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「ちょっと!!この写真、何ですか!」
「見たら分かるだろ。LANケーブルだよ。」
「なんだかすでに頭がクラクラしてきました。あの『開かずの間』ですね。」
「ああ、今日さあ2階の片付けが何となく出来たような気がしたから2階のパソコンでネット接続しようと思ったんだ。」
「じゃあ、無線LANにしたらいいじゃないですか。」
「だろ?オレもそう思ったんだ。で、無線LANを繋いでみたんだよ。そしたら『圏外』で受信できないんだ。」
「そんなことないでしょ。たかが2階くらいで『圏外』なんて。」
「だが、現実に繋がらないんだよな。これは困ったわけだ。」
「で、この無様なLANケーブルは何ですか!!」
「どうせこの部屋には誰も入れないんだからいいんだよ。電気屋さんだの大工さんだのに頼んだらお金取られるじゃないか。だから自分でやったんだよ。」
「そんな事、見たら分かりますよ。」
「まずさあ、書斎の天井に穴空けてだなあ。」
「え?書斎にも穴空けたんですか!」
「ああ、天井をドライバーでこじ開けたよ。」
「そのへんで勘弁して下さいよ。」
「ダメだな。LANケーブル20メートルの奴を買ってきて、さっそく天井裏にあがったわけだ。ところがだよ。オレは当然、電気屋でもなければ大工でもない。天井裏に上がったからと言って目標が分かるわけではない。」
「まあ、裏側から見ても素人には分かりませんよね。」
「そうなんだよな。でさ、『この辺かな?』とか思うところをぶち破ってだなあ。」
「え?もしかして一発で空けた訳じゃないんですか?」
「これは4つ目の穴だ。しかも、力を入れすぎて割れてしまったよ。」
「どうしようもないですね。あなた家を壊す気ですか!」
「うるさいなあ。天井裏は暑いんだよ。場所を探すのが面倒になって適当に空けていったんだよ。もちろん、だんだん正確な位置に穴が開くわけだ。良かった良かった。」
「全然よくありません。どうするんですか!他の3つの穴は。」
「布ガムでふさいだから大丈夫だよ。」
「内装関係の人が聞いたら卒倒しますよ。」
「大丈夫だ。内装関係の人には見せないよ(笑)。」
「まあ、あなたがいいと言うんでしたらそれでもいいんですけど、LANは繋がったんですか?」
「それがさあ、長さが足りなかったんだ(笑)。で、また電気店に行ってハブを買ってきて、実に無様なシステムだよ。」
「繋ぐ前に長さを考えてケーブルを買って下さいね。」
「今更遅いよ。」
本当に見事に割れてしまいました。
補修する気はありません。
では
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