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FCC日記
Fukuyama Climbing Club の活動記録など
11月21日(水)
メンバー:れんくん(小6)、ミズくん(中1)

近頃ビッグロックのレベルアップレッスンは、この2人が定番だ。
自発的に行動ができる、ということを最重要視しているので、
レッスン内容もこちらが決めてやらせるのではなく、
先ず子どもたちにこの時間で何をしたいかを問い、
すり合わせつつレッスンを進めるようにしている。

今日はれんくんが12b/cへのトライと持久力トレーニングを希望し、
ミズくんがビレイの基本的な理解と実践のテストと11cのレッドポイントを希望。

れんくんが「持久力をやりたい」と希望するのは、
今、自分の身体が大きく成長してきていること、
それに伴い持久力が落ちてきたことを踏まえて、れんくん自身で考えたことだ。
主体性があり、かつ自分で考えることが出来ていて、とても良いぞ

でもレッスン中、ルートで持久力トレーニングをすると、
ビレイヤーのミズくんは、延々とビレイしていなければならない。
お互いに交代でするならば良いけれど…
2人にとってより有意義なレッスン時間にしたいなぁ
そこで、「スティック」という持久力トレーニングを紹介することにした。
これは2人1組になってボルダーで行う、ゲーム性のあるトレーニング。
私自身、昔は仲間とよくやった覚えがあり、とても楽しかった

内容も決まって、レッスン開始。
先ずは2人で組んでルートでアップ。

その後、れんくんが12b/cへのトライを。
ちょっと怖いこのルート。
何回かテンションしながらトップアウト。

もうかなりビレイに慣れてきているミズくんには、
れんくんの本気トライのビレイをしてもらいながらビレイのチェック。
立ち位置やロープの繰り出し、巻取り、微妙な調節など、全てOK

そして、ミズくんの11cのレッドポイントをかけたトライ。
前回惜しくも1テンでオンサイトを逃したこのルートを、
今日は落ち着いてレッドポイントした

最後に持久力トレーニングのスティック。
2人で組んで、1人が登り、もう1人は即座に課題を考えつつ次のホールドを指示。
トレーニングをする人の希望(壁の中にいる時間や手数や強度)に
指示する人は答えて考えてあげないと良いトレーニングにはならないから、
その人の腕の見せ所だ。
ムーブを考えたり、相手の状態を見ながら強度の塩梅を加減したり、
お互いにとって良い練習になる。

先ずはミズくんの指示でれんくんがトレーニング。
なかなかセンスの良い誘導で、れんくんは希望の20分、
強度は「ちょいムズコース」(笑)をギリギリ踏ん張れた

最後に役割交代。
ミズくんはれんくんより少し短い15分「ちょいムズコース」を希望。
なかなか良い感じだったけれど、最後ちょっと横に遠いムーブを出したら
届かずに落ちちゃった
相手のリーチや弱点も、こういう経験を重ねて、お互い理解していくんだよね。

2人とも良い練習が出来ました

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11月21日
メンバー:そーしろー(小4)、ショーゴ(小5)、あゆちゃん(中1)、しりゅう(中1)

ビッグロックスクールのメンバーは、のんびりと、
でもスクール中はめちゃくちゃ本気でクライミングを楽しんでいる。
レッスンしていて楽しいし、こういう子どもたちの姿は良いなぁと思う。
このままずっと、大人になっても、そして家庭を持ったり仕事が忙しくなっても、
周囲に踊らされずに自分の現状と自分の特質をしっかり把握して、
ずっとクライミングを楽しんでいってほしい
それが真に「自立」することだな、と思うので

さて、基本の動きの練習のフィナーレは「片手トラバース」
これは、実はデッドポイントの身体の使い方の練習なのだけれど、
ゲーム性が高いのでいつも盛り上がる
今日はそーしろーがスタートからゴールまでを4手でクリアした

