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■キット : ICM(ウクライナ)の1/144ツポレフTu-144Sチャージャー。通称コンコルドスキー。不必要に細かいパーツ分割、反りまくった胴体、千切れやすいデカール等々、お世辞にも組み易いキットではないけれど、繊細なモールド表現と拘りのディテールにメーカー設計者の愛が感じられる良キット。 独特のスタイルで完成した姿はなかなか見応えがあり、本家コンコルドよりもかなり逞しく見えるあたりは如何にもロシア機。ちなみに大枚叩いて買ったBraz modelsのレジンキットはこれで蜜柑山確定(泣… ■製作 : 旅客機童貞なので基本は素組みで。でもネタ的に何もないと寂しいからちょこっとだけ改造。 ・客室窓をキットのクリアパーツから紫外線硬化型のクリアジェルに置き換え ・ノーズは上げ/下げ選択式だったので差替式に改造,一粒で二度美味しい?! ・ピトー管はお約束の真鍮線に置き換え ■塗装 : 軍用機ならプリシェードやハイライトで遊ぶところだけれど、今回は旅客機なので白のベタ塗り。 ただし生はイカンよ、生は。玩具っぽくなるからダメ!ってことで機体色にはFS17875をチョイス。 旅客機と言えども無骨なロシア機にはくすんだ色合いがお似合い。 ついでに墨入れで仰々しさも倍増。「旅客機なのに墨強すぎだろ?」ってツッコミはこの際無しの方向で。 トドメはUVクリアのぶっかけ&磨き倒してツルピカに。と言いつつイマイチ磨き足りないが… ■今回の結論 : 旅客機は難しくて当方には荷が重い… しばらくはお腹いっぱい… ■実機について ・旧ソ連のツポレフ設計局で設計/製造された超音速旅客機。西側呼称はチャージャー(Charger)。ライバルである英仏共同開発のコンコルドに非常によく似た外観をもつことから、「ソ連のスパイ活動によるコピー説」が囁かれた機体であり、そのため西側からは「コンコルドスキー」と揶揄されたが、原型機の初飛行はコンコルドよりも2ケ月早い1968年12月末であった。(コンコルド原型機の初飛行は1969年3月初) ・最初の量産型となるTu-144Sは1971年6月に初飛行したが、原型機に対して全く別の機体と言えるほど大幅な設計変更が施されている。量産型への主な変更点は、 -主翼をコンコルド同様のオージー翼から、生産の容易なダブルデルタ翼に変更、翼幅/翼面積を拡大 -離着陸性能向上のためコクピット後方に格納式のカナードを追加 -客席数確保のため胴体を拡幅/延長 -熱/振動対策として機体中央に4基集約していたエンジンナセルを左右2基ずつに分離 -エンジンをクズネツォフNK-144ターボファンから改良型のNK-144Aに変更 ・性能諸元ではほぼ全ての面でライバルのコンコルドを凌駕していたが、劣悪な燃費性能のため旅客機としては実用性に乏しく、唯一の運航会社となったエアロフロートでも国内貨物便※としてわずか102便が飛んだだけで運航中止となった。 (※国際線は未運航,なおごく短期間だが旅客便としても運航されたとの記録もあり) ・その後英国から技術供与を受けるなどして燃費向上を図るも抜本的な解決には至らず、総生産機数は原型機1機、量産型のTu-144Sが10機、エンジンをコレゾフRD-36-51に換装した性能向上型のTu-144Dが5機の計16機にとどまった。(とは言うもののコンコルドも原型機4機を含む20機が生産されたにすぎないが…) ・なお1996年には次世代超音速機開発のデータ収集を目的とする米露共同プロジェクトのためRA-77114機が復活、エンジンをTu-160と同じNK-321ターボファンに換装、操縦系統にデジタル技術を取り入れるなどの改造を施したTu-144LLと呼ばれる機体がNASAによって試験運用されている。 〜1/144 Tu-144S チャージャー(ICM)〜 |
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2012年10月23日
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