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梅の花
今日は、久しぶりに暖かい一日でした。 庭で、梅の花が満開です。 梅の木の下に、2011年夏の除染実験の資材が今も放置されています。
京都精華大学の山田先生のグループの置き土産?です。 3/19荒木田准教授の講演の後に、回収をお願いしました。 福大の荒木田さんとN先生も実験に協力し、荒木田さんがサンプル採取の場所に棒を刺す写真もブログにアップしていましたが、「僕は関係ない。畑の除染には反対だったのでグループから離れた」の一点張り。 それで、この棒回収の件と、福島の農業者の被ばく量に関する誤った発言について、私は一歩も譲らない決意で、荒木田さんと対峙しました。 真っ向勝負・・・気持ちは完全に「バルサ」(精霊の守り人)です(笑)
団塊世代の軟なオジサンなら「まあまあ熱くならないで・・・」なんて逃るのでしょうが、荒木田さんは逃げませんでした。 尊敬します(笑) 同行した友人に「大人がこんなに激突するの最近見てないでしょ?」と聞いたら、 「うん」と言ってました(笑)
ここだけ時が止まったまま・・・・・
感情を解放すると、人間って、元気になるんですね。
もしかしたら、荒木田さんも同じだったのかも・・・。 なんと、本日、荒木田さんが、棒の回収と謝罪に来園されました。 5年5ヶ月・・・・・ずっとこの「紛争」を見守っていた梅の木が、祝福のように花を咲かせています。 感無量です。 「家の光」3月号に、玄侑宗久さんが「待つしかない世界を生きる」という文章を寄稿されています。
「6年がたち、『福島で生きることは待つことだ』という思いがわたしにはあります」と玄侑さん。 「スマートフォンで検索すれば、なんでもわかると多くの人が思い込んでしまっている『待てない時代』・・・ 震災後の福島では、待つしかないことが多くあるわけです」と。 農業もじっと待つ仕事です。 種をまき、芽がでるのを待ち、実がなるのを待ち、収穫する日を待つ・・・。 時が熟して「その日」がやって来るのを、ひたすら待ち続ける。 今日は、「その日」だったのでしょう。 「課題から逃げない」でいると、必ず解決の「時」は巡ってくるのですね。 荒木田さんに送信したメールの一部を添付します。
荒木田 様
東北で共に反原発に取り組んでいた仙台の加藤哲夫さん(故人・元「ぐりんぴいす」
店主)が、「紛争の心理学」という本を紹介されていました。
震災後は、この本を、ボロボロになるくらい熟読しました。 そして、私たちが福島で体験していることの意味・・・この場所だからこそ生みだせる「和解と創造」というプロセスがあることを理解しました。
著者のA・ミンデルは 、民族紛争や人種差別など、あらゆるレベルの人間関係の「対立の炎」の中に入り、各々の感情の解放と自覚に寄り添うワークを世界中で行っています。
ミンデルいわく。
「抑圧された環境にあるものこそが、優れた指導者になるだろう。多数派の文化において否認された集団の一員である人々は、犠牲者になることを強いられているだけでなく、多文化の指導者になることを定められている。私たちは、そのような人々の強運、知性、自覚、そして愛といった助けを必要としている。他のどこに人権を守ろうとする意志と自覚を持った人間を見出すことができるだろうか?」と。 私には、子どもが3人います。
三男は 、甲状腺検査の対象にもなり、今も不安な思いはありますが、いつもミンデルの言葉を思いだしながら、見守ってきました。 先日は、首都圏の理学療法士の学会で論文を発表し、新人奨励賞を頂きました。 様々な痛みや体験が、彼を強くし、人生のビジョンを明確にしているのだと感じています。 最終的には、平和とは、多様性を認める・・・ということです。
自分とは相容れない考えの人々を、許すことができますか?・・・と。 そのあたりを一人ひとりが深掘りしていかないと、紛争は永遠に続くでしょう。
「社会をぶっ壊すため」に、意図的に紛争を作りだす集団の内外に、ほんとうの平和はありません。それが歴史の教訓です。 「平和」って、勝ち取るものではなくて、一人ひとりの自覚と変容が始まるタイミングに、蛹から羽化する蝶のように現れるものなんだと思います。
ミンデルのワークは「対立の炎の中に入る」ところから始まります。
抑圧されている者の怒りに覆いをかけて、同化を迫るところから本当の「和解」や「平和」は生まれないのだと。 それで3/19も、あえて荒木田さんに闘いを挑んでみました。
