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先週末は東京に帰り、土曜日の夜は埼玉に母と住む弟のマンションに泊まった。 翌日曜日、小学生の姪っ子、母と弟の車で父の墓参りに栃木へ。 お墓は今市(いまいち)市にあるのだが、 この3月に隣の日光市と合併して日光市になった、と車中で弟から聞いて驚いた。 途中のサービスエリアで休憩し、高速を降りて花を買っても2時間ほどで到着した。 墓参りを済ませ、母は親戚に顔を出すのだろう、と思い、 私と妻は東武鉄道で浅草へ行く、と言ったが、 「あたしたちも帰るわよ」と、この日は親戚に寄らずに一緒に車で帰る事になった。 ちょうどお昼時で、私はなるべく早く浅草へ行き、美味しい物を食べようと思っていた。 しかし、「お母さんに何も食べさせない訳にはいかないでしょ」と妻に言われ、 栃木でお昼を食べる事にした。 いつからかは知らないが、今市は手打ち蕎麦が名物になったようだ。 子供の頃に遊びに行っていた時には蕎麦など食べた事が無い。 お墓の近くにも蕎麦の店があったが、駐車場が満杯で順番待ちの盛況ぶり。 帰りながらお店を探す事にし、鹿沼で見つけた蕎麦屋に入った。 地物の野菜なども売っている「板そば」。 「板そば」が何か知らなかったが、本当に板に載って出される蕎麦だった。 蕎麦粉100%の手打ち蕎麦で、軽く2人前はある。 別に野菜天ぷらを2人前頼み、みんなでつまんだが、母と姪っ子は結局蕎麦を残してしまった。 運転手の弟を気にせず、私はビールを飲んだ。 (もっとも、午前中に出発してコンビニで飲み物を買った時、すでに私はビールを買って飲んでいた) 素朴な田舎蕎麦で、これはこれで美味しかった。 東京へ戻り、浅草へ行く為に車を上野の叔父の所に停めさせて貰う事にした。 (今は叔父の家になっているこの場所で私は生まれ育った) 家に上がって暫く世間話をしていたら、 叔母が「『板そば』へ行ったの!あそこは美味しいわよねぇ」と言っていた。 それなりに有名なお店だったらしい。 (私のビール好きを知っているので、私だけビールを頂いた) 疲れて浅草へ行きたくない、と言う母を残し、弟と姪っ子、妻と浅草へ。 浅草はちょうど三社祭。 私が東京へ帰らなければ御輿を担ぐはずだった、 と弟に軽く嫌味を言われた。 弟達と三社祭を見ながら浅草神社に参拝。 (浅草といえば浅草寺だが、三社祭は浅草寺の隣にある浅草神社のお祭) 縁日で遊ぶ、という弟と姪っ子と別れ、 私と妻は今回の帰京で一番行きたかったお店へ向かった。 それは「並木藪蕎麦」。 昼も蕎麦だったがそれは別。ここの江戸前の蕎麦がどうしても食べたかった。 「並木藪蕎麦」は、雷門の正面の道を行った右手にある。 三社祭で行列が出来ているかと心配したが、こちら側には人が流れて来ない様ですぐに座れた。 まずはビールとつまみを注文。 「焼き海苔」「板わさ」「わさび芋」。 この店には、つまみはこの3種類しか無く、すべて暖かい蕎麦に使う物だ。 「焼き海苔」→「花まき」 「板わさ」→「おかめ」 「わさび芋」→「山かけ」 忙しい時でなければ、天ぷらそばの「かき揚げ」だけを「天タネ」として注文出来るのだが、 仲居のおばちゃんに聞いたらやはりこの日は駄目だった。 ビールを飲んだ後、日本酒の「ぬる燗」を注文。 日本酒を頼むと「蕎麦味噌」がついてくる。 「ぬる燗」を2合飲み、いい気分で冷酒を2合追加。 「蕎麦味噌」の追加を頼んだが、今日はないんです、と断られた。 小一時間飲んでつまみが無くなった頃合を見て、 おばちゃんが「お蕎麦はいかがですか?」と言ってきた。 三社祭の最中だから、席が空いてもすぐに次のお客が入ってくる。 蕎麦味噌を出してくれなかった事といい、長々と居座られるのは迷惑なのだろう。 確かに蕎麦屋でダラダラと飲むのは粋じゃない。 (とはいえ、ここで結婚前の妻と3時間以上飲み倒した事がある) 頼んだ蕎麦はもちろん蕎麦の味が一番楽しめる「ざるそば」。 「神田」「池之端」と共に「藪御三家」の「並木藪」。 蕎麦のツユでは東京で一番辛いと言われている。 だから箸でつまみあげた蕎麦の半分以下しかツユに漬けないのが食べ方で、 「死ぬ前に一度でいいから蕎麦をツユにどっぷりつけて食べたかった」 という江戸っ子のやせ我慢をネタにした落語もある。 要は好みでツユにつける量を変えればいいという事。 細打ちの蕎麦が辛いツユと一緒に喉を通り過ぎるのは快感だ。 飲んだ後、この蕎麦を食べるとスッキリする。 量は少ないので食べ終わってからもう一枚ずつ注文。 福岡育ちの妻でさえここの蕎麦が一番美味しいと言う。 天神のデパートに入っている蕎麦屋で、 やたらと甘ったるいツユの蕎麦を食べた時には店を壊したくなった。 福岡での暮らしに不満はあまり無いが、美味しい蕎麦は東京に限る。 今日がいい日なりますように。 |
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2007年05月26日
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