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 の新芽

震災と原発事故から7年めの春を迎えました。
今年も、松江や海外の皆様から温かいメッセージをいただきました。
ありがとうございました。心から感謝の思いでおります。

3月10〜11日は、会津若松市で白虎隊の墓参りをした後、福島県立博物館の復興イベントで上演された大沼高校演劇部の「よろずやマリー」を観ました。
一緒に観た友人が「やられた〜」と言いながら泣いていました。

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 3・11福島駅前の鎮魂火

津波で亡くなった夫の死を認めず、ずっと泣くことのできなかったマリーさんが、劇のラストで号泣しました。
同じ傷心の子どもたちが、壊れたランプを「治して」一つ一つ点灯する最後の場面です。
「何も知らないくせに、言ってんじゃね〜よ」と避難者イジメに反撃する女の子の言葉に心から共感・・・。
泣いて、泣いて・・・そして、一歩を踏みだす、7年目です。

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 飯盛山入り口

6年前の3月11日も、会津は雪だったのでしょう。
同じ福島県でも、浜通りとは大違いです。

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飯盛山に上り、白虎隊に線香を手向けると吹雪いてきました。
少年たちの尊い命を奪ったものは、長州でも薩摩でもない・・・と感じる私です。

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悲惨な結果に至るプロセスを深く自省せずに、単純に「敵」を作り憎しみを煽るのは、科学者のなすべきことではありません。
それは、「政治屋」が大衆を操作する常套手段です。
そのことを歴史から学ぶことのできる人は、福島で今起きていることの深層を理解できると思います。

昨年末に福島市を訪問されたオーストラリアのKさんからメールを頂きました。
タイトルは「ダブルスタンダード」
そうなんですよね。
原発事故の責任を追求して裁判を起こし、賠償金を請求するためには、故郷の汚染や悲惨な生活に言及して「もとに戻して」と訴える・・・
「今も苦しむ福島」の姿が世界にも発信されます。

一方で、人間が汚してしまった地球環境を少しでも再生させるために現地で実績を積み重ね、未来を夢見て前進する・・・
「希望の福島」という前向きな情報発信もあります。

まったく違うベクトルが、同じ「福島」の中に存在し、混乱と分断を生み出していることを、Kさんはオーストラリアで敏感に感じとっているのだと思います。

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☆福島民友新聞に掲載された「復興の道標」の記事

「おまえたちが笑顔では困る。泣き悲しんでいないといけないんだ」
広野町のNPOに、こんな中傷の電話が県外からあったと新聞が報じています。
また、別のNPOが九州に福島の子ども達を招いて実施したキャンプで、地元の男性の言葉に皆が凍りつきました。
「君たち福島から来たんだね。かわいそうに。これを飲めば、放射性物質は全部外に流れていくから」
これを聞いて泣き出す女の子がいたと、同伴した医学生が話したそうです。
この記事の中で、福島大教授の小山良太さんのコメント「福島からの食と農の発信は有効だ」が紹介されていました。

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 3/19 山形市の文翔館前にて

会津から帰ると、山形の知人から講演会の案内が届いていました。
福島大学の荒木田准教授の講演会です。
昨年、名古屋の知人から「荒木田氏が名古屋講演で、福島産を食べて応援はやめようと話した」と聞いていました。
理由は「福島の農業者を被ばくさせるから」だそうです。

2年前に夫が、労働被ばくを計測したデータが手元にありますが、表土剥離していない果樹園の作業(農繁期)でも、年間の積算被ばく数値は、1ミリでした。
荒木田氏が、何を根拠に「食べて応援はやめろ」と言っているのか、うかがってみたいと思いました。
3月19日、山形市へ。

16日測定した日本と世界の主要都市の放射線量をみると、山形市は0.088マイクロシーベルト/時。
福島市の土湯は、0.04なので、「福島だけが汚染されて高い」というのは、汚れたイメージを福島にだけ押しつける誰かの「戦略」なのかもしれません。