真っ向から受けてくださり感謝しています。 「女性であり、福島の農業者である」という私の立ち位置は、社会的に はかなり劣勢です。
理不尽なものに対する怒りは、荒木田さんと同じようにありますが、脱被ばく運動の中にさえ存在する差別や分断が、「この立ち位置」からは誰よりも良く見える・・・・・という意味で、日々、学びが多いです。 「物事を強引に推し進めるな。今、起きていることのエネルギー(混乱や怒りなど)を使うプロセスワークの中で、文化の変容は成し遂げられる」というミンデルの実践を、福島でも実現できたら素晴らしいと思っています。
それでは、明日お待ちしています。
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新生福島への道
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8月5〜6日、福島市と郡山市の駅前が夏祭りで賑わいました。
福島市中心街の国道13号(信夫通り)が、夏祭りのメインストリートと化す 「福島わらじ祭り」。
福島わらじまつりのオフィシャルfacebookは下記です、
合併したJAふくしま未来の浴衣美女軍団からのお誘いです。
夜、一回だけ集まって練習しました。
あとはブッツケ本番でって、ムリムリ・・・。 ネットのYoutubeを見ながら、真夜中のイメージ・トレーニング・・・そして。
朝は、4時から菊の収穫作業です。 なんてタフになったんだろう。 震災のお蔭だな〜(笑) JAふくしま未来の女性部200人が、浴衣を着て踊る「わらじ音頭」。
いざ、出陣です! 甲子園も暑かったですが、福島も半端じゃない暑さです!
5日の午後5時、福島駅前の気温表示板は「39.5℃」でした・・・。 早朝から、桃や菊の収穫で忙しい農業女子(アラ還の皆さん)が、市内の各支部からバスで結集!
昼過ぎから浴衣の着付けで汗だくのスタッフの皆さんのお蔭で、無事に本番を迎えることができました。
ありがとうございました。 私は、40年ぶりの浴衣体験でした。
お腹まわりに、紐や伊達巻や板や帯をグルグルと巻いて、踊る前から「熱い女」になってました(笑) 今夏は、東日本大震災後で最多となる延べ143団体、約7000人が参加したそうです。
イギリスからは、BBCテレビも来福していました。 幼稚園の可愛い子ども達、市内の銀行の行員さん、学校やサークル、会社単位で参加した老若男女が、「平成わらじ音頭」の軽快な唄にあわせて華やかに踊り流した、5日の夕。
暑さで意識がモウロウとしていましたが、私の中に、何かが始まった・・・という
予感のようなものがありました。
福島の「わらじ音頭」は、ウチワで風を起こすように舞い踊ります・・・・・あっ!
あっこちゃんだ!
信夫山の天狗さんも一緒だ〜(笑) 市内の女性団体が結集した「女団連」の皆さんも参加していました。
女編に、土台の「台」と書いて、「始」。
しっかりと、土台を築いていきましょう。 目に見えるものは常に移ろい無常ですが、無形文化は残ります。
祭りは、永遠 永遠の茅の輪くぐりです。! ☆菊の長さを揃えて箱詰めします! 今年もラジオで、懐かしい甲子園の球音を聞いています。
2012年のわらじ祭りを記録したブログ記事も合わせてご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukushima_apple/9271347.html |
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すべての始まりは、福島支援のために2011年4月に福島入りした
チェルノブイリ救援・中部(以下「チェル救」)の皆様の「決断」と「実行」でした。 1990年から25年以上にわたるチェルノブイリ支援の実績とノウハウの蓄積・・・「チェル救」の、「花を実にする力」は、ナロジチ現地での菜の花プロジェクト成功に留まらず、福島県南相馬市でも市民と協同で豊かな実を結んでいます。
新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、チェル救の応援で菜種栽培を開始した「南相馬農地再生協議会」が、世界的に有名な英国企業「LUSH」と提携し、今春、菜種油を使った石鹸が新発売されました。
石鹸の名前は「つながるオモイ」です!
