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62・・・・ルトバ 、 ケーブルの堀を掘っている地盤が固い。草原にとぐろを巻いていた蛇




ルトバのキャンプに入って 2度目の金曜日 一人町に行ってみた。

町といってもどこがどこかわからない。

キャンプのまわりは草原で家一軒建っていない。

この広い草原の向こうに一本の幹線道路と数軒の家がある。

この草原を横切ってそっちの方に歩いていってみよう。

もちろんキャンプにはくるまがあるけれど、勝手に乗ってくことはできない。

休みだからといって車をこんな用事で使わせてくれない。

このあたりは起伏がある。西側は幾分土地が高い。

それからもうすこし南にいけば雨が降って土砂が流れたように地盤が高低差が生じている。

この段差や地面の状態を見ると雨水が地中にしみ込まず大量に

土砂を流した水無川のようなそんな感じである。

天気は晴れ、空を見上げる、雲らしい雲ではなく うすく白く流れている。

日本のような青々した空でない、やはり砂を巻き上げているといったような空の色である。

10月の終わり頃、今は27〜28度ぐらいか。Tシャツを着てる。

草原を渡る風は、快い。草原も草は10センチぐらいだ。

地面は砂漠といっても白色のきめ細かな砂ではない。

茶色の小石混じりの岩石をくだいたような感じだ。

空とか遠くを見て歩く。  と   。




目の前に蛇がとぐろをまいて私の次の動作を伺っているではないか

これには私はビックリしたゆっくり蛇をみながらあとずさりした。

このまま歩いていたら確実に蛇を踏みつける筈だった、

それよりも蛇に噛み付かれるところだった。5メートルぐらい離れて、ホー、危なかった。

蛇は身構えたままで蛇の方も安心したようだった。

蛇は毒蛇かそうでないか知らないがこんなところで噛み付かれたら大変だ、

誰も人がいないし、人がいたとしても医者がはたして見つかるかどうか、

そう思ってこんどはあまり遠くばかり見ないで足下を見ながら歩くことにした。




2時間ぐらいしてして幹線道路に出た。

キャンプから自動車道を歩いてくれば同じくこの幹線道路にでるのだが今 草原を突っ切って来た。

近くに3,4軒の家があり、ものを売っているような店は無かった。


別段 何をするためにここにきたわけでない。遠くから、 羊が5,6匹歩いてくる。

羊も暇そうであっちで草をつっつきこっちで草をつっつき何か興味ありそうなものを探している。

そのうち2匹がわたしの周りにきた、私は肩にかけているかばんのなかからちり紙とか、、

ノートの2,3ページを破って羊に食べさせようとした。

ひつじはにおいを嗅ぎ、別になんでもないといった様子で私から遠ざかった。

羊の世話をしていた少年が私のところにやってきて何をするんだいといったようすだからこの羊、

紙を食べないのと言って手に残った紙を見せた。少年の年齢は10〜12才ぐらいだ。

それ以上だとすこし警戒するがこの少年だったら大丈夫その後2,3話した

あと急に少年は私の靴を指さしその靴僕に売ってくれないか、と、言う。

なんだい、出し抜けに、私はふいに言ってくるのでもう一度確かめた、


私の靴を指さして、手指で話しを伝える、少年は古い万年サンダルを履いている。

私は当惑した、なんで靴なんか、その時私はちょっとは良い靴を履いていた

買って3年ぐらいはたつがしなやかで履き心地の良い、牛革のスニーカーである。

だけど右側の底の中央部分がすこし割れ初めているからもうこの靴は今回限りでルトバか、

バグダッドでもうおわりにしようと考えていた。

10才から12才少年といっても軽く考えていると大変だ

私の仲間で3ヶ月前にバグダッドの中心部でアタッシュケースを持って歩いていたら、

となりに少年がきた。

十字路に差し掛かってきたところで靴ひもが緩んでいたのアタッシュケースを路上に置いた。

そして屈んで靴ひもを締め直し腰を上げたらもうその時は

子供にアタッシュケースを持っていかれ追いかけたが逃げるのが早く、

おまけに少年は3,4人いたのではないかといっていた。

それでアタッシュケースの中身はどうなった?

、中身もなにもそれきりで、ポカーンとした。

パスポートなどが入って無くて助かったぐらいだけどさんざんなめにあったよ。

私は靴、ここで君にあげてしまったら裸足で帰らなくてはならないからそれは出来ないといった。

かわりの靴でも持って来てれば、この靴あげるよということができたのに。・・・・





町を歩いていて靴を売ってくれとそんなことが日本であるだろうかと思っていたが

3年前会社でそういうことがあったから、面白いなとおもった。

60才を越したT氏が、浜松駅前でブラスバンドの演奏を立ち聞きしていたら、

16〜19才の若者が3,4人固まって私の靴を見に来る。

彼はなかなかダンディーで腕時計も電波時計の値段のはるものをしている。

その時の靴はうちにある靴のなかでも(10足以上ある中で)自分でも一番気に入ってるものだそうだ。

何度も靴を見に来たあげく、もうすこし足を前にだしてくれだとかズボンを上にあげてくれだとか、

いろいろ言われて、

その靴、僕に売ってくれないかとしつっこくいわれた悪い気はしなくて

最後は同じ靴のメーカー名とか購入した靴屋の名前を教えてやったよ。

ヘェー 。





私はこの広い草原を突っ切ってきたけど、

草原を歩いて 開放感を得るのがうれしかった。

何にもないけど、それで満足だ。引き返そう、また草原を歩いた。

そして30分ぐらい歩いてキャンプに通じる舗装した道路に出てそこを歩いた。

しばらく するとワンボックスカーが後ろから走って通り過ぎ、2,30メートル手前で止まった。

「キャンプに戻るところか?乗っていくか?」 日本語だ。誰だろう。

顔を見たけど 知らない顔だ。「歩いて帰ろう、と思ったけど乗せてってもらうよ、ありがとう」

「あんたがたは、建家の、建設の方の・・・・」しばらく走った後、

「ちょっと寄ってくから」 と、くるまは、工事中の無線局に寄った。

そこは鉄塔、建家が建てられていた。

我々はルトバ地域の無線局の現調は一件もしていないからこのチームの連中達と顔なじみでない。

現地では3人の日本人が金曜日(休日)出勤していた。

測定器を持ってなにか測定している。 今度は方向を変え測定している。

一人が私に寄ってきておかしいな接地抵抗というのは東西、と南北でこんなに違うかなあ、

補助接地棒の埋設方向によって測定値が違うんだ。

どのくらい値が違うんですか?2,3オーム違うな。

日本での場合、第一種接地10オーム以下であるが、

9オームとか8オームなどではあまりいい値とはいえない。

場合によっては測り方によっては10オームオーバーしてしまうからだ。

補助接地棒の埋め込み位置によって値が違うということは私も1,2度経験があったから、

日本でもそういうことがあったよと答えた。

その後そのことは何度でも経験した。

だけどその理由というと解らない。




建家から鉄塔までケーブル埋設の側溝が掘られていた、

50メートルぐらいの距離であるがこの溝を掘るのは大変だ。

深さ50センチ幅30センチの溝であるが地面が固い。石英の岩盤のような地質だ。

重機やダイナマイトなんか使ってない。ツルハシで掘ったようだ。

バグダッドなどでも土地が固いけどここの土地は固い、

まるで岩盤のようだこんなところを掘れといわれても

土木屋でない私にとって穴を掘ることはまた大変なことだとおもった。

さて、ここから、15分ぐらいで、くるまでキャンプに戻った。

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