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台風17号が、本州を縦断するようなコースを進みそうですね。
土砂災害や暴風雨には十分に気を付けてください。 このかん、複数の知人から、日本の原発ゼロに対する欧米の懸念表明に関して、情報が入っていますので、紹介します。 原発ゼロにしたことによるプルトニウムの備蓄等で、日本の軍事転用を懸念しているという情報もありましたが、知人の話ではそれは表向きの話であって、実は裏があるのだそうです。その話も合わせて少し紹介したいと思います。 確かに原発がゼロになり、核燃サイクルが破綻した状況では、プルトニウムの備蓄量は増えます。なにしろトイレのないマンションと揶揄されているくらいですから。
プルトニウムの軍事転用云々については、以前から一部の核武装派の人々が言ってきたことではあります。が、このかんの欧米の懸念を、別の側面から推理していくと・・・。 ご存知の方も多いと思いますが、アメリカは33年前のスリーマイル島の事故以来、原発の建設、原子炉の製造をしていません。
これにより原発を作るノウハウを失ってしまったのです。 特に原子炉の製造ノウハウの喪失は深刻です。
一応ウェスチングハウス(東芝が買収して傘下に収めていますが)という原発メーカーはあるものの、事故以来原子炉を製造していませんから、当然ノウハウを持っている社員は既に退職してしまっているわけです。 ウェスチングハウス自体は、燃料棒製造や原発システム制御の管理で生きながらえています。 そういう意味では、スリーマイル島事故以来、日本はアメリカの技術援助を受けながらも、独自の原発建設、原子炉の製造を続けてきたわけです。
特に日本の場合は、北海道のある製鋼メーカーが巨大な金属の塊から鍛造して、 原子炉の圧力容器や格納容器を作っていて、これがなんと世界シェア8割です。 フランスやアメリカも作れないことはないのですが、直径7メートルあるような巨大な圧力容器を作れるのは北海道にある日本のメーカーだけなのです。
福島の事故以前から、この北海道の製鋼メーカーには、圧力容器等の受注が5年先まで埋まっていてアメリカやフランスから生産増強してくれという要望があり、年間4基製造から8基製造にまで能力を上げたそうです。 その日本が原発や原子炉の製造を止めてしまったらどうなるのか。
特に圧力容器や格納容器はどうするのかというのが、アメリカやフランスの本音なのです。 アメリカは原発メーカーのウェスチングハウスは残ってはいるものの、原子炉の製造ノウハウがなくなってしまったので、アメリカで原発を作る場合は原発製造を続けてきた日本の原発メーカーの協力が必要になります。
日本の原発メーカーは3社あり、 東芝、日立、三菱重工です。
ウェスチングハウスは東芝の傘下に入り、GE社は日立と提携関係にあります。 三菱重工はウェスチングハウスの技術援助でやってきた会社だったのですが、ウェスチングハウス社に対する買収合戦で東芝に敗れて以来単独での受注をしています。今ではフランスのアレバ社と提携関係にあります。 もし日本に外交力というものがあるならば、圧力容器が欲しくば言うことを聞け、
戦争やめろ、というくらいの力を発揮してもよさそうなのに、その度胸のある政治家、外交官はいませんね。
以前火力発電の燃料の話をしましたが、その燃料の一つである天然ガスについての話し合いが日本で行われましたが、日本は足元を見られて天然ガス価格の値下げ交渉がうまく行っていないようです。
こんなことをするとしっぺ返しを喰らうのは資源輸出国だという事を忘れてはなりませんね。 日本としては独自のエネルギー資源となるであろう、オーランチオキトリウムの油生産を軌道に乗せて、海外に頼っていた石油、石炭、天然ガスとおさらばする時は 近いでしょう。
そうなってから価格を安くしても遅いのですよ。 さて話変わりまして、先日23日の福島民報紙に、玄侑宗久さんの記事が掲載されていました。
内容は、全国各地のお寺さんに協力してもらって、バッジ式の個人線量計で日本各地の放射線量を測定するということをやっているのだそうです。 その内容は下記ホームページにて報告されているそうです。興味のある方は、ご覧になってください。 http://fukushima-misho.com/sokutei1.html 玄侑さんも書かれていますが、測定数値そのものは、必ずしもその県の平均値ではないという事だそうです。あくまでも数値が高い所もあるよということだそうです。
数値が高い理由の一つとして、かつて中国が大気圏内で核実験を46回もやったことと、この時に放出された放射性物質は20メガトンと、チェルノブイリ事故の500万倍なのだそうです。 これが黄砂に乗って日本に運ばれた可能性もあるそうです。 |
福島原発関連
