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長い間記事が途切れておりましたが、フルートの主管の2回目です。 前回は、キーの並び方(インライン、オフセット)とキーの形状(カバード、リング)、Eメカを好き勝手に書きましたが、まだ主管は終わりではありません。 今回は、トーンホール(音孔)についての下らない話です。 先に言っておきますが、そもそもこのフルート講座を始めたのは、自分の演奏技術を知らない人に対して威圧的なフルートはどのような物であるかと言うことでした。 足部管ではH管がよろしいと言うことになりました(笑)。 頭部管では、できれば金が、欲を言えばプラチナがいいことになりましたが、ま、最低でも銀でしょうと言うことになったのでした。 で、前回の主管の1回目では、上手そうに見えるためにはインラインのリングキータイプが上手そうに見えるという事になりました。 Eメカは好き好きがあるのでどうでもいいのでした(笑)。 今回は音孔なのです。 フルートには菅体に穴が開いてます。 これを押さえることによって管の長さが変わって音階が出来るわけですよね。 ま、小学校でやった縦笛と原理は同じです。 でも、フルートの場合、穴の処理でずいぶん音も値段も違ってくるのです。 音孔の処理には2つの方法があります。 一つ目は音孔引き上げ(ドローン)と言われる方法です。 穴を機械で開けて引き上げて、その後、カーリング処理をした穴のことです。 一般的に製造が簡単に出来るので、安いタイプのフルートはほぼ100%がこの音孔引き上げタイプです。 ただ、この音孔を写真に撮ろうと思うと実に大変なのです。 分解する根性はありませんので、横からの撮影になりますから、なかなか見分けが付きにくいのです。 写真で見分けが付くのは穴の先端部分のカールさせているところです。 このタイプの方法ですと、菅体そのものから引き上げるので穴の厚みが菅体と同じになりますね。 製造工程が簡略化できます。 メーカーや販売店さんの言い分によると、音に明るさが出て、レガートがかけやすく、軽快な演奏が出来ると言われています。 菅体の厚みに音孔が依存するので、音孔が薄くなるのは仕方のないところです。 音孔が薄いと、息の量が少なくても音が出やすいという利点があると思います。 肺活量が少ない人や、初心者には後で説明するハンダ付け(ソルダード)より演奏しやすいのです。 少ない息の量でフルートが反応してくれるので、軽やかに演奏するのには便利だと思います。 ただ、逆に言うと、息を入れすぎると限界があるということでしょうか? 音の強弱の幅が狭いのが難点ではあります。(もちろん素人が吹いても限界なんか来ませんので大丈夫です) 二つ目は音孔ハンダ付け(ソルダード)と言われる方法です。 この方法は、菅体に穴を開ける前に菅体とは別に作った音孔をハンダ付けで取り付けてから菅体に穴を開けます。 いちいち音孔を取り付ける作業は、手作業になりますので、ハンドメイドのフルートはだいたいこのハンダ付けがメインになっています。 菅体と別に音孔を作るので、菅体の厚みとは違う厚みにすることが出来ます。 たいていは、菅体より厚くなっていると思います。 もしかしたら菅体より薄くしてるのもあるかも知れませんが、私は知りません。 こうやって菅体に厚みのある音孔を取り付けると、奏者の工夫でいろんな音色が出せ、強い息の入りにも耐えられ、音の強弱をつけやすくなります。 特に、遠鳴りが求められるようなコンサートホールなどでの演奏にはハンダ付けの方が適していると思います。 フルートを自在に操ることの出来る奏者にはこちらの方が表情をつけやすいのだろうと思います。 音孔引き上げとは逆に、自在に操るためには息の量と技術が要求されるのだろうと思います。 お金に余裕があるとか、上手く見せようとかそう言う上っ面だけでハンダ付けを買うと、演奏するのに苦労するので注意が必要です。 で、こう言うように書くと、ハンダ付けの方がいいのかと思うでしょうね(笑)。 確かに、このフルート講座は「相手を威圧するフルート」が基準なので、ハンダ付けの方が圧倒的に威圧できます。 音孔引き上げよりお値段もずいぶん高くなってますし。 でも、実際にJAZZなどをする場合には音孔引き上げのフルートを好んで使う演奏者がいるので、一概にどちらがいいとは言えないのです。 もちろん、オーケストラで演奏するのでしたらハンダ付けの方がいいのかも知れません。 要するに、その場に応じた、必要性というか好みというか、ま、人それぞれって事でいいんじゃないでしょうか? 一応、これでフルート講座は終わりです(笑)。 アホみたいな事しか書いてませんけど、これを見て相手を威圧するフルートを選んで下さい。 でも、相手を威圧する技量も併せ持つように努力して下さいね。 |

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