ボルダーの課題チャレンジでは、
そーしろー、しりゅう、あゆちゃんが5〜4級にトライ

そーしろーは4級も5級も、いくつかクリア

中学生になってそろそろ身体が大きくなってきた しりゅう。
今までは普段の練習はしていなくて、登るのはスクールの時だけだったので、
スクール中のトライは体力が伴わずに辛そうだった。
でも、先日のキッズコンペ「神奈川カップ」に
リードの部で出場したことがきっかけとなって、「本気」スイッチが入ったそうだ。
子どもたちのスイッチはいつ入るか分からないけれど、
「本気」で取り組むことは今後の人生に大きな糧となるから、非常に重要だ。
近所にウォールができたこともあり、ちょこちょこ行くようになって
ぐっと上達してきた

クライミングが大好きなあゆちゃんも、4級を完登

この春入会してクライミングを始めたショーゴも、
動きのパターンを理解するようになってきて、いよいよ6級に突入
今日はあまり成果が出なかったけれど、
この前の12月のスクールでは爆発的に登れるようになっていた
子どもたちの神経系統のつながり具合には、改めて感心させられる

最後にルート。
ここのスクールでは、自分が登ることのみではなく、
お互いにビレイをしたり、自分が身に着けていることを教え合ったりすることを
重要視している。
すでにトップロープのビレイテストが受かっているそーしろーには
トップロープでトライするショーゴのビレイを任せている。
ビレイだけでなく、まだロープ装着が怪しいショーゴの8の字結びを見てあげたりと、良くサポートしていた。
そーしろーの良いところは、「人の役に立つ」ことを喜びとする心にあるね

そして、レッスン最後のショーゴの本気トライ。
物凄く頑張ったけれど、ゴールで落ちた〜
そのあと悔しくて涙を流していたショーゴ。
この涙がやる気スイッチになるのかな

あゆちゃんとしりゅうもお互いに組んで、トップロープやリードで登った。
ビレイも少しずつ慣れて来たね。

そして、次のレッスンを受ける予定の
れんくんとミズくんの2人のチームメンバーは、
いつも早めに来てスクールの子どもたちのビレイを手伝ってくれる
チームメンバーには、そういう心を育ててほしいと願って指導しているのだけれど、
その願いを汲み取ってくれている、その心がけがうれしいなぁ

子どもたちの良い心の波動で、心地よい空間となった。
みんな楽しく、良く頑張った
次に会うまで元気でね

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本気トライが1本済んだところでお昼タイム

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そして、お昼休みはお決まりの「洞窟探検」
ヘッドランプにヘルメットで装備も完璧だ

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洞窟の中には沢があって、沢蟹がたくさんいた

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下のほうの洞窟(「忍吉」があるあたり)の洞窟にも遠征して沢蟹探し。
岩場にいた女の子も一緒に、仲良く遊んでいた

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さぁ、時間には限りがあるから、そろそろ本題に戻ろう!

「ミヤザキミドリ」10aをレッドポイントしたミズくんは、
「いきのいい奴」10bにオンサイトトライ

ミズくんが順番待ちをしている間に
れんくんの次のトライルートの「タコ」11bを、
本人と一緒に確認しに行っていて帰ってくると、
ミズくんの前に登っていた人たちが降りてきて終了点のボルトが緩んでいる、と
言ったらしく、知り合いの人が持っていたスパナを貸してくれた。
人気ルートだし、私も先シーズンここに通ってアップルートにしていたけれど、
しっかりした安心できる終了点で、おかしいな〜と思ったけれど、
ミズくんに「どうする」と聞くと、そのスパナを持って登って
終了点を自分で確認し、緩んでいたらスパナで締めて降りてくる、と言う。
しっかりしてるな〜
そこで、結構重いスパナを万が一にも落とさないように、
かつ作業が必要になったら作業しやすいようにスリングでハーネスに結び、
クライミング開始

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核心でものすごく粘って、オンサイトをもぎ取った

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もしや緩んでいるようなら…そしてうまくボルトが締められなかったら、
そのまま終了点前のボルトで降りてもらって、私が代わりに作業に行こう、と思い、
終了点が間近に見える「泣かないで愛ちゃん」のほうにまわって様子をうかがうと、
体重をかける前にボルトをチェックするや「ボルトは緩んでない」とミズくん。
ハンガーが多少岩の凹凸で浮いて動くのを、
ボルトが緩んでいると勘違いしたらしい。
やはり。と思うと同時に「冷静だし、しっかりしてるな〜」と内心関心
今リードができないイッシーのために、トップロープのセットもして降りてきた