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専門家の間では認識されていた話なのでしょうけど、私たち素人にはテレビ報道でしか 理解し得ないこともあります。
少し前の日曜日にTBSの報道番組で、原発関連の内容のものをやっていたのですが、今年に入ってから公開された情報として、実は福島原発の格納容器の上蓋から、放射性ガスが漏れていたというものがあったそうです。 どういう事かと言いますと、圧力容器を収めている格納容器の上には鍋の蓋のような上蓋があって(報道写真等で4号機の上蓋を見たことがあるかと思います)、その上蓋は格納容器本体とボルトで固定されているわけですが、格納容器本体とはOリングのようなシリコン製のパッキンが填められているのだそうです。 がしかしこのパッキンの耐熱温度は200℃程度で、事故当時200℃以上の高温の状態になった格納容器では、当然このシリコンゴムが劣化して、中の高温高圧になった放射性ガスは劣化したシリコンゴムから漏れ出たというものでした。 つまり私たちはテレビの報道で、原発建屋の窓から水蒸気が漏れ出ている映像を見てきたわけですが、あれはこの上蓋から漏れていたものだという事が明らかになったわけです。 今頃になって情報公開されても遅いですよね。 さらには3月15日には、風向きによって放射性ガスは関東地方に流れ出て、ぐるっと関東一円を回るように拡散し、さらにその回って来た放射性ガスが福島市上空に達して、その時に降った雨で福島市に放射性物質が降下したという事もやっていました。
つまり原発からの北西方向への放射性ガスと、関東一円を回ってきたガスが福島市上空で一緒になってしまったという、ある意味不運な出来事が重なって今の福島市の放射線量が高いという状態になってしまったわけです。 そして現在新聞に掲載されている放射線量の推移を丹念に見ていると、福島市以外の地域は、ほぼ一定の数値で推移して変動はほとんどないのに対して、福島市だけがここ2ヶ月ほど、夜中の午前1時頃の数値が0.7uSv/h で、夕方の5時頃の数値が 0.6uSv/h と、一日で 0.1uSv/h も変動するという状態が毎日続いていました。
ここ数日は雨が続いているためか、夕方5時の数値はあまり下がらず0.65uSv/h前後となっています。 原因は現在調査中です。 |
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五月雨(梅雨)という季語は、日本の様々な歴史の中で、「降り残した」人間の思いとも重なり、今も特別な余韻を放つ言霊ですね。
明智光秀の本能寺の変(6/2)も、旧暦の「五月」でした。
「時(土岐)は今 雨(天)がしたしる(下知る) 五月かな」
五月雨は、「さ乱れ」でもあります。
6/29の「大飯原発再稼働反対行動」で、東京・首相官邸前に20万人が集まったという記事を見て、70代の知人は、1960年の6/15を思い出したと言っていました。
私は、まだ生まれたばかりで、当時の記憶はあまり無いのですが、日教組の組合員だった母が、父と熱く語り合っていた気配?だけは感じていました。 6/15は、東京大学の学生だった樺美智子さんの命日でもありますね。
当時、女学生だった知人曰く「何の自己批判も無く、安保闘争を懐かしく回顧するなんて、とてもできない。あの時、樺さんの遺影の前で、誓ったことのひとかけらも実現できないまま、今に至り、 福島の原発事故を招いてしまった」と。 同年の5/19に、安保特別委員会で条約承認が強行採決されたのですが、その時の委員長が、小沢一郎氏の父親「小沢佐重喜」だったそうです。
52年目の今年、螺旋的回帰のように、日本は重大な局面を迎えているように思います。 一方、福島の畑では、連日汗だくの農作業です。
新高に赤い袋を掛けているのは、83歳の叔父です。 病害虫防除のために、ラ・フランスと二十世紀にも、袋を掛けます。 やっと、6月中に袋掛けの作業を終えることができました。 6月29日、郡山市議会は、関西電力大飯原発の再稼働決定に反対する意見書案を、全議員の賛成で可決しました。
同日、野田首相に郵送したそうです。 意見書は、未だ原発事故が収束せず、再発防止策の策定に至らぬ状況での再稼働決定は、経済優先で拙速と、国や関電を批判しています。 川俣町議会、浪江町議会、飯舘村議会、南相馬・二本松・会津若松・喜多方の各市議会も、同様の意見書を可決しました。 一方、いわき市議会では、大飯原発の再稼働に反対する決議案が、賛成14、
反対19で、否決されました。
福島市議会でも、賛成17、反対19で、否決されました。 反対にまわったのは、自民・保守系の最大会派と民主系会派で、瀬戸市長を推す議員が中心となっていたそうです。 反対討論は無いまま、無記名投票で否決された際、提案者の議員から「民主的な議論もせずに否決だけするのは、議会として恥ずかしい」と怒りの声が上がったとのことです。 本当に情けないです!