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さて、講演は、悪叩きの情勢分析と、現状打開のための主体分析の後、団結締めで終わる、久しぶりに「古典的」な内容で、分かりやすかったです。

原子力災害を想定して準備された各種法令や指針に則った対応がなされず、政府や自治体が場当たり的な対応を行った結果、多くの住民に無用の被ばくをさせた。
3/12に福島県のモニタリングチームがテルル132を検出していたのに6月まで隠蔽。3/19に福島入りしたアドバイザーの山下氏が「100マイクロ/時までは大丈夫」と講演。県教委は放射線量も測定せずに授業再開。
情報の隠蔽と改ざんを行った福島県が、県民を守れるのか?・・・と、このあたりは本当に事実なわけで、この不条理からどのように自分の未来をイメージし生き抜いていくのか・・・というプロセスにおいて、道が分かれるわけです。

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   ☆福島県立博物館(会津若松市)に

荒木田氏いわく
「福大の同僚も甲状腺がんだ」 (同僚の方の同意を得て言ってるのでしょうか?)
「こういう社会をぶっ壊すしか無い」(どのように?)
「脱原発は新しいステージに入った」(喜んでいいのかな〜)

40年前だったら私も共感したかもしれませんが・・・(笑)
体制やルールを変えても、人間が人間である限り「同じ上着の表と裏」にしかならない・・・。
歴史の教訓をもっともっと学んでほしい。
そして出来れば、一年くらい、社会を陰で支える掃除の仕事に就いたなら、もっと違う人生観が生まれるかもしれない。
大学教員の上から目線からは見えないものが、この世界にはたくさんあるのだから。
最後に、質問させて頂きました。


「福島市の大学の先生の年間被ばく線量は?また、福島市の農業者の数字も教えてください」

木田氏
「具体的な数字は計測してないので解りませんが、農業者の被ばく量は、デスクワークの人の、8〜16倍くらいだと思います」(これは、空想というか、デマです!)

これでは、荒木田氏が批判した政府・東電・福島県の「汚い手法」と同じじゃありませんか?

「先生の講演を聴いた人は、福島の農業者は20ミリ以上被ばくしていると思うかも  しれない」

荒木田氏「それは、私の責任じゃなく、聴いた人の問題だから・・・。」

「汚染地・福島の悲惨な現状と悲しい未来」を全国で講演した方々へ
あなた方が不用意に発言した内容が、人から人へ伝わって、福島差別につながっているかもしれない。
運動の支援者(金)を増やすために、怒りや不安を煽り、人々の分断を作り出している自覚が、果たしてあなたにはあるのでしょうか?

原発避難:「白血病ですぐ死ぬだろ」子へのいじめ、母証言 - 毎日新聞
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「時には、自我を捨て、雪ダルマになれ!」(松岡修造カレンダーより)

昨年末、松岡修造カレンダーの売上が、AKB48のカレンダーを抜いて、異例の
増刷!だったそうです。
メッセージが熱い・・・というか、思わず笑ってしまうのですが・・・
飛び散る汗のような「リアリティ」が、妙に伝わってきますね(笑)

朝から晩まで、乾いたバーチャルの世界に、どっぷりと浸っている私たち・・・。
スイッチを押せば、ニュースもドラマも、殺人ばかり。
大人も子どもも、どこかに「リアリティ」を求めて、彷徨っている時代なのかもしれません。

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                        ☆今年は除雪のあと、雪ダルマを作る余力があります(笑)

さて、またしても、東京電力の情報隠しが発覚しましたね。
高濃度の汚染雨水が、港湾外に流出しているのを昨年4月から把握しながら、
公表しなかったと、今頃・・・・・
そして、最終処分場のめども立たないまま、汚染土(東京ドーム18杯分)を大熊・双葉両町に搬入受入れ容認を決めた内堀県知事。
「この機に乗じて公表」は、以前からのシナリオだったのか・・・淡々と「遺憾文書」を読み上げる内堀知事に、一票を投じた県民でさえ、違和感を抱いています。

