|
「冷やしたぬきそば」は、東京近郊にしか無いのだろうか。 そばに冷たい汁をかけ、てんかす(揚げ玉)とキュウリを乗せたものだ。 夏になると、立ち食いそばなどでよく食べていた。 キュウリの爽やかさとてんかすのコッテリ感が合わさり、私の好物だ。 30歳で大阪に転勤したが、大阪には「冷やしたぬきそば」が無かった。 大阪で「たぬき」というのは甘辛く煮た油揚げが乗った温かいそばの事で、 東京のてんかすが乗った「たぬきそば」自体が無い。 てんかすはサービスでテーブルに置いてある店が多く、 「かけそば」を頼んで、自分でタダのてんかすをかければいいのだ。 大阪の会社で出前をよく頼むそばやに「ぶっかけ」というメニューがあった。 冷たい汁をかけたそばなのだが、錦糸玉子や何やらが色々と乗っていた。 そこで店の人に頼んで、キュウリとてんかすだけの「ぶっかけ」を作って貰った。 何度か頼むうちに「冷やしたぬきそば」で通じるようになった。 もっとも店のメニューに加わった訳ではなく、私だけの裏メニューである。 大阪から福岡の転勤したが、福岡には立ち食いそばが無い。 立ち食いではないそばやには「冷やしたぬきそば」が無い。 仕方なく自分で作るようになった。 もともと料理と言えるほど難しい物でもない。 かけ汁は、普通のかけ汁とつけ汁の中間ぐらいの濃さにする。 汁はそばにからめるだけで飲まないので、一人前150〜200ccぐらいでいい。 (てんかすが残って油がぎとぎと浮いた汁はとても飲めない) ワサビをつーんとするぐらい入れて、がーっと混ぜて食べるのが私は好きだ。 「冷やしたぬきそば」を食べたい、と思うようになると夏がすぐそこに来ている。 明日もいい日になりますように。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




