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私が妻と結婚したのは39歳の時だった。 つまり、かなり長く独身生活を楽しんでから結婚した。 独身の時によく飲みに通ったお店には共通点がある。 東京の青山、六本木、渋谷、 転勤先の大阪ではミナミ、福岡は天神。 ・小さ過ぎず、大きくもなく、40〜50名ぐらいのキャパ ・ウッディーな作りで、大きなカウンターがある ・料理が美味しい ・従業員は基本的に男性だけ ・BGMに洋楽がかかっている ・深夜まで営業している どの店も時代の最先端をゆくお洒落な店ではないが落ち着く雰囲気で、 決まって音楽関係やファッション関係の業界人が集まっていた。 そして女性客も多い。 一人で行く事がほとんどで、必ずカウンターに座った。 美味しかった料理のレシピも色々と教えてもらった。 BGMのレコードやCDを、私が自由に選んでかけてもOKだった店も多い。 カウンターの女性客と話したいと思う事も度々だったが、 私はナンパが出来ない小心者で声がかけられなかった。 そこで、バーテンに協力してもらって「ピンポン・アタック」を考えた。 「ピンポン・アタック」とは… 私がバーテンと映画の話をしていたとする。 バーテンは女性客に「この映画は見ましたか?」と話題を振る。 女性客とバーテンが話していた場合は、 「○○さんはどうですか?」と私にバーテンが話しかける。 バーテンを仲介して話のラリー(ピンポン)を続け、 自然に私と女性客が直接話し始めたらバーテンは他のお客の所に移動する。 …というものである。 お店にとって私が気心の知れた常連客で、 女性客に悪い事をしない(?)と思ってくれているから出来た事だ。 私がバーテンに目で合図をしたら「ピンポン・アタック」の開始だ。 おかげで楽しい独身生活を送れた。 妻ともそんな福岡のお店で知り合った。 「髪を切ったんですね」と友人と来ていた妻から話しかけられたのがキッカケで、 その前に会った事も、その時「ピンポン・アタック」を使ったのかも覚えていない。 結婚してからは一人で飲みに行く事が無くなり、 「ピンポン・アタック」を使える店も今は無い。 今日がいい日になりますように。 |
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2006年08月17日
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