大熊町の「保管場」は、今も毎時16マイクロシーベルト前後の高線量のため、防護服の作業員が除染してから建設作業にとりかかるという、気の遠くなるような計画だそうです。
ちなみに、これから除染が始まる我が家(福島市西部)の周辺には、仮置き場が見つからないため、汚染土は各住民の敷地内保管になるそうです。

そんなこんなで、3・11前の様々なニュースが飛び交う中、25年ぶりに新聞記者の
Aさんからお電話をいただき、先日、東京から来福されました。
震災後、初めての福島入り、とのことでした。

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1990年の記事

25年前に、脱原発イベント「なの花まつり」の記事を書いてくださったAさん。
1990年、2月22日付の記事です。
当時、20代だった若手記者の皆さんは、今は県外で活躍しておられます。
懐かしいわ〜。
25年ぶりに再会した日が、2月23日というのも、「回帰現象」といいますか(笑)

それから、南相馬の「菜の花プロジェクト」も取材する・・・というお話に、
またまたビックリ!
まさに「なの花まつり」だ!(笑)

当時は、 1989年1月に起きた、福島第二原発3号機の大事故をきっかけに、県内でも様々なアクションが始まっていました。
東電の情報隠しは、今に始まったことではないのです。
福島のお母さんたちや農業者は、富岡町役場などに、申し入れなども行っていました。
そのついでに、赤ん坊をおんぶしながら原発周辺の住宅を一軒一軒回って、原発反対の署名をお願いしますと・・・・・
「遠い福島市の人には、関係ね〜べ。帰れ」と、ほとんどの家で玄関払いされました。悲しかったです。
その「被害者」の皆様に、「関係あっぺよ〜!」と叫びたい、今の私です・・・。

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記者のAさんは、飯舘村で、実験米作を続ける菅野宗夫さんの活動も取材されたそうです。
NPO法人「ふくしま再生の会」と菅野さんの取り組みの様子は、「宝島」2015年3月号でも紹介されていますのでご覧ください。

2011年6月、当時は避難指示が出た直後で、ほとんどの飯舘村民が村を離れていましたが、佐須地区で畜産や酪農を営んでいた菅野宗夫さんは、牛の世話や後始末のため、村に残っていたのだそうです。
その時、初めて東京から村を訪れた方々と出会いました。
そして一緒に、放射線計測や除染実験などに取り組みながら、ついに2012年、
米作りに着手したそうです。

田んぼの表土を入れ替え、2012年秋に収穫した米のセシウム値は・・・・・
玄米で40ベクレル/kg未満。白米で10ベクレル/kg未満だったそうです。
そして、2014年秋の米の検査結果は、5ベクレル/kg以下でした。

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高層ビルの冷暖房完備の部屋で、日本の農業問題を議論しているのだという人たちの「言葉」・・・と、汗と涙と泥にまみれた福島の田んぼで、ひたすら米を「守っている」人間たちが発する「言葉」・・・は、交じり合うことがあるのだろうかと、思うことがあります。
2/25夜、テレビ未来遺産「緊急!池上彰と考える巨大地震」を観ながら、さらに感じたことは、「今」を前提にした議論は、空論でしかないのでは・・・ということ。

危機的な「そのビジョン」をリアルに想定しながら、日本の農業問題を提起している人がどれほどいるのか・・・
思考停止のような状況の中で、ありふれた言葉の空中戦に終始していないか・・・・・と。

まずは、この福島で、
一緒に汗を流すところから、始めてみませんか?
Do you want to build a snowman in Fukushima ?