LUSHのショップは、福島県では唯一、郡山駅ビル1階で営業しております!
昨日、初めてお店に伺ってみました。
郡山駅の在来線改札口を出て、目の前(斜め左)! なんて分かりやすい場所なんでしょう(笑) ショップの中は、鮮やかな色彩と優しい香りの癒やしがいっぱい! まるで花園のようです・・・☆ エコロジカルなバス用品やコスメ製品が、美しいアートのようにデコレートされています。
☆向かって左が「つながるオモイ」 & 右が蜂蜜入りボディソープ (どちらもカット販売)
優しいスタッフさんが、お客様に丁寧に対応されていました。
私は、石鹸の「洗い心地」の体験もさせて頂きました。 ふわふわのきめ細やかな泡・・・。
なんと、豆腐やシメジの天然成分も入っているそうです。 日頃の疲れも一緒に洗い流される幸せな心地でした〜☆ ☆ふわふわのバブル!
さて、お買い物です!
石鹸は、カット販売もOKとのこと。 友人知人に配布するサンプル用菜種石鹸、300円分を8個切り分けて頂きました。 包装紙は、ペットボトルを再利用した資材などが使われているそうです。
いわき市のNPOが栽培した綿の風呂敷(包装布)は、完売とのこと。 色や香りなど、ますます進化をとげながら多くの人に愛用されると良いですね。
LUSHは『持続可能な循環型社会』をめざす企業スタンスから、環境に配慮したオリジナル製品を開発しています。
なので、使用する原材料や資材の生産背景や品質にも独自のこだわりがあります。 また、LUSHが、日本国内で販売している商品の24%が「パッケージなし」とのこと!
目の前の便利さに流されず、未来を見すえた「暮らしの提案」が、そこにはあります。 一方、製品開発時の動物実験は当たり前の業界・・・あまり知られていませんが。 安価な製品を作るために、人体に有害な成分も使用するので、実験でその影響を調べながら開発を進めるわけです。 LUSHは、「NO!動物実験」
動物虐待でもある動物実験に反対し、その企業倫理を貫いているところが素晴らしいと思います。
3年前、南相馬農地再生協議会の皆さんがテレビ番組で紹介された際に、たまたまLUSH日本法人関係者が目を留めて交流が始まり、今後も被災地の生産者を応援するため、買い入れを継続して増やしていく方針とのこと。
ほんとうに、有りがたいですね。
皆さん、これからも応援してくださいね〜。
以下、紹介記事も合わせてご覧ください。
LUSH | S-PAL郡山
www.s-pal.jp/koriyama/floormap/lush/ 「南相馬 菜の花プロジェクト〜自然循環の社会形成に向けて」(英文付き)
https://www.lushjapan.com/article/soapbox-201602 「再生願い、南相馬の菜の花せっけんに〜 全国発売〜」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000303/20160320-OYT1T50113.html 「油菜ちゃんがつなぐ農地再生の輪」ふくしま新発売
http://www.new-fukushima.jp/archives/51521.html |
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梨畑でセミの脱殻を見つけました!梅雨明け間近でしょうか☆
参議院選挙の結果を報じた7/11付、朝日新聞の一面、右下・・・。
鷲田清一さんの「折々のことば」に、ムーミンとミイの会話が紹介されていました。 ムーミン「どこにいくのかなあ?」
ミイ 「というより、なにから逃げてるかが、問題よ」 「逃げてる」・・・さすが、ミイちゃん。
水面下には、今、どんな無意識が潜んでいるのでしょうね。
まず、トイレの汚れは、見ないことにしている。
というか、汚れを汚れとして、認知できない。 これは汚れじゃない、模様なんだ・・・と自分に言い聞かせている。 問題が大きすぎると、もう何の感情も湧いてこない。 いちいちビックリしてると、体がもたないので、もうずっと以前から 心に蓋をかぶせている。
そう、でもね。
いつまでも逃げ続けるわけにはいかないのよ。 いつか必ず、蒔いた種を刈り取る「時」が、やってくるのだから・・・。 10月に収穫する「王秋」という梨です!
