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燐灰ウラン鉱です。中国産らしいですけど、本当かどうか分かりません。
こんなに手軽にウラン鉱が手にはいるとは思いませんでした。
紫外線で緑色に光ります。
「ほらほら、ついにこんなのに手を出してしまったじゃないですか。」
「え?別にいいんじゃねえか?」
「何言ってるんですか。放射性元素ですよ。ウランって。放射線障害になったらどうするんですか!」
「鉱物マニアだったら放射性元素なんか気にしねえよ。だいたい考えてみろ。放射線障害って最悪ガンになる程度だろ?だったらあいつがいつも吸ってるタバコの方がよっぽど危ねえよ。それにディーゼル車の排気ガスだって十分危ねえ。そんな危うい世界に住んでるのに一つや二つ危険性が増えたってどうって事ねえんだよ。」
「あなた、ウランを甘く見てますね。そのうちひどい目に会いますよ。」
「でよ、これでウランを入手できることが明らかになったんだから、オークションで1万個くらい落札してだな・・・。」
「あ、そっから先は言わないで下さいね。どうせ危険な事なんでしょ?」
「分かる?でも言っちゃう!1万個もあったらきっと原爆が作れると思うぜ。是非とも作ってもらいたいものだ。」
「やっぱりそう来ましたか。出来るわけないでしょ!!考えてみて下さいよ。濃縮ウランを何とかすると言うだけで国際問題になるんですよ。北朝鮮やイランを見たら分かるでしょ?」
「え?濃縮ウランって、この石の光ってる所を削って寄せ合わせたらいいんじゃねえのか?」
「たぶん違うと思いますよ?そんなので原爆が出来たら大変ですよ。きっとものすごく難しい手順を踏むんだと思います。じゃないと何も知らなかった過去の人が間違って原爆を作っていたかも知れないじゃないですか。」
「でもよお、ウランを濃縮させてどうやって点火するんだ?ライターで火をつけたら爆発するのか?」
「よかった。あなたがその程度の知的レベルで。」
「バカにしてるのか?」
「いえ、胸をなで下ろしてるんですよ。あなたは本当に向こう見ずですから、方法さえ分かればやってしまいそうですからね。」
「だったら、今ちょうど受験シーズンじゃねえか。あいつに理学部でも受験させたらいいじゃねえか。」
「で、志願書になんて書くんですか。志望動機に『原爆を作りたい』なんて書いたらそれだけで不合格ですよ。それより管理人さんの学力ではすでに理系という時点で不合格です。」
「そんなことねえだろ?探したら入れる大学はあるぜ。たぶん。この頃少子化だからきっとあるに違げえね。入ってしまったらどこの大学だって一緒なんだよ。どうせ教授なんか良い大学の出身者なんだから教えてくれるはずだ。」
「そうですね。この頃オーバードクターで大変みたいですから。辺境の地にある大学にもすごい先生がいるかも知れませんね。」
「いや、大学の教員になるだけですでにすげえんだよ。おめえ、考えてみろ。あいつ一応大学院修了してるんだから大学の先生にもなれるんだぜ?ところがどこからもお誘いが来ねえだろ。それはあいつがバカだからだ。」
「ま、確かにバカと言うことは認めましょう。でも管理人さん、一度も公募に応募したことないじゃないですか。しかも業績ないし。自分がバカだって分かってるだけいいんじゃないですか?」
「人をバカバカ言うな!!」(管理人の声)
「だって、バカじゃないですか。燐灰ウラン鉱なんてふつう落札しませんよ。」
「そんなことないよ。ウランは出品されたらけっこうな値段になるんだよ。それだけ人気が高いんだ。」
「え?人気があるんですか?」
「あるよ。どうしてかは知らないけど。」
「管理が大変ですね。」
「大丈夫だよ。こんな石、どこに転がしておいても何の石か分からないよ。見た目はただの白い石なんだから。」
「お願いですからウランはこの石だけにして下さいね。」
「うん、今度はプルトニウムにするよ。」
「バカ!」
ウランなら発光しても別に気になりません。
でも、夜中に光っていたら何となく気になります。
では
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