(追記)
記者のAさんに手渡した論文、早稲田社会科学総合研究「原爆は人に何をもたらしたのか」を参考として添付します。
長崎に関する歴史的考察です。
福島においても、単なる「期待される被災者物語」とは異なる観点から、真実を記録していく地道な作業が必要かもしれませんね。
下記はpdfファイルです。
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庭の薔薇が咲き始めました!
ニュースでは、本日より福島第一原発へ流入する前に汲み上げた地下水を
海に放出すると報じられています。これに関しては後日述べたいと思います。
 
「美味しんぼ」福島の真実編に寄せられた識者や行政からの批判や意見が、 特集記事(5/19発売号)として紹介されたようですが、東京でも発売当日に売り切れて、手に入らなかったと知人から電話が・・・。
 大人気?ですね。
「福島が久しぶりに話題に上がって良かった」とコメントする人もいます。
「作品は作者のもの」と表現の自由を盾に、雁屋氏を擁護する編集部に、
勇気ある「善意」を感じる人もあるようですね。
 
しかし、私は喜ぶ気持ちには勿論なれないし、心が強く打ちのめされました。
この表現の本質的な部分に、得体のしれない暴力的なものを感じるのは、私だけでしょうか?
 
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そもそも話題の中身が、なんで今、甲状腺ではなく「鼻血」なんでしょう?
絵になると、鼻血の方がインパクトが強いですから、見る人の不安をかき立てるには最高かもしれないけれど・・・。
ゲッペルス的手法も、表現の自由として認められる時代であることを、
心に留めて充分に注意しなければと感じています。
 
「現象」という水晶球をどのような角度から見つめ、どのように表現するかは、その表現者の世界観や人生観が深く入り込む領域でもあるため、良く見極める必要があります。
 
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この3年間、線量をめぐる政府や専門家の意見の違いに翻弄されながらも、
多くの福島県民が自ら、除染を行い、試行錯誤の中でデータを蓄積し、放射能と格闘してきました。
そして「不検出でも福島のものは嫌だ」「野菜は不検出?・・・では、あなたの子どもは何ベクレル?」といった心ない反応にも耐えてきました。

放射能を浴びた野菜も子どもも、「風評」ではなく「実害」だと感じている人々の精神的土壌に、「美味しんぼ」の鼻血は、見事に?着地したのではないでしょうか。
 
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                                                                              ☆ヒマワリが発芽しました!
 
私たちは、3年間、理屈ではないものと向き合い、苦しんできましたので、
人間というものが、科学的根拠だけに基いて物事を判断するわけでは無いことを良く承知しています。
「鼻血」の表現が、科学的に正しいとか、間違っているとか・・・問題の核心はそこにはありません。
地道に皆んなで積み上げてきた福島の「未来」「希望」「信用」という眼には見えない大切なものを、暴力的に一気にひっくり返された今、痛みが、
心の中に大きく拡がっていくのを感じます。
 
以下は、ネット上にアップされた小学館の特集記事(10ページ)です。
なおこの記事の中身はpdfファイルとなっております。
 
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気になる箇所を、ちょっとだけピックアップします。
①立命館大学名誉教授の安斎育郎さん(放射線防護学)が、福島市渡利地区で 実測調査をした結果が紹介されていました。
渡利地区の保育園児90人と保育者、保護者の外部被ばく線量を、一年間、積算線量計で計測した結果、今の状況だと、保育園生活をしている人の被ばくは、0.2ミリシーベルト/年いかないぐらいだそうです。
 
以前からブログにも書いてきましたが、
空間線量の同じ土地に住んでいても、その住人の生活パターンや労働スタイルの違いによって、積算線量の数値に大きな差がでてくるのです。
今後さらに、検診や医療体制の充実などを求めていく必要があると思います。
何事がなかったとしても・・・。
 
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②琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬さん(物性物理学)が、関東地方の子どもの被ばくにも言及しています。
「原発事故後、関東圏で多くの子どもが鼻血を出したと聞いている。茨城の
常総生協は、2012年11月に、松戸、柏、つくば、取手などの千葉県、茨城県
15市町に住む0〜18歳までの子どもを対象に、尿検査を実施。
70%の児童の尿からセシウムが検知された。」
 
矢ヶ崎先生は、「今回の『美味しんぼ』の企画は、事実を大切にし、健康に生きる権利について、きちんとした視点から報じている」と評価していますので、ぜひ雁屋氏には、関東圏の真実についてもリアルに描いていただき、「勇気をもって関東から避難すること」を訴えて頂きたいものです。
荒木田先生が言う「脱被ばく」を勇気をもって実行すれば、東日本はゴーストタウンに・・・・・
いえいえ、実は福岡でも、福島の何倍もの子どもが鼻血を出している報告が・・・。
 
