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内閣情報部編輯(へんしゅう)と書いてますので、国策写真情報誌です。
今の内閣府に情報部があるのかどうか知りませんが、もしあって、こんな週刊写真雑誌を出しても売れないと思います。
この「写真週報」の副題は「スペインから還る」なので、ドイツがスペインの内乱に介入した後の事だと思います。
日本とドイツが同盟を結び、第二次大戦が間近に迫っている時期の雑誌です。
2枚目の写真は「ヒットラー・ユーゲントの始業式」です。
左の写真の微妙な足を見て若い女性の足だと思った人は残念でした。
あの足は男の足です(笑)。
中央に寝そべっている人が女性だからと言って足が女性であると言うわけではない見事な写真です。
この写真をもう少し左部分を撮影すると、リーゼント姿の野郎が踏ん張っているのが分かりますが、わざと撮影しなかったのでした。
すでに、ドイツはヒトラーの支配下にありました。
「園長から今年の訓練スケジュールの発表、及び訓辞があって後、園長の発声で『ハイル・ヒットラー』を叫ぶ。翻る日独両国旗の下、一瞬厳粛の気があたりを覆う。」
と書かれてます。
こうやって、だんだん戦時色が強まっていくのでした。
写真がすべてを物語るのではないのがよく分かります。
単に逆立ちの練習をしているだけなのに
「殊に体位向上はナチスの最も重要な国策の一つだ。将来の力強いナチス闘志たるべく、健康な母たり妻たるべく少年も少女も身体の鍛錬に余念がない。」
と書かれたら、いかにも軍国主義的に見えるのです。
まあ、国策で「健康な母」や「妻」になるのを強制されるのはどうなのかな、と思います。
この発想は、メタボ検診で無理矢理健康状態を線引きして指導するのとあんまり違わないので、あんがい、今の日本もやばいのではないでしょうか?
「健康で文化的な」生活を送るのは、あくまで国民の権利であって義務ではないんです。
その辺がいつの間にか逆転したら、おそらく民主主義は機能しなくなるでしょうね。
では
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