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以前来たときは岩がびしょびしょで、死ぬほど苦労したこのルート。
今日は乾いた状態で、問題なくイッシー完登

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「大五郎」11aをオンサイトしたれんくんは、次に「タコ」11bにトライし、
こちらも見事マスタースタイルでオンサイト

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大満足の一日だったね

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クライミングが大好きな子どもたちにとってアウトドアでの活動はとても大事。

でも、有名なハードルートを狙うのではなく、
このあたりに住んでいるクライマーなら、誰もが登っているはずのルートを
地道にきちんと登っておいてほしい。
それがその子の基礎の力として沈殿していくと思っている。
そうした経験が岩場を拓いた先人や守ってきているクライマーたちへの敬意を育て、
謙虚な、そして良識あるクライマーへと育っていくのだと思う。

そして、自然に親しみ、自然から学び、五感をフルに活動させて、
登るだけでなく、思い切り遊び…健全な心身を育んでほしい。

みんな、しっかりと自分の力を伸ばせた一日だったと思う。
ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました

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11月18日(日)
メンバー:イッシー(小6)、れんくん(小6)、ミズくん(中1)

11月に、レッスンで河又に来るのは久しぶりかもしれない。
今日の河又は、染み出しもなく岩の状態はかなり良い。

中級になると、自分たちで組んで登る。
安全管理をしっかり理解するためには、ビレイをすることも大事な勉強。
そしてこの「ビレイ」という作業は思いやりや相手への気遣いも欠かせないし、
何より「命を守る」という大使命がある。
普通は経験することのない、大事な大事な学習の場である。

れんくんは以前からやりたいと言っていた「忍吉98」5.9を。
マスタースタイルでのトライだから、
ヌンチャクを準備して真っ先にルートのところへ。

怖がりだったれんくんだが、
近頃は自分から積極的に動く習慣が身についてきて、
インドアでもアウトドアでも、着々と自分でやることを決めて、
サッサと動けるようになって来た

出だしが悪いこのルート。
身長が伸びてきたれんくんは大人同様、
足のない洞窟の左側から取り付いた。
なかなかホールドの良い部分に手が届かず、
ビレイヤーのイッシーはじめ周りはヒヤヒヤ
れんくんの今の力ならこなせるはずではあるけれど、
もし変な落ち方をすると、結構危ない。

無事悪所を超えてオンサイト成功!

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自転車の事故で受傷した前歯を治療中のイッシーは、今ロープが噛めない。
れんくんにトップロープの支点を作ってもらって、トップロープでのトライ。
まだ身長の伸びがぐっと来ていないイッシーは、穴の右側から。
ところがうっかり変なところを掴んでスルッと落ちた

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トップロープは気合いが入らないから良くあることだね。
やり直して無事完登!

河又が2回目のミズくん。
トップロープにしようかリードにしようか迷っていたが、
リードでチャレンジすることに決めた!
ここのツルツルの岩質に慣れていないので、
落ちていた木で1本目のヌンチャクにプリクリップをし、安全確保をしてから出発。

手が冷たかったけれど頑張って、フラッシュ成功
おめでとう!

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次にれんくんは今日の目標ルート「大五郎」11aにトライ

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掛かっていなかった最後の1本のヌンチャクを自分で掛けて、
落ち着いてオンサイト

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やるな〜強くなった!

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同様に最近、精神的に逞しくなってきたイッシー。
れんくんが掛けてくれたトップロープで「大五郎」をトライして、
1回目でトップアウト
次回はリードで、レッドポイントを狙えそうなトライだったよ

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ミズくんは「ミヤザキミドリ」10aに。
前回は抜けられなかった、とのことだけれど、
仲間に元気をもらって頑張ってほしいな!