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山田真医師(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)が、鼻血の調査を公表しました。
山田医師は、2011年5月から福島に入って健康相談会を行ってきました。
その頃から、「鼻血が出る。放射能のせいではないか?」という相談が寄せられていたため、2011年3〜11月の期間、福島・北海道・福岡の3地域の一年生の鼻血調査(学校の保健室のデータ)をしたそうです。

結果は、福岡が最も多く、612人中159人(26%)。
次が、北海道で、小樽が、718人中164人(22.8%)

そして、福島が一番低く、福島市が77人中8人(10.4%)
     いわき市が、341人中8人(2.3%)
     会津が、499人中16人(3.2%)
 
福岡では、4人に一人が鼻血を出していました。
 
山田先生いわく「放射線の感受性には個人差があるので、感受性の強い人なら少量浴びても癌になるかもしれません。ですから、鼻血のようなありふれた症状について放射能と関係ありと軽々しく言うわけにはいかない。
・・・私は自主避難されている方の健康相談もしていますが、精神的にも
肉体的にも不安定になっています。
避難生活もたやすいことではないのです。『避難すべき』というのは簡単ですが、現実には難しい問題を抱えている。」
 
山田医師は国へ、自主避難者に対する条件整備、疫学的調査の実施を求めています。
ぜひ、福島県だけでなく、全国規模の実態調査を行っていただきたいものです。
 
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三春町の住職・作家、玄侑宗久さん「鼻血と放射能」という文章も紹介されています。
三春町の「実生プロジェクト」は、全国のお寺さんに線量計を送って携帯していただき、2年以上測定してもらっているそうです。
天然ウラン鉱がある岐阜県よりも、最近では西日本の線量が上がってきているそうです。
玄侑氏いわく「2002年に、長瀬ランダウアが、全国14万9千ヶ所で一年間継続的に測定した結果、年間1ミリシーベルトを超える県は、11県ありました。位置関係から推測できるのは、どうも西の方から運ばれてきたようだ、ということです。
1964年以降、中国がウイグル自治区で行ってきた核爆発実験による放射性物質総放出量は、チェルノブイリ事故の約500万倍であることが分かってきました。西から飛んでくるのは、黄砂やPM2.5だけではなかったのです。」
 
「福島県全体に人が住めない、などという話は、冷静さを欠いた感情論としか思えません。・・・
現在の会津地方よりも線量の高い地域は、全国に無数にあります。しかし・・・
今回の鼻血発言で、元の木阿弥になったようです。なにより作中の井戸川発言は、県内全域について一括りにしています。・・・
また、荒木田氏の登場で、ダメージは決定的になると思われます。『福島が、もう取り返しがつかないほどに汚染された』という言葉は、おそらくこれまでの『美味しんぼ』の丹念な取材や執筆の努力を一蹴してしまう
ほど酷い言葉です。・・・行政などへの怒りは分からないではありませんが、やはりこの問題は、もっと繊細な言葉で語らなくてはなりません。」
 
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今朝のニュースによれば、コープふくしまが県外の関係者の協力も得て、
各地の積算線量を測定した結果、福島県よりも高い数値の計測された県があったということです。
やはり、放射能の問題を、福島県だけに特化することは誤りだと思います。
なのに「特化」したい人々がいて、ダブルスタンダード的「支援」や「正義」の暴力に無自覚であるという現状・・・。
それこそが、福島の私たちにとって放射能以上のストレスになっています(悲)
荒木田准教授が、昨年、名古屋での講演で、
「福島県産品を食べて支援することで、農家を被ばくさせる」と訴えたそうです。
    あなたに言われたくない!
 その理由は、後ほど・・・。
また作者の雁屋氏は「次の回は鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」という内容のことを言ってましたが・・・
雁屋氏に対する抗議は、表現の自由の侵害、と訴えた団体もあるそうです。
相手の意見に対して抗議すらも許さないとは、いったいどこの独裁政権下の国の話なのでしょうか?
 
