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荒木田准教授が、昨年、名古屋での講演で、
「福島県産品を食べて支援することで、農家を被ばくさせる」と訴えたそうです。
    あなたに言われたくない!
 その理由は、後ほど・・・。
また作者の雁屋氏は「次の回は鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」という内容のことを言ってましたが・・・
雁屋氏に対する抗議は、表現の自由の侵害、と訴えた団体もあるそうです。
相手の意見に対して抗議すらも許さないとは、いったいどこの独裁政権下の国の話なのでしょうか?
 
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5/13 夫と息子と3人で、田植えをしました。
2011年から毎年、同位体研究所に、米や餅の放射能検査を依頼しています。
 
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今、話題の漫画「美味しんぼ」最新号に、福島大学の荒木田先生が登場してこう話しています。
「福島が、もう取り返しのつかないまでに汚染された、と私は判断しています」
「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」
荒木田先生は、2011年夏に、関西の学者たちと除染実験で来園された方です。
 
昨年、7月に、荒木田先生が、名古屋学院大学で講演された内容が、中日新聞に掲載されていて、私は最近その記事をネットで読むことができました。
 
「脱原発より『脱被ばく』福島大・荒木田准教授が訴え」
〜県産品消費、帰還促進に警鐘〜というタイトルです。
私たちの知らない所で、荒木田先生は「県産品消費に警鐘を鳴らしていた・・・」のですね。
うちのお米は、限りなくゼロに近い「不検出」の結果を頂いていますが、
荒木田先生の言う「福島県産品」というアバウトな括りの中に入ってしまいますから、品川宣言のいう「低レベル放射性廃棄物」ということになるのでしょうか・・・。
 
荒木田さんは、以前からこのブログでも問題視していた関西の学者たちと
一緒に、うちの果樹園に来ていた福島大学の研究者の中のお一人でした。
以下のブログ記事で、梨の実のサンプル採取場所に棒をさしているのが、
 
2011年の夏以降、除染グループのMLに、網や棒などの実験資材の回収と、
サンプルデータ(個人情報)の送付を希望する内容のメールを送っていましたが、
未だに無視されたままで、資材は3年間放置されています。
 
また、当時、サンプルのデータが提供者の同意がないまま、MLの共有ファイルに入っていたということもあり、「福島の私たちの思いを無視し、踏みにじっているのでは?」と問題提起をしました。
しかし、ML管理人に「冒涜だ!」と一蹴され、その時、荒木田先生が「熱くならないでください」と場を収めて?完全に封殺されました。
 
国際的に活動するNGOやNPOのリーダーも、MLでその一部始終を見ていたはずなのに、回収のサポートさえして頂けませんでした。とても残念です。
 
私はその時、「なんて暴力的なコミュニケーションなんだろう?人権問題を ライフワークにしている最高学府の学者たちが、こんなことで大丈夫なのかな〜」と感じました。
ある意味、今回の「美味しんぼ」的展開は、そのような暴力性の延長上にあるような気がしてならないのです。
 
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当時、荒木田さんと除染実験に同行していた福島大学のN先生の夫人が、神戸の脱原発集会主催者に、「O果樹園(私の家)などで除染活動に協力しているパートナーが、毎回、体調を崩すのを見て底なしの不安を感じている。O果樹園の梨を会場に置くことには賛同できない」と送信したメールが、私のもとに転送されてきた時はショックでした。
被ばくによる疲労なのか、慣れない肉体労働による疲労なのか・・・。
「恐怖」からくる精神的疲労も大きかったろうと、青ざめた先生方の様子を見ていた私は感じました。
 
社会的に地位のある方々の発言は、私たち東北の一農民が発する主張よりも、何倍も影響力が大きいのです。
神戸集会の主催者からは、紹介者を介して、「梨の配布拒否」の連絡が間接的に入りました・・・。
メールは、N夫人の了解を得て、私に転送されたということです。
彼女は、品川宣言の呼びかけ人でもある、有名な脱原発の運動家なのですが、主催者にメールする前に、まず私にコンタクトしてほしかったですね。
 
そのような経緯があり、さらに、このかんの「美味しんぼ」の件でも感じることは、
何が正しいのか?以前の問題・・・です。
 
表現の自由の根底にあるべき「コミュニケーション」がうまく機能していない。
どんな花を咲かせ、どんな実をつけるのか?
冷静に大局的なビジョンクエストをしていますか?
花は咲いても実にならない・・・そんなコミュニケーションを選んでいませんか?
せっかく咲いた花を、むしり取っていませんか?
 
追い詰められ「見捨てられた」マイノリティは、自爆テロのような暴力的「問題解決手段」に陥りやすいと言われています。

荒木田先生は、「福島は見捨てられた」とおっしゃっていますが・・・。
それでも私たちは、観念の世界ではなく、リアリティに充ち満ちている福島の大地で、日々格闘しています。
少なくとも私と夫に関しては、これだけ地球の大地や大気を汚染しておいて、無傷で一生を終わろうなんて、一欠片も思っていませんし、命あるかぎり、福島再生のための志事をしていきたいと考えています。
 
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  ラフランスの実
 
荒木田先生には・・・名古屋で講演する前に、うちの梨畑に来て、自分でさした棒くらい回収して頂きたかったですね・・・。
以前、先生から「私は、関西の先生方の除染に付き添っただけなので、責任はとれない」とメールを頂きましたが、責任回避する東電とまったく同じ「上着」の「裏表」のようだと私は感じました。
今回は、どんなふうに決着するのか・・・。
たくさんの人々が傷つき、大きなダメージを受けています。
花を実にするための「術」を授ける先輩が、荒木田さんの周りにはおられなかったのかもしれませんね。
 
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関東一円にも放射能が降ったのに、未だに「汚染」というと「福島」なのです。
昨夏、緑の党の候補者が「南相馬で2つ頭の赤ん坊が生まれた。福島の真実を隠さず、表に出していくために立候補した」と演説した時「では、やはり放射能の降った東京で、2つ頭の赤ん坊が生まれたり、病気が増えたら、公表していくのかな?」と友人が言いました。
どうなんでしょう?
根底に、東北差別があると感じるのは、私だけでしょうか?
 
