|
皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
今、いわき市でブログを書いています。
2/23からのニューヨーク行き(国連イベントでの報告)を控えて、深夜遅くまで、原稿とパワーポイントの作成・・・日中は、梨の皮削り作業で汗だくの毎日でしたが・・・。
先週突然、身内が緊急入院しまして、いま連日病院に泊まり込んでいます。
梨の皮削り作業は、知り合いにも声をかけたのですが、雪の畑に駆けつけてくれたのは、83歳の叔父と旧知の友人の二人だけ。
1ヘクタールの梨畑の除染を、3月まで終わらせなければなりません。
梨の木300本です。
ある日、一人で黙々と皮削りをしていると、どこからともなく楽しげな笑い声が・・・。
昨年、うちの梨畑の南側の畑で、野菜を作っていた浪江町の農業者の皆さんが
集まっていたのです。
猪苗代や郡山方面の避難地から、車で通ってくる方もおられるそうです。
一緒に野菜を作りながら、励まし合って絆を深める浪江の皆さん。
代表のKさんに、初めてお会いしまして、皮削りのお話をしてみました。
「同じ農業者として、その苦しみがわかるので、毎日数人のローテーションを組んで、作業を手伝いましょう」とKさん。有り難くて、涙がでました。
浪江から一緒に避難してきた犬の「かごめちゃん」も、福島の雪にびっくり!
作業の合間に、みんなでお茶を飲んでます。
風が冷たくて、手足は凍えますが、さすが浪江の農業者の皆さんの作業スピードは早!
本当に、心から感謝です。
皮削りは、梨の木の「痛み」に、手を当てる作業です。 そして、「汚れた」所に、手を入れる作業でもあります。
今日は、うの25歳の息子も一緒に仕事をしました。
福島原発で生まれた双子の一人は東京へ連れていかれ、日本の根幹を支えてきました。
もう一人の子どもは、廃棄物と呼ばれて、今も人間に忌み嫌われながら彷徨い続けています。
表と裏の二元の世界で、福島の私たちは今日も、この子どもに向き合っています。
「セシウムくん、君はホントに放蕩息子なのかな〜?」
「それとも、愚かな私達に気づきを与え、新しい世界に導いてくれる先生?」
「除染は、地元住民を被曝させるので、政府と東電にさせれば良い」と言った反原発のリーダーは東京の人でした。
「政府と東電」は、敵なんだから、農業者はもっと闘えと、その人は言う。
でも、畑の除染は手伝いたくない。被曝したくないから。
昨夏、猛暑の福島で、公立学校の校庭の表土除去をしていたのは、地元の土建
業者の皆さんでした。
20代の作業員が、マスクもせず汗だくで仕事をしていました。
都会の人は言うのでしょうか。「なんでマスクしないの?」って。
「パンが無いなら、ケーキを食べればよろしいのに!」と言ったフランス王妃がいましたけど。
現場の苦悩を知らない観念的な空論で、解ったような見解を述べる皆様方。
一度、福島へお越しください。
ほとんどの子ども達が、留まって暮らしている、この福島で、汗を流す・・・・・
そこからじゃないか!
浪江の農業者の皆さんに感謝しつつ、今夜も消灯の病室で、父の体をさすります。
私たちの痛み、世界の痛みに手を当てて、「痛いの痛いの飛んでいけ〜」です。
皆さん、寒風の吹く梨畑でのハード作業、ありがとうございます。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年02月20日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]