私たち農業者が農協を通して請求した、昨秋分の補償金は未だに入金されていません(半額のみ)。東電職員のボーナスの方が先なのでしょうか? 国や東電に愚弄されている福島の議会から、今、強いアクションを起こしていかなければ、政治的な交渉のヘゲモニーは取れないと私は思います。
除染も賠償も進まず、先行きに展望を持てないでいる市民の代弁者として、市議は何を発信すべきなのか、よく考えて頂きたいのです。
原発事故の原因究明も終わらず、新たな原子力規制機関の設置もない状況での再稼働に、賛成する福島市議の名前を公表して頂きたいです。
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今年も尾瀬は無事に山開きを迎えて、これから本格的なシーズンに入ります。
ただ今年は上空に冷たい空気が入り込んでの、突発的な雷雲が発生して落雷による被害が出ており、先月末に尾瀬でも落雷によって一人の登山者が亡くなってしまう痛ましい事故がありました。 尾瀬に行かれる方は天気には十分に気を付けて行かれるようにしてください。 以前尾瀬は東京電力が群馬県側の大部分を保有しているという話をしましたが
(尾瀬沼から発電用の水源を確保するためです)、昨年の原発事故以来東京電力が賠償金捻出のため、保有している尾瀬の土地を売却するのではないかという話も
あったようですが、売却はせずにそのまま残すことになったようです。まぁそれはそれで構わないとは思いますが。東京電力のおかげで尾瀬の木道整備等の維持管理が出来ているわけですから。
さて昨年の福島原発事故によって、福島県内にも放射能は拡散してしまったわけですが、尾瀬は原発から150kmほど離れていましたので、さほどの放射能の影響はなかったようです。
でも群馬県では尾瀬の南に位置する沼田市の地域では放射線量が高いホットスポットがあったわけですから、風向きによっては油断できませんね。 そういう中で昨年2011年においては、尾瀬保護財団は尾瀬内の積極的な放射線量の数値の公開はしていませんでした。 それで群馬県は独自に放射線量の数値を測定して昨年は公開はしていましたが、尾瀬の放射線量を知りたいという人にどれだけ届いたのかは不明です。すべての人がネットを自在に見られるわけでもありませんから。
福島県に住んでいる人は、新聞に毎日掲載されている南会津の放射線量でおよその数値を知り得ることは出来ました。昨年はほぼ0.08uSv/hでした。 原発に近いいわき市の事故前の放射線量は0.05uSv/h程ですから、これより少し高い程度ですが、山間部は岩などが多く元々放射線量が高い傾向があるところもあるんだそうです。 実際尾瀬も場所によって放射線量の測定値はまちまちで、岩が露出している地域は高い数値を示す傾向があったようです。 放射線量の非公開は入山者の減少を心配してのことなんでしょうけど、それがかえって減少を煽ってしまったようにも思います。
昨年尾瀬に行かれた方が、尾瀬内の放射線量の数値をご自分で持ち込んだ測定器で記録した映像をyoutubeにアップしたくれたようで、その映像で2011年の尾瀬の放射線量の様子が僅かの日にちではありますが、確認することが出来ます。日付は2011年10月15日となっています。 下記がyoutubeにアップされた映像です。直接リンクを張ると迷惑が掛かりますので、お手数ですが、ご覧になる方は下記URLをコピーしてブラウザのアドレス欄に張り付けてご覧になってください。 それぞれの地点の放射線量は
沼山峠バス停 0.15 uSv/h
沼山峠 0.11 uSv/h 0.164uSv/h 小渕沢分岐 0.01 uSv/h 沼尻分岐 0.09 uSv/h 長蔵小屋裏 0.114uSv/h 0.095uSv/h 桧枝岐村バス停 0.194uSv/h 会津高原尾瀬口駅 0.166uSv/h となっていました。貴重な情報、ありがとうございました。
今年は昨年の反省を受けてか、群馬県から委託を受ける形で尾瀬保護財団が数値を公開する運びとなったようです。測定地点は、鳩待峠、山の鼻、牛首三叉路、竜宮十字路の4地点です。
但しリアルタイムでネットで公開しているのは山の鼻のみのようです。 今年5月27日時点の尾瀬各地の放射線量ですが、
鳩待峠 0.061uSv/h 山の鼻 0.062uSv/h 牛首三叉路 0.030uSv/h 竜宮十字路 0.021uSv/h となっています。
山の鼻ビジターセンターの最新の測定結果は、下記の今朝の尾瀬山ノ鼻をクリックしてご覧ください。
http://yamavcblog.blog99.fc2.com/#container また福島県側の放射線測定数値については、下記の尾瀬檜枝岐温泉観光協会のホームページに掲載されています。
http://www.oze-info.jp/radioactivity/ 6月3日現在の福島県側の放射線量は下記となっています。
