|
2月9日(金)「知財革命」(荒井寿光:角川書店:686円)読了。 ★★★☆☆ 著者の荒井寿光さんは、東大法学部〜通産官僚〜特許庁長官〜通産審議官というエスタブリッシュメントの王道の勝者です。 普通、こういう人が書いた本というのはつまらない、というのが常識なんだけど、この本は面白かった。 日本の知的財産行政のトップに立ち、世界と日本との差を痛感した立場からの貴重なメッセージです。 簡単に要約すると、
面白いの中国ビジネスについての意見です。 一般の日本人の中国に対するイメージは、「世界の工場」として安い労働力でいろんなものを作っている国。コピー商品・ニセモノブランド商品もたくさんつくられているところ、だと思います。 しかし現実はものすごい勢いでかわりつつあります。中国は「世界の工場」から知的財産立国に変わりつつあります。コピー商品の天国だったこの国も、自らの知的財産を守るために知的財産保護の法制度を整えつつあります。そのスピードは驚異的です。 偏狭なナショナリズムやネット右翼的な視点でしか中国やアジアを見ることができない人は、これらの国々の変革を見ることができないでしょう。 私も企業(化学メーカー)の知的財産部署にいますが、今この分野で働いている人の関心は中国の知的財産のこれからです。 毎日のように、有料・無料の中国関連のテーマを扱ったセミナーや勉強会の案内が送られてきます。 私の勤務する会社もこれまでは香港事務所で中国ビジネスを対応していましたが、顧客(日本の自動車メーカー、合繊メーカー)の要請により、上海とシンセンと南通(ベトナムに近い)にも事務所を開設することになりました。 中国にビジネスの拠点がないとやっていけない時代です。
|
全体表示
[ リスト ]


