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「ロビン・フッド」1922年アメリカ映画 スワッシュバックラー映画
監督:アラン・ドワン 撮影:アーサー・エディソン
出演:ダグラス・フェアバンクス、ウォーレス・ビアリー、サム・ド・グラッス、エニッド・ベネット、アラン・ヘイル、ウィラード・ルイス

アラン・ドワン監督、ダグラス・フェアバンクス製作・主演によるサイレント映画の大作。
この映画のロビン・フッドは獅子心王リチャード1世に寵愛されている騎士という設定。リチャード王と共に第三次十字軍としてエレサレムに向かう途中、イングランドがリチャード1世の弟、ジョン王子に掌握され圧政で民が苦しんでいるとの連絡が入るが、王の聖戦を邪魔してはならないと思い、理由を話さすに単身イングランドに戻らしてくれと懇願する。しかしジョン王子の部下の罠もあり、幽閉されてしまう(史実ではタイミングは違うものの、幽閉されたのはリチャード王のほうですね)。そこから脱獄しイングランドに戻っては、ロビン・フッドと名乗り義賊として圧政で苦しんでる民を助けジョン王に抵抗しつつ、リチャード王の帰りを待つというストーリー。

ほぼ前編の騎士編と後編のロビン・フッド編に分けられ、ロビン・フッド編は小刻みにアクションがありテンポがよろしい。しかし前編の重厚で、それでいてユーモアも忘れていない歴史劇も見応えがある。サイレント映画だけあって、やはりセットが超巨大(全長30mは軽くあるか?)、大量のエキストラや、細かな衣装や小道具など迫力がある。また城や森でのロマンスシーンのほとんどがロング・ショットで、絵画のような画面になっており、しっとりとした光による撮影が美しい。

ストーリーからわかる通り、この映画はリチャード1世の側近という立場なので、リチャード王をたっぷりと描いてます。そしてその獅子心王を演じるのは天才ウォーレス・ビアリーなんだから、たまらない。最初は豪快豪傑で見事に演じつつも、ダグラス・フェアバンクスから「何も聞かずにイングランドに戻らしてください」と言われたときには、笑いながら「冗談だと言ってくれ」と、信頼する部下を疑えばいいのか、信じればいいのか悩む繊細な演技も見せる。また暗殺の危機に道化が代わりに死んでしまったときの「ワシの真似をしすぎたばかりに…」と悲しむところも名場面だと思う。それに続くジョン王による圧政の報告が来たと同時に、「ロビン・フッドと名乗る元騎士の義賊が抵抗しているようです」と聞いたとき、「誰であるか、見当がつくぞ!」と大笑いする演技も傑作。しかも鉄火面を被り顔と身分隠しながらロビン・フッドの仲間になるんだから…はっきり言って、ダグラス・フェアバンクスを完全に食ってます。(笑)

(ストリーミング配信で鑑賞)


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ふくやまん
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