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「これはまた、何ですか?」
「え?石じゃねえか。知らねえのか?昔はCPUってったらみんな石だよ。」
「でも、またものすごく古い石ですねえ。Z80っていったい。」
「ああ、ものすごく古いCPUだよな。でもな、このCPUはその当時ものすごく優秀なCPUだったんだぜ?」
「とはいえ、このCPUのクロックって6MHzじゃないですか。今管理人さんが使っている奴はそんなに早いCPUとは言えませんけど、クロックは2.4GHzですよ?ってことは2400MHzでしょ?単純に400倍じゃないですか。」
「まあな、実際はもっとすごい開きがあるんだけど、それくらいな違いは実感出来るよな。」
「でも、またどうしてこんなCPUを落札したんでしょうね?」
「きっと懐かしかったんだろ。こいつを使って一生懸命パソコンの研究をしてたからなあ。あいつが使った最初のパソコンみてえのが、CanonのV10ってパソコンなんだよ。MSXだ。」
「今どきMSXって言っても誰も分かりませんよ。昔の宣伝で松田聖子が『私より少し賢い』とか言ってた奴でしょ?てことは、松田聖子は8ビットパソコンよりバカだって事でしょうか?」
「ま、このCPUであいつはパソコンに目覚めていくわけだ。くだらねえゲームを量産したんだよ。」
「でも、そのゲームは今では使えないでしょ?」
「まあな。あいつがV10でプログラムを作り始めた頃はまだフロッピーディスクってのがなかったから、データレコーダーだよ。カセットテープにデータを録音?するんだな。でもデータレコーダーなんて今どこを探してもねえんじゃねえか?」
「今じゃ、フロッピーディスクってのもなくなってきてますからね。」
「でもなあ、あいつはあれで幸運だったのかもしれないぜ?」
「どうしてです?」
「そりゃ、あれだけ構成が単純なパソコンだったら、中身を全部理解するのはそんなに大変じゃなかったんだ。だから隅々まで分かってるわけだ。ところがどうだい。今のパソコンを理解するってとてつもなく難しいぜ?例えば、パソコンの電源を入れたらどうしてハードディスクを読み込み始めるのか分かってる奴ってどれくらいいるんだろうな?」
「ああ、それって難しいですね。でも、Z80の時代にはそう言った事を理解しながらプログラム作っていたような気がします。」
「そう言う意味で、Z80の頃にパソコンに出会えたのは幸運だよ。MSXの時代にはMSX−BASICってのが搭載されてたけど、細かい事をするにはどうしてもアセンブラだったからな。」
「こら!何を今の人では全然分からない話をしてるんだよ!」(管理人の声)
「分からないでしょうね(笑)。」
「今じゃパソコンははっきり言ってしまって文房具なんだよ。だから中身は知らなくてもいいんだ。」
「でも、それって知的好奇心をくすぐりませんよね。」
「仕方ないだろ?例えばCore2Duoの中身を知るってどれだけ大変なことだか、考えただけでも気が遠くなるよ。」
「じゃあ、今の若い人はある意味不運ですよね。」
「まあな。欲しいと思うソフトはたいてい誰かが開発してるからどこかで探して来るなり買うなりしたらいいんだけど、オレの時代は全部作っていたから結局パソコンを理解してないとダメだったんだよ。でも、ペンティアムが出た頃からもうどうでもよくなったよな。」
「どうしてですか?」
「うん、CPUの性能がものすごく良くなったから、いちいちアセンブラでプログラムを書く必要がなくなったんだよ。高級言語で適当にダラダラプログラムを書いてもそれなりに動いてしまうんだから、パソコンの中身を理解する必要がなくなったんだよな。」
「何だか楽しみがなくなったみたいですね。」
「それが時代の進歩って言う奴だよ。いちいち中身を知らなくても使えるってのがパソコン普及にはどうしても必要だったんだよ。」
「じゃあ、管理人さん、何か新しいプログラム、例えばものすごく下らないOSとか作る気ないんですか?」
「あるわけないじゃないか。そんなの作っても意味ないし、第一、そんな勉強をする気はないよ。」
「で、時々懐かしくなってZ80を見るんですね。」
「それでいいんじゃないかな?」
ま、CPUも石ってことで、いいんじゃないでしょうか?
では
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MSX2は知ってるような気がします。友人が持ってやつだと思いますがベーシックマガジンの投稿プログラムゲームなるものを変わりばんこで打ってた思い出がよみがえってきました。自作パソコン憧れますがなかなか理解できません。
2007/12/14(金) 午前 1:42 [ dmc*k39* ]
MSXはパソコンもできる「ファミコン」みたいなのりで発売されていたような気がします。でも、画面表示が貧弱で、ちょっと動画的な動きをさせると苦しかったですよねえ。
2007/12/14(金) 午後 0:32 [ fuminori62 ]