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5/13 夫と息子と3人で、田植えをしました。
2011年から毎年、同位体研究所に、米や餅の放射能検査を依頼しています。
 
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今、話題の漫画「美味しんぼ」最新号に、福島大学の荒木田先生が登場してこう話しています。
「福島が、もう取り返しのつかないまでに汚染された、と私は判断しています」
「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」
荒木田先生は、2011年夏に、関西の学者たちと除染実験で来園された方です。
 
昨年、7月に、荒木田先生が、名古屋学院大学で講演された内容が、中日新聞に掲載されていて、私は最近その記事をネットで読むことができました。
 
「脱原発より『脱被ばく』福島大・荒木田准教授が訴え」
〜県産品消費、帰還促進に警鐘〜というタイトルです。
私たちの知らない所で、荒木田先生は「県産品消費に警鐘を鳴らしていた・・・」のですね。
うちのお米は、限りなくゼロに近い「不検出」の結果を頂いていますが、
荒木田先生の言う「福島県産品」というアバウトな括りの中に入ってしまいますから、品川宣言のいう「低レベル放射性廃棄物」ということになるのでしょうか・・・。
 
荒木田さんは、以前からこのブログでも問題視していた関西の学者たちと
一緒に、うちの果樹園に来ていた福島大学の研究者の中のお一人でした。
以下のブログ記事で、梨の実のサンプル採取場所に棒をさしているのが、
 
2011年の夏以降、除染グループのMLに、網や棒などの実験資材の回収と、
サンプルデータ(個人情報)の送付を希望する内容のメールを送っていましたが、
未だに無視されたままで、資材は3年間放置されています。
 
また、当時、サンプルのデータが提供者の同意がないまま、MLの共有ファイルに入っていたということもあり、「福島の私たちの思いを無視し、踏みにじっているのでは?」と問題提起をしました。
しかし、ML管理人に「冒涜だ!」と一蹴され、その時、荒木田先生が「熱くならないでください」と場を収めて?完全に封殺されました。
 
国際的に活動するNGOやNPOのリーダーも、MLでその一部始終を見ていたはずなのに、回収のサポートさえして頂けませんでした。とても残念です。
 
私はその時、「なんて暴力的なコミュニケーションなんだろう?人権問題を ライフワークにしている最高学府の学者たちが、こんなことで大丈夫なのかな〜」と感じました。
ある意味、今回の「美味しんぼ」的展開は、そのような暴力性の延長上にあるような気がしてならないのです。
 
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当時、荒木田さんと除染実験に同行していた福島大学のN先生の夫人が、神戸の脱原発集会主催者に、「O果樹園(私の家)などで除染活動に協力しているパートナーが、毎回、体調を崩すのを見て底なしの不安を感じている。O果樹園の梨を会場に置くことには賛同できない」と送信したメールが、私のもとに転送されてきた時はショックでした。
被ばくによる疲労なのか、慣れない肉体労働による疲労なのか・・・。
「恐怖」からくる精神的疲労も大きかったろうと、青ざめた先生方の様子を見ていた私は感じました。
 
社会的に地位のある方々の発言は、私たち東北の一農民が発する主張よりも、何倍も影響力が大きいのです。
神戸集会の主催者からは、紹介者を介して、「梨の配布拒否」の連絡が間接的に入りました・・・。
メールは、N夫人の了解を得て、私に転送されたということです。
彼女は、品川宣言の呼びかけ人でもある、有名な脱原発の運動家なのですが、主催者にメールする前に、まず私にコンタクトしてほしかったですね。
 
そのような経緯があり、さらに、このかんの「美味しんぼ」の件でも感じることは、
何が正しいのか?以前の問題・・・です。
 
表現の自由の根底にあるべき「コミュニケーション」がうまく機能していない。
どんな花を咲かせ、どんな実をつけるのか?
冷静に大局的なビジョンクエストをしていますか?
花は咲いても実にならない・・・そんなコミュニケーションを選んでいませんか?
せっかく咲いた花を、むしり取っていませんか?
 
