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東京電力福島第一原発構内で起きた労働災害事故を隠したとして、富岡労働基準監督署は5日、労働安全衛生法違反(労働者死傷病報告書の遅滞報告)容疑で、法人としての建設業ティーエステクノ(いわき市)、同社の男性社長(54)らを書類送検した。
他に送検されたのは、同社に作業を発注した業者の元作業所長(32)。
調べでは、ティーエステクノ所属の労働者が2018(平成30)年6月9日、原発構内で構造物の組立作業中、はしごから転落して左足を骨折するけがをした。
男性社長と元作業所長は共謀し、約10カ月間にわたり富岡労働基準監督署に労災を報告しなかった疑い。
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福島放送(kfb)
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JR東日本は5日、東日本大震災などの影響で県内に不通区間があり来年3月末までに全線開通を予定している常磐線について、全線開通に合わせて東京都内と仙台市内を結ぶ直通の特急列車の運行を再開すると発表した。
同社によると、特急は上野駅か品川駅と、仙台駅の間で運行する方針という。
車両は、特急「ひたち」「ときわ」に使われているE657系(10両)を2編成増やして対応する。
詳細な再開時期や停車駅、運行本数などについては調整中で、決定次第発表する。
常磐線は現在、帰還困難区域内を通る富岡−浪江間(20・8キロ)の運行を休止しており、同社が復旧工事を進めている。
同社は、同区間内の駅周辺の避難指示解除に合わせて運行を再開する方針を示しており、早ければ年内に試運転を行う。
特急は震災前、上野−仙台間を直通運転しており、JR東日本水戸支社によると、県内では勿来、泉、湯本、いわき、四ツ倉、広野、富岡、大野、双葉、浪江、小高、原ノ町、相馬などに停車していた。
現在は品川−いわき間で運行している。
■復興加速化に期待東京都内と仙台市内を結ぶ常磐線の特急列車再開決定を受け、沿線自治体の関係者からは復興の加速化を期待する声が上がった。
双葉地方町村会長を務める伊沢史朗双葉町長は「大変喜ばしい。
双葉郡の復旧・復興の加速化に弾みがつく」と歓迎した。
門馬和夫南相馬市長は「特急列車の利活用による経済・産業の発展や観光振興を目指す」と力を込めた。
立谷秀清相馬市長は「沿線住民の移動手段の多様化に加え、交流人口などの拡大にもつながる」と期待し、清水敏男いわき市長は「仙台市からの観光客が市内を訪れるきっかけになる」と述べた。
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東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い、喜多方市赤十字奉仕団が会津若松市の長原仮設住宅で続けてきた支援活動は4日、最終回を迎えた。
奉仕団員と大熊町民らが親交を深め、互いの絆を末永く大切にしようと誓い合った。
奉仕団の佐原和佳子委員長ら約20人が仮設住宅を訪問し、原発事故に伴い避難している大熊町民ら約30人が参加した。
写真を貼った色紙に思い出や感謝などのメッセージを書き込み、これまでの交流を振り返った。
歌を歌ったり、昼食を楽しんだりした。
佐原委員長は「町民の皆さんの協力があって活動できた。
これまでの日々をいつまでも忘れません」と謝辞を述べた。
町民からは「大変な避難生活の中で希望をもらった」「活動のおかげで元気でいられる」「まだまだ継続してほしい」など感謝や活動終了を惜しむ声が上がった。
喜多方市赤十字奉仕団は2012(平成24)年から長原仮設住宅への訪問を始め、町民らと合唱やものづくりなどの活動を展開した。
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ドイツ赤十字社のゲルダ・ハッセルフェルト社長とクリスチャン・ロイター事務総長は4日、川内村を訪れた。
同社の支援で建設した村コミュニティセンター別館「なかよし館」をはじめ、名誉村民の詩人草野心平ゆかりの天山文庫などを巡った。
ドイツ赤十字社は東日本大震災の被災地支援として、川内村民のための集会所を避難先の郡山市に建設した。
集会所は避難指示解除後に村内に移設され、なかよし館として放課後子ども教室の活動場所になっている。
ハッセルフェルト社長らは川内小で児童から熱い歓迎を受けた。
天山文庫では遠藤雄幸村長らと懇談し、村特産のイワナの塩焼きを味わった。
ハッセルフェルト社長は「ドイツ国内で集めた募金が、村に戻った子どもたちのために有効に活用されていることを実感でき、喜びを感じた」と語った。
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県がいわき市小名浜下神白に整備した「県水産海洋研究センター」が1日、全面供用を開始した。
福島県水産物の放射性物質のモニタリング検査をはじめ、魚介類生育の試験研究などの体制を整え、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の被害を受けた福島県漁業の復興を後押しする。
同センターは県が旧県水産試験場敷地内に総工費約16億円かけて新築した。
約2190平方メートルの土地に一般研究棟、放射能研究棟、放射能飼育実験棟、倉庫・車庫棟を備える。
一般研究棟では福島県沖に生息する魚介類の種類や数、海水の状況などを分析する。
放射能研究棟は海産物や海底土などの放射性物質の測定を行う。
放射能飼育実験棟では専用の水槽を設けて、さまざまな魚種の放射性物質の影響を受けるメカニズムなどを調べる。
このほか、同センターでは小学生以上を対象に業務内容などを紹介する公開講座を開く。
同センターの開所式は17日、現地で行われる。
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