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さて北イタリアは、アルプスに近いので、
冬場の天気はいまいちだし、
一考に止まない、冷たい雨が身に沁みた。
成田を発った時の青空が早くも恋しい…
ミラノの誇るスフォルツェスコ城がどんなに立派でも、
石造りの暗い城だし、そしてその歴史もきっと暗いに違いない…(苦笑)
これから、この土砂降りの中、どこに連れていかれるのか…
時差ボケはほとんど解消されていたが、
ツアー全体の気分は全然盛り上がらない…
スフォルツェスコ城、バイバイ…
雨の中で見る石造りの城…やっぱり暗いね…
歩道をトボトボ歩いていると、ふと、水が出っぱなしの水栓発見。
水栓のデザインにも歴史を感じたが、
これはなぜ出っぱなしなんだろう…
イタリア人ガイドのアレキサンドラに、「なにこれ?」と聞くと
「これはアルプスから運ばれてきた水よ」
「飲めるの?」
「もちろん飲めるわよ」
{どうやって?」
「ほら!こうするのよ!」とアレキサンドラが、
水の出てきている蛇口を押さえた。
すると、水栓の怪獣(?)のデッカイおでこあたりから、
勢いよく水が噴き出した。
「これを飲むのよ」とアレキサンドラがにこにこ。
試しに飲んでみた。…真水だった。
アレキサンドラは国が決めた、イタリア人ガイドだ。
日本人観光客には、ツアー会社がつける日本人ガイドがいるが、
イタリアでは、必ずイタリア人ガイドも同行しなければならない。
日本人ガイドに職を奪われないように、ということか、
日本人観光客からガイド料をいただこうということか、
イタリアの若者にもっと仕事を増やそうとするからか、
その全部が理由かもしれないが…
アレキサンドラは英語がぼつぼつとできるようだった。
ミラノの日本人ガイドは、中年女性で、とても強い人だったので(笑)
アレキサンドラは小さくなっているように見えた。
まあ、日本語をしゃべることができないガイドを、日本人ツアーにつけるのは
どういうわけかなと思わないでもなかったけれど、
アレキサンドラはとてもいい感じのお嬢さんだった。
余りの雨降りに、ガイドさんとツアコンのD女史が相談したらしく
屋外の散策は止めて、スカラ座博物館の見学をすることになった。
少しお金を追加することになったが、雨に濡れるよりはよっぽどまし。
博物館の予約をしたのは、アレキサンドラだった。
こういうとき、地元のガイドさんは、役に立つのかもしれない。
スカラ座博物館を見学したのち、アレキサンドラとお別れした。
彼女は、朝から2,3時間ほど、仕事しただけだった。
これはバイトなのだろうか…
いったいどういうシステムになっているんだろう…
次回、スカラ座博物館を見学します。
アレキサンドラはシャイで可愛い女性でした。
(つづく)
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