昨年10月の時点よりだいぶ下がっているようですね。 檜枝岐村役場前 0.049μSv/h
アルザ尾瀬の郷 0.091μSv/h 駒の小屋付近 0.046μSv/h 御池ロッジ付近 0.065μSv/h 沼山峠休憩所前 0.072μSv/h 尾瀬沼ヒュッテ前 0.043μSv/h 見晴十字路付近 0.048μSv/h 砂子平地区 0.090μSv/h 馬坂峠登山口 − μSv/h |
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暑さ寒さも彼岸までとはよく言いますが、今年の春は未だ寒いですね。
一ヶ月ぶりに福島市に戻りましたら、また雪になりました。 久しぶりに西中央の酵素風呂へ! 体を温めて、汗を出すと、心が陽気になるのです。 父が入院していた病院の売店で、朝日ジャーナル「わたしたちと原発」を購入し、
病室で読んでいました。 米国技術者の緊急提言・途方もない「フクシマ」の潜在リスクと日本の未来という 一文は、衝撃的です。 そして先日、知人から送られてきたドイツメディアの特集映像を見て、改めて、 日本で生きることの「覚悟」と「使命」を想う雪の日です。 このドイツのテレビメディアの映像は、dailymotion という動画サイトにあるのですが、
直にリンクするとサイトにもテレビ局にも迷惑が掛かりますので、お手数ですが直接 http://www.dailymotion.com/jp にアクセスして、検索窓で「ドイツ 福島原発」で検索して ください。
検索するといくつか動画がヒットして、現時点では一番上に来ています。 動画の名前は「ドイツZDF フクシマのうそ」となっています。 直接ご覧になってもいいですし、ダウンロードして保存したい場合は dailymotionに 対応したダウンローダーでダウンロードすることも出来ます。
dailymotionは結構原発関連の動画がアップされています。 朝日ジャーナルに掲載された米国技術者の提言を、簡単にまとめてみます。 アーニー・ガンダーセン氏は、福島第一原発事故が起きた直後の3月18日に、 米CNNテレビに出演し「核燃料は70〜80%がメルトダウンしているだろう」とコメント した原子力技術者です。 ①まず最初に、福一・福二原発で勇敢に働いている方々に感謝の気持ちを捧げま す。日本だけでなく、世界全体を救ったと思います。
②福一で使われていた、米ゼネラル・エレクトリック(GE)社のマークI型は、何十年も
前から構造的な欠陥が指摘されていた。 米原子力規制委員会(NRC)の1972年の内部メモによると、NRCは、マークI型の 使用禁止を検討していた。
③マークI型の格納容器サイズは、当初の設計では、現状の約10倍でしたが、価格 を抑えて競争力を高めるために、小さなサイズにしていたのです。
格納容器が大きければ、メルトダウンによって発生する水素を、容器内で再燃焼 させ、炉内の圧力を下げることができ、安全性が増します。 しかし、NRCは、それを指摘すれば、アメリカの原子力産業の成長を妨げるとし て、口をつぐんでいました。 ④また、福一では、冷却用海水ポンプに防水対策がなされていませんでした。
そのため、たとえ非常用ディーゼル発電機が生きていたとしても、メルトダウンは 避けられなかった。問題は、電源喪失ではなかった。 福二の場合は、海水ポンプの防水対策が厳重で、熱交換器建屋に設置されてい たため、浸水してもポンプ本体の損傷は免れた。 (東電が、この話を避けているのはなぜか?) ⑤現在、一番懸念しているのは、4号機です。
4号機のプールには、炉心数個分の使用済み核燃料が入っています。 東電は事故後、プールを補強しましたが、ひとたび大きな地震が起これば、倒壊 する可能性が四つの中では最も高い。 使用済み核燃料プールで起きる火災を消し止める方法など、誰も研究すらした ことがない。
⑥今後、廃炉のための作業は困難を極めるだろう。
原子炉から一度流れ出てしまった核燃料を取り出す技術は、この世には存在しない。遠隔操作で処理するロボットは、まだ設計すらされていない。 技術開発に10年、実行に10年・・・257トンのウラン回収が必要だが、それをどのように処理しどこへ保管するのかも決まっていない。 ⑦日本は、エネルギー政策の分岐点に差しかかっている。
日本企業は優れた技術力を持っている。決断さえすれば、非常に大きなチャンス が生まれるはずだ。 最後にもう一度、福島で勇敢な活動をなさっている方々に、尊敬の念を表明したいと思います。 ☆この朝日ジャーナルの最後に、2つの論説が掲載されています。 ジャーナリスト・外岡秀俊さんの「原発の隠されたアジェンダ」 社会学者・開沼博さんの「いま、わたしたちが生み出すべき言葉」 原発問題の本質に迫る内容です。
一読をお勧めします。 |




