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小型のランチアを一言で形容するなら、それはイタリアの宝石だ。
という有名な一文で始まる小林彰太郎氏によるFulvia sportのインプレッションが掲載されている、
フルヴィアオーナー必携の1冊。
ちなみに彰太郎サンはLancia Lambda(少し前まで国内に1台、英国に別の1台を所有していた)を
こよなく愛しておられていて、常日頃「もしこれから先、たった1台しか車を所有出来ないとしたら、
私はラムダを選びます」とおっしゃっています。と言う訳でランチアには良い印象をお持ちなのか、
誌上でもフルヴィアは絶賛されています。
ネガティブな話題は2速と3速が離れたギア比と、燃料タンクの容量が少ない事くらい。
先のポール・フレール氏と同じく、ブレーキとハンドリングを(他にも様々な部分を)賞賛して
います。アンダーステアについても「前輪駆動とは思えぬほど軽い」、「感銘を受けた」とあります。
ほらネ。(笑)
インプレには「エンジンがピーキーで発進が難しい」とありました。しかし基本的に同じエンジンの
F-skij号は発進が非常にラクです。ここんところは(僭越ながら)敢えて『訂正』しておきたいと
思います。彰太郎サンが「難しい」と感じたのは、誌面にもある通り「キャブの調整が完璧でない」
為で、フルヴィアの普遍的な問題では無く、試乗車特有の問題であると思われます。
ところでこのカーグラフィック72年10月号はFulviaのみならず、Flaminia Supersportに始まり
Flavia Pininfarina Coupe、Flavia Sport、Lambda Sr.8が紹介されており、Lancistiにとっては
たまらない内容になっています。
お好きな方、是非どうぞ。お勧めでっせ!
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