今月、福島県は、原発事故の影響で落ち込んだ観光客を呼び戻そうとPR用の新ポスターを発表しました。
ポスター上半分に「来て」という2文字。
下半分には満天の星の下で幻想的に浮かび上がる名木「鏡桜」の写真を配置。 「シンプルなメッセージと写真を用い、見た人の関心を引き付けることを狙った」そうです。
内堀雅雄知事は「このポスターを見て何かを感じ、福島を訪れていただければ」と・・・。 ネット上では、この福島県のポスターを見た人の感想が話題となっています。(以下)
①ホラーかと思ったわ ②この不安定なフォントと写真、ものすごく不安に駆られるんだけど逆効果だったりしないのかな…
③きれいではあるけれど・・・ 正直怖い感じがする。もっと明るいイメージのほうが呼んでいる福島県民からも同意を得られるんじゃないかな?
④これはちょっと怖いよ。 もっと明るい写真無かったのか
⑤なにこの福島の観光ポスター。 同情、同調で観光を呼ぼうとしても
無理。本当の魅力、文化を育てれば放射能でも壊されない価値を作ることができる
⑥この怖いポスター見て「福島行きたい!」ってなるかな〜
⑦申し訳ない、せっかくの鏡桜、違う方に思える。引いてしまう
☆一番人気の梨「あきづき」が、かわいい!
ポスターの評判がイマイチですね。
製作者が、「逃げている」感じ? 「薄暗いスナックのカウンターで、厚化粧のママさんが、私も昔はモテタのよ。ねえ、だから来て!」
とは、友人がポスターから受け取ったイメージだそうです(笑) 制作費に700万円の税金が使われていますが、とても残念な結果です。
ポスターの作者や、県の担当者が想い描く福島像と、日々、復興のために
汗を流している現場の私達の実感やビジョンに、かなりの乖離があるのでは、と改めて実感した次第。
お盆用の菊の畑で、草と格闘しています!
今、福島県にご提案させて頂きたいのは、一年に最低一回でも、民間の事業体で汗を流す職員研修を実施してみては、ということです。
連続する県職員の不祥事は、組織全体の問題として議論されるべきです。 トップがまず、公僕としての初心に戻り、草刈りやトイレ掃除など内外の環境整備に汗を流す・・・いつも組織は、そこから変わっていきます。
夏はダイエットに絶好の季節ですしね。いかがでしょうか(笑) ☆梨を撮ろうとしたら、私の目の前にトンボがとまりました(笑)
ロンドン五輪で「史上初の金メダルなし」だった、柔道日本代表男子チーム。
今夏のリオ五輪の監督は、井上康生さん(38) です。 彼が、監督に就任してから、チームはがらりと変わったそうです。
遠征の移動はスーツ着用。 ひげを伸ばすことも禁じました。 柔道界のみならず、日本スポーツ界の模範たれ・・・と。 ロンドン五輪で地に落ちたイメージを払拭し、誇りを取り戻す戦いなのだ・・・と。
井上監督いわく。
「歴史を振り返れば、強い組織には必ず優れた武官と文官がいる」 私達の故郷にも、凛とした優れたリーダーを育成したいものですね。
2016年は、福島の女性にとっては「始まりの年」☆
女編に、土台の「台」と書いて「始」!
