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オークションネタにしようかどうしようかと思いましたが、やっぱりこん古いCPUの話はヲタクなのでこっちにしました。
実に懐かしいCPUです。
今から考えると恐ろしいのですが、このCPUに全生活をかけてました。このCPUのコードをはき出しながら生きてました。
V30と言うこの名前のCPUはインテルの8086と言うCPUの上位互換のCPUとしてNECが根性を入れて投入しました。
8086よりちょっと早く動作しました。
NECのパソコンPC9800シリーズの基本形が出来上がった9800VMに搭載されることによってV30は日本人にその名を轟かせたのでした(ウソ)。
このCPUを勉強するために買ったのが「V30機械語ビギナーズガイド」でした。色あせたカバーが時代を物語ってます。
ま、CPUとしての8086は絶大なシェアを持っていたため、V30はNECが8086にそっくりそのままの動作をさせることに主眼が置かれました。
なので、V30そのものの性能を引き出すためのソフトウェアはあんまり出ませんでした。
記憶にある限り、アスキーが出していたCADソフトがV30の固有命令を使っていたようです。(たぶん)
ところで、この8086と言うCPUはその前身に8080と言う8ビットのCPUがあったんです。
ものすごく前のことなので記憶があやふやですが、8080でインテルはCPUの市場を独占していくんです。
だから、8080のCPUで動くソフトが山のようにありました。
そこに目をつけたのがNEC。
「こいつらも全部オレの物。」
的発想で何とV30に8080のエミュレート機能まで備え付けていたんです。
実に込み入った話ですが、私の知るところでは、このエミュレート機能を使ったソフトやOSはありません。
要するに、V30はその性能を十分発揮することなく単に「ちょっと速い8086」という意味でのみ使われたのでした。
そして5年くらいで第一線から消えていきました。
V30より速いCPUがインテルから発売されたんですね。その名も80286。全く数字ばっかりで困ります。
その辺でNECも根性がなくなって自分の会社の主力製品98シリーズに自社開発のCPUは載せなくなりました。
もう何年も何年も前の昔のことでした。
おわり。
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