近くの誰かが助けてくれるはず、という考えの人が多いのかな?

    このような事故が再発しないよう登山者各人が事故対応について考えねばなりませんね。 削除

    [ KaZU ]

    2014/5/26(月) 午後 7:20

    返信する
  • 顔アイコン

    むらちゃん、スノボーまだありますね・・・本当に気持ちが沈みます。事故を起こした方を残すか救助するかの判断はその場にいた人達の心境が手にとるように分かります。私も経験しましたが私の場合は話が出来る人を置き去りにするわけですから心が半分裂けたような気持ちになりました。でも冬山をやるからにはそれだけの覚悟は必要だと改めて悟りました。遭難の方の車とスノボーを見るたびに辛いです・・・早く見つかる事を願っています。

    やまちゃん

    2014/5/26(月) 午後 10:41

    返信する
  • 顔アイコン

    KaZUさん
    「浮かばれない」ほんとうにそうだと思います。行方不明になられた方の車が五合目駐車場に残されていて、それを見ると心が痛みます。ザックなどの遺留品が見つかり、車も分かっているので身元は確認出来ていると思いますが、肝心の本人が見つかりません。元祖七合目から右トラバースして山頂から続く斜面をなるべく見るようにしていますが手掛かりは発見できません。5/5の大雪で埋まっていると思われますので、雨の翌日などは発見可能性が高いと思っています。

    ところで救助要請、過酷だけれども出来る範囲という判断になると思います。それよりも事故を起こさないために、雪が硬い日は無理な滑降を控えるようにしたいと思っています。

    むらちゃん

    2014/5/26(月) 午後 11:40

    返信する
  • 顔アイコン

    やまちゃん
    「スノボ」も「駐車場の車」もそのままですね、無言の遺留品を見ると、さぞや無念だったろうと思うと心が痛みます。

    昨年末の御殿場口での滑落事故&救出事故、5月のお釜滑落&二重遭難事故、世間を震撼させる遭難事故だと思います。今後の富士山の積雪期の登山を続けるためには登山者自身も意識を変え、リスクに対する考えを徹底させなければ、と思います。行政側も「禁止」を前提にするのではなく、多様な富士山登山を受け入れて欲しいですね。

    むらちゃん

    2014/5/26(月) 午後 11:51

    返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

開くトラックバック(0)

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事