福縁譚

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そば釉と茶葉末釉

明成化”鱔魚黄”を出品しているから、前の記事や商品説明にそば釉について簡単に描きました。
本節はその補足書きです。

中国の”茶葉末釉”と呼ばれる釉の種類は、日本では”そば釉”とよばれる。
しかし、明清厰官窯出品の茶葉末釉は以前歴代の茶葉末釉とはイメージ上は若干違うので、
官窯特製の品種と理解していただきたい。

唐の時代からすでに黄釉に黒い結晶窯変のものができて、茶黄緑ベースや黒い粉末のイメージから”茶葉末”と呼ばれていたです。

古代日本の薩摩地方と苗代川地方にも黄色、緑色釉に黒い結晶ものがあります。
日本ではそば釉と呼ばれる理由は蕎麦粉のイメージに似ているから。

言葉の違いから分かりやすいですが、日本のそば釉は中国明以前の茶葉末とイメージが近いもの、
明清厰官窯の特製茶葉末とはかなりイメージ的に違う。


以下 いつくかの写真例を見てみましょう:
(中華博物誌掲載 遼 茶末釉瓶)
イメージ 1

(中華博物誌掲載 宋 建窯茶葉末釉碗)
イメージ 2

(薩摩焼き そば釉徳利)
イメージ 3
緑ベースに細い黒結晶 清乾隆時期の茶葉末釉とイメージが近いだが、 表面が荒い、紅土が特徴です。

(乾隆年落款 茶葉末釉長頸瓶)
イメージ 9



(苗代川焼き そば釉花瓶)
イメージ 4
土青黄ベースに部分的に褐色の窯変があります。結晶はあまり見えない。
イメージ 5
そして、紅土も特徴です。

(下図はヤフオク上で出品している”景徳鎮窯茶葉末釉”との名を冠したものです)
イメージ 6
褐色の窯変がなかったけれども、土青黄ベースに結晶は繊細すぎ。赤い土との特徴から日本のそば釉ものです、状態も新しいから、現代製品です。

現代日本国内のそば釉ものは大量に存在していますが、基本的に上記2種類の伝統そば釉ものから継承してきたもので、特徴は分かりやすい:
イメージ 7
この現代製品の土は白色土です。褐色の点々はそば釉の窯変で、黒い結晶ではない。

以上 茶葉末釉とそば釉の違いです。

福縁堂所有:明成化 茶葉末釉小梅瓶
イメージ 8



福縁堂主人





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