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ちょうど隣のルート「大将」をトライする人が下を通るので、
この穴でしばし待ちます。

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核心は何度も行きつ戻りつしながらも良く粘って
レッドポイント成功

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おめでとう
クライミングは、この達成感がたまらないんだよね

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〜つづく〜

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11月のチーム練習会

11月17日(土)@NOSE町田店
メンバー:イッシー(小6)、れんくん(小6)、あやちゃん(中1)、ミッサ(中1)、ミズくん(中1)

のんちゃんが大会参加のため、やよいちゃんがケガのため、お休み。
11月から新しい仲間を迎えたこともあり、
座額のはじめでは、活動するうえで望むことを伝える。

チームメンバーに求めたいのは、主体性。
主体性は、「自立」への第一歩だ。

その主体性を養うためには、
1、クライミングを思い切り楽しむこと。
2、そのうえで、お互いに「良い仲間になる」ということ。
 成長のための試行錯誤を仲間とともにする、それが切磋琢磨だ。
 そのためにはうその自分でなく、本当の自分を出す。
 でも、人間性を磨いておかないと、
 本当の自分をさらけ出すことは、なかなかに難しい(笑)
 さらに明るい、思いやりのある心が大切であること。
3、「信頼され、役立つ人になる」ことを目指してほしいということ。
 真の主体性は人の役に立とうとするときに発揮されるのだと思う。
4、最後に、すぐに結果を求めない、ということ。
 すぐに結果が出ることは、底が浅い、ということだから。
以上のことを、子どもたちに確認した。

今回の座学ではやらなかったけれど、
実は「良い仲間になる」のは大変なことだ。
各自が真に「自立」し、
その自立した人どうしが誠意をもってお互いを尊重することが前提となる。
そしてこれを実現するのは、かなり難しい。

こうしたことは、これからも座学の時間を利用して
少しずつ子どもたちに考えて行ってもらいたい。
そして、人間性を磨き、真に強い、自立したクライマーに育ってほしい。

神経の発達が盛んな時期の子どもたちは、
クライミングのグレードはあっという間に伸びていく。
そして、あの子もこの子も、みんな強い。
純粋なクライミング能力だけを、横並びで競うことだけに注力するのは、
危険を孕んでいるのではないか、と思う。
考え方に「深さ」を身につけさせていかないと…。

次に、新しくメンバーを迎えると行っているのが「チーム自己紹介」。
お互いに、仲間の少し深い部分を見てほしいから。
これは、プリント用紙に、
「自分にとってのクライミング」、「クライミングのどこが好きか」、
「自分のクライミングでの強み」、「自分で直したい点」、
「チームメンバーと一緒にしたいこと」、「こんなチームにしたい」などの
質問項目を記入し、全員で回覧してコメントしていく、という形をとっている。
個人個人のクライミングへの想いやチームへの考え方が意外と分かって面白い。

その後、クライミングの活動に入った。
このジムでの練習会では当分、私は口出しをせず、
彼らの自発的な行動を見守る形としたい。
ただし、「活動報告」を書いてもらい、それをファイルに綴じて行くことに。
与えられたことをこなすのではなく、自分の中から湧き出てくること、
それを大切にして、自発的に内容を考えて活動することによって
主体性を身に着けていってほしいのだ。

れんくん、イッシー、ミズくんの3人は、
ボルダーで各自の作った課題をセッションしたあと、ルート。
ルートではお互いにビレイしあって、
みずくんは目標ルートへのトライ、れんくん持久力トレ、
口のケガでロープをくわえられないイッシーは
必死にならないで済むグレードを登っていた。
なかなか良さげな課題が出来て、楽しんでいたし、
ルートもみんな各自のやるべきことをしっかり実践していたし、
内容の濃い練習ができていたと思う。

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一方のミッサとあやちゃんはルートから。
あやちゃんは12aのオンサイトトライ、
試験明けのミッサは、ローカルエンデュランスのトレーニングを。
ミッサは今の自分の状況に合わせてクライミング内容を調節するなど、
だいぶ自立心が出てきたね。
その後、先日ここで行われた「見ざるチャレンジ」の体験用に残されていた課題と
アイマスクを使って、視覚障害の方々のクライミングの体験をしていた。

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主体性を身に着ける練習会の第一弾は、なかなか良い感じの滑り出しだったかな?


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