今回の「美味しんぼ」最新号には、「大阪で受け入れたガレキを処理する
焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、・・・鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が、800人もあったのです」との記述があり、大阪府が雑誌発売元の小学館に抗議したそうです。
 
このガレキは、岩手県宮古地区のガレキだそうです!
福島第一原発から200Km離れた岩手・・・。
その「放射能」のせいで、鼻血が・・・無いとは断言できませんが、PM2.5の影響もあるのでは?

以前、山本太郎議員も「大阪のオカンの体調が悪いのは、岩手のガレキ焼却で飛散した放射能のせい」とツイートしたことがありましたが・・・。
 
では、同じく福島第一原発から200Km離れた東京のゴミ焼却で、放射能は飛散しないのでしょうか?
冷静に考えてみれば、判ることです。

なんで、東京ではなく、岩手が問題視されるのか?
 
今回の漫画「美味しんぼ」への抗議が、放射能被害の隠蔽や事故の過小評価につながるとか、福島の人々の意見表明を抑圧する等と危惧する人々もありますが、それなら・・・です。
福島以外の土地の被害の実態も公にしていきましょうよ!
特に、東京新聞さん!
「福島」ばかりを汚染地にしたい気持ちは判りますが、オリンピックを前にして、東京の汚染と人的被害を公表する勇気はありますか?

あなた方の電気を作ってきたがために、日々畑で被ばくすることになった私たち農業者の気持ちを、福島まで足を運んで、聞く度胸がありますか?
大学で教える職業の人々の手には無いもの、その何倍ものパーソナル・パワーと福島の真実を、見て、聞いて、体験しに来てください!福島へ!
お待ちしてます!

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閉じる コメント(6)

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「美味しんぼ」の内容にショックを受けて、退学を希望している福島大学の学生がいるようですね。
保護者から大学に連絡が入っているという、新聞記事で知りました。
荒木田先生が、福島大学に在職しながらこのような発言をしていることに疑問を感じます。

2014/5/17(土) 午前 7:29 [ ハル ] 返信する

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茨城在住の兼業農家です。
「対岸の火事」だと感じてい人間は多々います‥ 対岸で起きている出来事を対岸に住む人間が解かりようがない!!
我が街「潮来」もあの震災では相当な被害が出ました‥

2014/5/17(土) 午前 7:45 もっこうじょ 返信する

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>ハルさん

5/15付の福島民友新聞に、福島大学の小山良太先生とゼミ生らで取り組む「ふくしま食と農の情報発信プロジェクト」についての記事がありました。
今年は、学生たちがコメ作りなどの農業実践を行いながら、生産者の思いや放射性物質対策などについて、フェイスブックやツイッターを通じて情報発信をしていくそうです。

松川町の農園で、27日に田植えを行うとか。
荒木田先生にとっては、学生を被ばくさせる「許せない」プロジェクトなのかもしれませんが・・・。

一教育者として、荒木田さんが本当に試されるのは、これからですね。

「福島の人間の思いを大切にしてほしい」と私が問題提起をして、関西の学者たちと議論が始まるかにみえたその時、荒木田先生が「熱くならないでください」と制止した時の違和感を、今も鮮明に覚えています。

異なるものがぶつかり合った時、瞬間的に「逃げたり」「収めたり」する人が多い昨今、その衝突から新しい関係性やビジョンを生み出す「術」を、この福島で磨いていけたら良いですね。

2014/5/17(土) 午後 6:59 [ 未来塾すばる ] 返信する

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>もっこうじょ様

今は「対岸の火事」と思っている東京の皆さんが、これから映画「日本沈没」のようなリアリティに遭遇していくのですよね。
その時、福島の私たちは、食料や避難所を提供することになると思います。

迫り来る首都直下型地震や南海トラフ災害・・・自分自身の置かれた危機的状況を直視できない人々が、「福島に人は住めない」などと語ることに違和感を覚えます。

2014/5/17(土) 午後 7:16 [ 未来塾すばる ] 返信する

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ご無沙汰しております。
これから収穫まで多忙な農作業シーズンですね。
こちらも運動会や田植え真っ盛りです。
お忙しい中、記事の更新、ありがとうございます。
無力な自分にいったい何ができるのか・・・
まだまだ日々模索中ですが、秋にはまた全国大会出場でそちらにいけるようにと、こどもと一緒に私も毎日がんばっています。
何もできませんが、今年も、美味しい梨を楽しみにしています。 削除

2014/5/19(月) 午前 10:11 [ おさない ] 返信する

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>おさない様

いつも福島の私たちの思いに心を留めていただき、本当にありがとうございます。
もうそれだけで有り難いです。

梨の花の花粉交配から休みなく農作業が続き、毎晩9時に夕飯を食べてから新聞を読む毎日なのですが・・・、
今回の「美味しんぼ」の件では、福島の子ども達や福島大学の学生さん達の気持ちを想うと、本当に辛くて怒りがこみ上げてきました。

今日発売された特集記事で、「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表の山田真医師が、鼻血の調査結果を公開していますので、ブログにアップしますね。

今年も全国大会出場できますようお祈りしています!
福島の子ども達や保護者の皆さんと交流できますように。
時間があれば果樹園にも遊びにきてくださいね。
ありがとうございました!

2014/5/19(月) 午後 9:51 [ 未来塾すばる ] 返信する

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