しっかりと、土台を創っていきましょう。 ☆やっと、梨の袋かけ作業が終わりました。赤い袋は、新高梨と王秋にかけています。
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名古屋市の熱田神宮の境内で、クチナシの花が咲いていました。
花言葉は「喜びをはこぶ」「私は幸せです」
古来から神聖な花とされています。
☆新緑が美しい「熱田の森」
☆御神木の大楠
☆参拝の人々(お宮参りのご家族)
名古屋の赤ちゃんも可愛らしい☆
すくすくと大きくなりますように。 さて、こちらは名古屋YWCAビルの4階会場です。
チェルノブイリ救援・中部の総会終了後、30年目のチェルノブイリ・スタディツアー報告と福バナ交流会が開催されました。 「福バナ」とは、福島のお話のことです。
今回は、福島での5年間と「これから」というテーマで、夫のメッセージと、女子大生の手紙を紹介した後、名古屋の皆さんと意見交換をさせて頂きました。 最初に、河田昌東先生にささやかな感謝の気持ちをお届けしました。
バラの花束です。 4/24〜5/3、河田先生はじめスタッフの皆様16名が、チェルノブイリ追悼祈念式典参列のためウクライナへ渡航した際に、現地のジトーミル州議会と市から、 感謝状が贈られたそうです。
26年間のチェルノブイリ支援、そして、この5年間の福島支援に、心から感謝申し上げます。
以下、6/11参加者の皆様にお伝えしたメッセージです。
チェル救会員の皆様へ
この5年間、何よりも皆様が福島現地に、いち早く駆けつけて下さり、 私たちの苦しみ、悲しみに寄り添ってくださったことに心から感謝申し上げます。
2011年4月19日、河田先生やスタッフの皆様を福島市にお迎えし、放射線防護と菜の花プロジェクトをテーマに講演会を開催いたしました。
県内外から参加した200人を超える方々の感想文には「河田先生のお話を聴けて本当に良かった」「前途多難だが、心に希望をいただいた」とありました。
当時、大きな喪失の中で苦悩する大人たちの背中を、福島の子らはじっと見ていました。「オレたちは棄てられたんだ。こんな国、壊れちゃえばいい」と言う高校生。
「津波で家族を奪われた上に、故郷も汚染された」と泣いていた女の子。 「この野菜は食べ物ではなく放射性廃棄物ですと東京の人が言ってたよ」と 心配顔の中学生。 自己肯定感を持てない時期がしばらく続きました。
被災するとは、まさにアイデンティティの危機を体験することなのです。 5年前の今日、2011年6月11日(土曜日)は、河田先生の第二回目の講演が福島テルサで行われた日でした。
当時、事故直後に降り注いた放射性ヨウ素のデータは意図的に隠されていました。 そして、福島の人々が雨や雪に濡れ被ばくしていたことを知ったのは事故から3ヶ月目の6月です・・・。本当に許せない気持ちです。 愚弄されたままで、このまま何事も無かったかのように終わるわけにはいきません。
現在、38万人の子ども達の甲状腺検査の結果、ガンとその疑いが166人。 因果関係の是非を議論する前に、166人の子ども達の痛みを、まず感じて頂きたい。 それは、反原発の活動をしておられる方々にもお願いしたいのです。
「フクシマは大人も子どもも棄てられた」とか「福島で放射能を浴びた娘は 我が家の嫁には迎えない」とか、「避難させるためには福島県の家屋を破壊するしかない」等と、有名な反原発の学者達が発信するたびに、私達は背中から撃たれたような痛みを感じてきました。
そのような強い言動の根底には「障がい児を望む親はいない」といった優生思想的意識や、女性や福島への蔑視感情があるのかもしれません。
100年前、平塚らいてうや賀川豊彦牧師らの社会運動下でも優生思想の種は
蒔かれ、日本の精神的風土は常にファシズムや排外主義に振れる危険性を
孕んでいます。そのことを自覚し、情報発信に注意を払う必要があります。
「同じ上着の表と裏」と言ったのは河合隼雄先生ですが、福島原発事故の
問題も、単なる責任追求だけでは解決しない「社会の病」そのものであると、この5年間身に沁みました。
そんな中、今年4月、郡山市で「福島に被ばく者手帳を作る会」の設立総会が開催されました。原発を受入れてしまった罪深い世代は、次世代のために思想信条を超えてつながり、償う必要があります。運動が結実することを心から願っております。
そして、これからも私達は、東京や東南海、南海エリアでのメガ災害に備えて食料を生産・備蓄し、この土地を守りぬく決意です。
最後になりましたが、長年に渡りチェルノブイリと日本をつなぐ虹のような事業を創り上げてこられた皆様に、心から敬意を表します。
私たち福島の横糸と、皆様の虹の糸で織り上がる一枚の布が、いつか必ず世界の悲しみを温めて、傷口を癒やす仕事をすることでしょう。
チェルノブイリ救援・中部の益々のご発展と、皆様のご健勝を祈願いたします。
皆様、ほんとうにありがとうございました。 名古屋のお土産は、山盛酒造の「タカノユメ」
夫とロックでいただきました。 最高でした! ありがとうございました。 |




