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昨日26日、福島市音楽堂で開催されました小林研一郎 & 読売日本交響楽団の
コンサートへ行ってまいりました。
コンサートが終わってから、楽屋入り口で、感謝の薔薇の花束を贈らせて
頂きました。
また、土湯こけし工人の野地三起子さんが、心をこめて作ってくださいました
こけしさんも研一郎さんにお渡ししました。
ちょっと早いですが、バレンタインチョコと一緒に(笑)
こけしは、今、50年ぶりのブームが再来しているそうです。
 
お隣にいらっしゃるのは、福島市長の小林香さんです。
小林香市長は、府中合唱連盟会長をなさっている時に、小林研一郎さんと
新日フィルを招いて「カルミナ・プラーナ」という曲のコンサートを開催したご縁があるのだそうです。
市長のお仕事もまた、市政の「指揮者」・・・。
優秀な奏者の心をつかむコミュニケーションがなければ、美しい音色を引き出すことはできません。
 
今日は、コンサート前の音合せの時間に、福島大学付属小の子どもさん達が訪問して交流されたと小林夫人がおっしゃっていました。
読売日本交響楽団のホルン奏者・松坂隼さんが、福島市のご出身で、福島大附属小時代にホルンを始めたということですから、地元にホットなネットワークがあるのでしょうね。
 
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今回のコンサートは、最初の「モルダウ」から理由もなく涙があふれて・・・。
チェコのモルダウ川の流れは、福島の阿武隈川の流れでもあり、その輝きは、故郷いわきの青い海の輝きでもあります。
 
作曲者のスメタナの代表作は、ほとんどが耳が聞こえなくなってから亡くなるまでの10年間に作られたそうです。
ベートーヴェンも、聴覚を失う苦悩の中で、素晴らしい作品を残しました。

失った感覚を補うために、人間は、別の力を育むのかもしれません。
 
昨日のコンサートでは、おそらく演奏している読売日本交響楽団の皆さんも、他地域とは違う「何か」を感じておられたのでは・・・と思います。
会場が一体となって、「何かを地上に降ろした」というような実感がありました。
小林研一郎さんも泣きながら指揮していたのだそうです。
 
「モルダウ」の演奏の中で、私は特にトライアングルの小さな音色が耳に
残りました。
この曲のトライアングルの譜面には「glockenartig」と書いてあります。
その意味は「鐘のように」・・・です。
 
いわき市のじゃんがら念仏踊りで鳴らす、鉦(かね)の音を思いだしていました。鐘(鉦)の音には、魂を呼ぶ力があるのです。
 
2曲めの、チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」は、二元論の世界の
暴力と偽善、そして統合への憧れが、激しくも繊細な音霊で迫ってきました。
打楽器が、霊器と化している!
音楽堂全体が「地鳴り」というか、「ロケット点火」というか・・・・・(笑)
打ち上げられたロケット「福島市音楽堂」が一体となって上昇し、
3曲めのベートーヴェン「英雄」で、一気に銀河系へワープという感じでした。

星々のシャワーを浴びて、清められたような不思議な感覚・・・。
音の癒しって、想像以上に素晴らしいものですね。
壮大な宇宙旅行を終えて、地上に着地するために、小林研一郎さんが選んだ
アンコール曲は「カヴァレリア ルスティカーナ間奏曲」(マスカーニ)です。
 
ここでも、理由もなく涙する私でした。
福島市音楽堂は、魂を癒やす「もう一つのホスピタル」なのかもしれませんね。
 
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 ☆昨年12/16 福島市上空に現れた月虹です
 
最後に、小林研一郎さんが以前「日経」夕刊の「こころの玉手箱」に寄稿した内容を紹介します。
 
「小学4年生の時、ラジオから流れてきたベートーヴェンの交響曲第9番で、僕の人生が決まった。心が震え、作曲家になるという霊感がやってきたのだ。
それまで小学校の番長だった僕は一変する。物静かになり、小学校教諭の母がガリ版刷りで作ってくれた五線紙に曲を書くことに夢中になった。
石川啄木の詩に曲をつけたのが『作品1』だ」
 
「誰もいない夜の講堂に忍び込み、まるでベートーヴェンの生まれ変わりになったようなつもりでグランドピアノを演奏した。職員の足音が聞こえると ピアノのふたを閉めてサッと逃げた。音楽にばかり没頭しているものだから、勉強がおろそかになる。体育教師の父はその様子を見て怒り、僕が書いた楽譜を破り捨てた。作曲家になるという夢を許してくれなかった」
 