追い詰められ「見捨てられた」マイノリティは、自爆テロのような暴力的「問題解決手段」に陥りやすいと言われています。

荒木田先生は、「福島は見捨てられた」とおっしゃっていますが・・・。
それでも私たちは、観念の世界ではなく、リアリティに充ち満ちている福島の大地で、日々格闘しています。
少なくとも私と夫に関しては、これだけ地球の大地や大気を汚染しておいて、無傷で一生を終わろうなんて、一欠片も思っていませんし、命あるかぎり、福島再生のための志事をしていきたいと考えています。
 
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  ラフランスの実
 
荒木田先生には・・・名古屋で講演する前に、うちの梨畑に来て、自分でさした棒くらい回収して頂きたかったですね・・・。
以前、先生から「私は、関西の先生方の除染に付き添っただけなので、責任はとれない」とメールを頂きましたが、責任回避する東電とまったく同じ「上着」の「裏表」のようだと私は感じました。
今回は、どんなふうに決着するのか・・・。
たくさんの人々が傷つき、大きなダメージを受けています。
花を実にするための「術」を授ける先輩が、荒木田さんの周りにはおられなかったのかもしれませんね。
 
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関東一円にも放射能が降ったのに、未だに「汚染」というと「福島」なのです。
昨夏、緑の党の候補者が「南相馬で2つ頭の赤ん坊が生まれた。福島の真実を隠さず、表に出していくために立候補した」と演説した時「では、やはり放射能の降った東京で、2つ頭の赤ん坊が生まれたり、病気が増えたら、公表していくのかな?」と友人が言いました。
どうなんでしょう?
根底に、東北差別があると感じるのは、私だけでしょうか?
 
今回の「美味しんぼ」最新号には、「大阪で受け入れたガレキを処理する
焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、・・・鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が、800人もあったのです」との記述があり、大阪府が雑誌発売元の小学館に抗議したそうです。
 
このガレキは、岩手県宮古地区のガレキだそうです!
福島第一原発から200Km離れた岩手・・・。
その「放射能」のせいで、鼻血が・・・無いとは断言できませんが、PM2.5の影響もあるのでは?

以前、山本太郎議員も「大阪のオカンの体調が悪いのは、岩手のガレキ焼却で飛散した放射能のせい」とツイートしたことがありましたが・・・。
 
では、同じく福島第一原発から200Km離れた東京のゴミ焼却で、放射能は飛散しないのでしょうか?
冷静に考えてみれば、判ることです。

なんで、東京ではなく、岩手が問題視されるのか?
 
今回の漫画「美味しんぼ」への抗議が、放射能被害の隠蔽や事故の過小評価につながるとか、福島の人々の意見表明を抑圧する等と危惧する人々もありますが、それなら・・・です。
福島以外の土地の被害の実態も公にしていきましょうよ!
特に、東京新聞さん!
「福島」ばかりを汚染地にしたい気持ちは判りますが、オリンピックを前にして、東京の汚染と人的被害を公表する勇気はありますか?

あなた方の電気を作ってきたがために、日々畑で被ばくすることになった私たち農業者の気持ちを、福島まで足を運んで、聞く度胸がありますか?
大学で教える職業の人々の手には無いもの、その何倍ものパーソナル・パワーと福島の真実を、見て、聞いて、体験しに来てください!福島へ!
お待ちしてます!
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                                                         ☆庭の牡丹が満開です☆
 
前回のブログで、私の28年前の鼻血事件を紹介した直後、漫画「美味しんぼ」の鼻血描写騒動がネットでも大きな話題となっていることを知り、ビックリでした。
 
4/28発売の「ビッグコミックスピリッツ」掲載の長寿グルメ漫画「美味しんぼ」の中で、作者の雁屋氏は、福島取材から帰った主人公が鼻血を出して、
医者に診てもらったという描写の後に、元双葉町長・井戸川氏を登場させました。
「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」
と井戸川さん・・・。
 
