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立秋の日から、福島にも雨が降り始めました。
気温も30℃前後に落ち着き、だいぶ涼しくなっています。
朝露に輝く田んぼでは、稲が花をつけました。

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      稲の花

菊の花の出荷作業が終わり、休む間もなくお盆の「おもてなし」。。。
ご先祖様をお迎えして、親戚と供養膳を囲み、盆踊り、鐘楼流し・・・と、スピリチュアルな8月の一週間を、今年は特別な思いで過ごしていました。

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8/11、九州電力が鹿児島県の川内原発を再稼働させましたが、原発賛成派の知人も、これには違和感を覚えたそうです。
よりによって東日本大震災の月命日に再稼働とは・・・。

この日は、福島原発周辺の沿岸で、行方不明者の捜索が行われていました。
原発事故直後に立入禁止となり、捜索の遅れから多くの犠牲者を出した地域です。
福島の私たちを愚弄しているとしか思えません。

フツーの一般人の常識・感覚とは異質の感性で、この国を動かしている人たちがいるのではないでしょうか。
論争の中身も大事ですが、その言葉を放つ「人間」の本質を見抜くこと・・・・・傷みの中で、福島が掴んだ大切な教訓です!
特に男性は、論理や社会的地位への幻想から、わりと簡単に騙されやすいので、
要注意です。
まあ、それを承知で、愚かな者たちを手玉に取る「女」もいますから、ご用心(笑)
生身の人間のほうが、幽霊よりもずっと怖いですね。
「騙されてはいけないよ!」と、耳元で囁く亡き母の声・・・。

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そして、8/15鹿児島の桜島が噴火しました。
気象庁は、噴火警戒レベルを「4」(避難準備) に引き上げました。
人間よ、ソドムとゴモラを忘れるな・・・と桜島が怒っているように感じます。
「人間よ、畏れを知れ」という地球からの警告なのでは・・・
目には見えない存在の気配を感じる、8月です。

8/12、沖縄では、米軍ヘリの墜落事故(船上での着艦失敗ですが)も発生しました。
米軍機の墜落事故は、これまでに45件起きています。

2004年8月13日、沖縄国際大学の敷地内に墜落した時は、米軍は「日米地位協定」に基いて、事故の6日後まで、日本の警察や大学関係者の現場立ち入りを認めませんでした。
この頃、空の事故が多いですね。

様々な時間軸が交差する今年の夏・・・皆さんも不思議なシンクロ体験があったのではないでしょうか?

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       8/15福島市で開催された「納涼!盆踊り」 (プロジェクトFUKUSHIMA主催)

私も、ちょうど矢部宏治さんの本を読んでいる時に、沖縄の速報が入りました。
矢部さんの書いた本「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」の冒頭は、まさに沖縄の謎・・・でした。

著者の矢部さんは、私と同じ世代ですから、70年安保の運動が鎮圧された後の比較的「静かなキャンパス」で学生時代を送った方なのでは、と思います。
その彼が、米軍基地の撮影取材で沖縄入りした時の「違和感」と「疑問」から、この本は始まります。
 
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「沖縄上空の空域100%を支配している米軍が、危険だからと米軍住宅の上空だけは飛ばないのに、沖縄の人々の家の上を低空飛行している。2004年、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した際は、米軍の許可が無ければ日本の警察が現場に立ち入ることを許されなかった・・・これって、マジか?」

矢部さん同様に、多くの日本人は、「これは、沖縄だけの話だろう」と初めは思うのかもしれません。
でも、「日米地位協定」の存在を知った彼は「甘かった」と悟ります。

日本じゅう、どこでも一瞬で「治外法権エリア」になる・・・。
1953年に、日米両政府が正式に合意した取り決めが、今も効力を持っているからです。
「日本国の当局は、所在地のいかんを問わず、米軍の財産について、捜索、差し押さえ、または検証を行う権利を行使しない」
皆さんは、この「日米地位協定」というものをご存知でしたか?

日本国憲法で基本的人権を保障できない場合もある・・・ということです。
ここまで読み進んだ時、私の心にまず浮かんだのは、1985年8月12日に墜落した
日航ジャンボ機の事件です。
原因を含めて、極めて謎の多い事件でした。
墜落現場の発見が遅れた(?)背景には、公表できない真の原因があったのではないか・・・。
日航機墜落事故から30年めの今年、しっかりとあの日の記憶を心に留めたいと
思う、鎮魂の夏です。

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オモテの最高法規「日本国憲法」の上に、安保法体系が存在し・・・さらに、その上に安保法体系にも明記されない「密約法体系」がある・・・・・と、矢部さんは書いています。
日本には、「人間の命」より大切なものが存在するのだ・・・原発事故直後、真実の放射線量を知らされなかった福島で、そのことを私たちは薄々感じ取っていました。
「有事」の時に、浮上する「それ」とは、いったい何なのか?

1959年の砂川最高裁判決は、こう述べています。
「高度の政治性」を持つ問題(安保条約etc.)に関しては、裁判所の違憲審査権の
範囲外となるため判断できない・・・と。

団塊世代の夫は「あ〜、統治行為論ね」と、すぐに反応しましたが、以下の事実は
知らなかったようです。
「この砂川裁判の全プロセスが、検察や日本政府の方針、最高裁の判決までふくめて、最初から最後まで、基地をどうしても日本に置き続けたいアメリカ政府のシナリオのもとに、その指示と誘導によって進行したということ・・・この驚愕の事実は、
2008年、アメリカの公文書によって初めて明らかになりました。」
(「日本はなぜ『基地』と『原発』を止められないのか」P.45より抜粋)

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私は、この池澤夏樹さんの連載記事を読んで、矢部宏治さんの本を知りましたが、昨年あたりから、今までタブー視されていた問題を論じる本が立て続けに出版されていますね。
「日本戦後史論」(徳間書店) 内田樹・白井聡の対談集は、次回にでも・・・。

沖縄や福島の人々の人権を保障するはずの日本国憲法が、まったく機能しない現状は、なぜなのか?
憲法学者が、国会で「違憲」と断言する安保法案を、「統治行為論」の煙に巻いて強行しようとしている「主導者」は、いったい誰なのか?

沖縄で顕になっている「人権侵害を生む法的な構造」を、福島で被災している方々にも知ってほしい・・・と、矢部さんは書いています。
彼は、福島にも今後チェルノブイリ同様の健康被害が起きるという危機感をお持ちの方のようですが、そうなれば、東京・関東も例外ではないわけですから多くの方々に、この法体系の真実を知って頂きたいと思います。
(次回に続く)

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