「中学に入って、『週に1回聴くくらいならいい』という条件付きで、
(反対した父親が)トスカニーニ指揮の『第九』のSPレコードを買ってくれた。
夜中の3時頃に起きては蓄音機でこっそり聴いた。家族を起こさないよう、竹の針をそっと盤に落とす。窓から差し込む街灯の光で、付録の楽譜を見ながら音楽を学んだ。雪が降っていると月光に照らされ、楽譜がよく見える・・・そうやって記号や用語の意味を一つ一つ体得した」
 
「父はなぜあれほど頑なだったか、その謎は、1999年に90歳で亡くなった時の葬儀で解けた。友人代表の弔辞で父が音楽家を志していたことを初めて知ったのだ。
音楽家として成功することがいかに難しいかを肌身で感じていたから、息子に同じ思いをさせたくなかったのだろう」
 
小林研一郎さんは、今でこそ超有名ですが、苦労した時代もありました。
「1974年2月。音楽雑誌『音楽の友』をめくっていたら、ハンガリーの
第1回ブダペスト国際指揮者コンクールの応募要項を見つけた。年齢制限は
35歳までとある。目を見張った。国際コンクールの多くは29歳までという制限があった。ようやく出合ったチャンスに狂喜した。が・・・その時点で
締切から3日が過ぎていた」
 
運の尽きかと落胆していたら・・・玄関のベルが鳴った。
指導していた合唱団のメンバーが婚約者と結婚の挨拶にきた。
「君たちは素晴らしいよ。俺なんか見てくれよ」…。ボヤいたら、彼氏が言った。
「ハンガリーの都倉栄二大使は僕の同級生の父親。電話してみます」
そして、大使夫妻が主催者に掛け合って承諾をとりつけてくれた。

それから1ヵ月。コンクール課題曲を必死で覚えた。
交響曲が50.オペラが10…。お風呂や食事の時も楽譜を見ていた。
だがハンガリーで迎えた一次試験…。くじを引いたら、「1つ目はベートーヴェンの交響曲第1番の第2楽章。『落ちた』と思った。
あまりに単純でどうしていいか分からない曲だ。
2つ目は『セビリャの理髪師』序曲。
これは指揮したことがあるから手の内に入っている。
くじの順番に演奏するのが規則だが、
舞台袖から指揮台まで10メートルほど歩く間に『ひっくり返せばいい』
ひらめき☆☆☆
オーケストラに向かって『セビリャ!』と叫んだ!」

団員は不意打ちに驚いたが、勢いに飲まれ応じた。ノリに乗った演奏。
結果は<優勝>!
 
小学生だった私が、小林研一郎さんに花束を手渡してから4年めの快挙でした。
「運」は、時が熟したときに運ばれてくるものなんでしょうね。
昨日は時空を超えて、不思議な力をいただきました。
小林研一郎さん、ありがとうございました!
 
                     ☆福島市に、またお越しくださいね!
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今日の福島民友新聞の2面と、11面にコンサートの記事が載ってましたね。
「福島大学付属小の合奏部の児童17人が、リハーサルを見学。
サプライズで、児童らが2月の演奏会に向けて練習しているブラームスのハンガリー舞曲の演奏も行われ、小林さんが曲の強弱の付け方などのポイントを伝授した」と書いてありました。

小林さんが2005年に結成した「コバケンとその仲間たちオーケストラ」というのご存じですか?

小林さんが古希を迎えた時、障がいのある31人のメンバーも加えて
コンサートを企画したと新聞記事で読んだことがありました。
その記録映画もあるんでしょうか?
あれば見てみたいですね。

2014/1/27(月) 午後 10:49 [ ハル ]

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素晴らしい指揮者であっても演者が伴わなければ良い音は奏でられないし、その逆も然り。
音楽に限ったことではないですよね。人と人が関わって何かを成し遂げようとしたときには必ず「指揮者」がいて「演者」がいるものです。互いに信頼し合い、過ちを犯しそうになったら正してくれる。そんな関係が築けたらきっと素敵な音を奏でられるのでしょう。

2014/1/28(火) 午後 8:58 [ crow ]

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>ハルさん、記録映画「天心の譜」ですね。
私もまだ観てないんです・・・。

小林研一郎さんは、その人間の本質とつながる天才なので、ベートーヴェンやスメタナと共振する様に、障がいのある方々ともダイレクトにつながることができるんでしょうね。

梶野さんのドキュメント映画と一緒に、映画祭とかできないかな〜☆

2014/1/28(火) 午後 9:55 [ 未来塾すばる ]

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>Sくん。研修お疲れ様です。
なんか、もまれてる感じですね(笑)
コメントの行間からいろんなものが伝わってきました。

小林研一郎さんのCDを聴きましょう!
そのエネルギーが、まずSくんに伝わり、Sくんからクライアントさんに伝わっていくと思います。

知識じゃなく、君のエネルギーが伝わっていくんだよ。

2014/1/28(火) 午後 10:34 [ 未来塾すばる ]


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