人間は一人ひとり放射能への感受性が違います。
PM2.5の中に含まれる微量のウランに反応して、鼻血を出している九州の子どもや大人もいるのではないでしょうか・・・。(中国で燃やされている内モンゴル産の石炭には、微量のウランが含まれているそうです)
 
作者の雁屋氏は「福島の真実を伝える」という使命感?から、次回作はもっと凄い「真実」を描くと決意表明しているそうですが・・・。
 
「現状認識」という点で、かなりズレている人が多いのかなとも感じますので、とりあえずおさえておいて頂きたい現状を、2点書いてみたいと思います。
現状①
東京電力福島第一原発で、事故後3年間に働いた約3万人のうち、半数が
5ミリシーベルト超の被ばくをしているそうです。
そして、汚染水問題が発覚した昨夏以降、作業員の被ばく数値が上昇を続けており、将来的に原発で働く労働者数の確保が困難となってきている・・・仮に鼻血を出しても、事故を収束させ、地球環境の汚染をくいとめていく・・・
責任と覚悟が、私たち日本の大人に求められている「現状」を認識する必要があると思います。
その自覚の無いところから、軽々しく「福島の真実」などと言って、傍観者的に発信する人が多いのではないでしょうか。
そんな大人の後ろ姿を、子ども達は見ています。
 
現状②
3月に、このブログでも紹介しました福島の女子高生の新聞投稿の内容こそ、私は、今一番重視すべき「福島の真実」だと思っています。
「私たちは子孫を残してもいいのでしょうか?」という彼女の問いかけに、大人は
応える責任があると思いますし、「同じ気持の子ども達は福島に大勢います。言わないだけです」・・・と私は声を大にして言いたいです。
その心の痛みや不安・・・そして様々な差別の問題は、これから先、この福島に生まれてくる未来の世代にまで引き継がれるであろう重い十字架です。
そのような福島のメンタルな現状を理解することなく・・・いやもしかして、充分承知の上であえて語ろうとする「福島の真実」の発信者とは、どのような未来社会を指向する人物なのでしょうか?

原発問題は、表面的には「放射能」の問題として語られることが多いですが、その本質は「差別」の問題です。
そのことから目を逸らさずに、よくよく自身の内面を見つめていくこと・・・。
震災後の福島で、3年間、様々な体験を経て思うのは、そのことにつきます。
福島の痛みを無視した先に、素晴らしい脱原発社会が実現できると思うのは、幻想であると早く気づいてほしい。
 
ただ双葉町のホームページに掲載されている抗議文はpdfファイルで、そのままでは字が小さいのでpdfファイルから文字をコピーして転載しておきます。
 
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小学館への抗議文
 
 平成 26 年 4 月 28 日に貴社発行「スピリッツ」の「美味しんぼ」第 604 話において、前双葉町長の発言を引用する形で、福島県において原因不明の 鼻血等の症状がある人が大勢いると受け取られる表現がありました。
双葉町は、福島第一原子力発電所の所在町であり、事故直後から全町避難を 強いられておりますが、現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える
町民が大勢いるという事実はありません。第 604 話の発行により、町役場に対して、県外の方から、福島県産の農産物は買えない、福島県には住めない、福島方面への旅行は中止したいなどの電話が寄せられており、復興を
進める福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせているほか、
双葉町民のみならず福島県民への差別を助長させることになると強く危惧
しております。
双葉町に事前の取材が全くなく、一方的な見解のみを掲載した、今般の小学館の対応について、町として厳重に抗議します。
 
平成26年5月7日
福  島  県  双  葉  町
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菊畑に散水する夫のそばに、水を求めて一羽の蝶がやって来ました。
 
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今年86才の母と叔父、叔母と一緒に、菊の定植をしました。
毎年、震災で亡くなられた方々の人数と同じ、2万本を植えます。
その圧倒的な数(悲しみ)のリアリティを感じつつ・・・。
一本一本、大地にそっと横たえて、温かい土をかけていきます。
ゴールデンウィークは、私たちにとって、欠かすことのできない鎮魂の一週間です。
 
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