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「管理人さん、でかい荷物が届いてますよ?」 「ああ、やっと来たか。」 「何ですか?これ。」 「お前は知らなくてもいいよ。」 「いいじゃないですか。ちょっとくらい。あ!!これはもしかして!!」 「別にもしかしなくても、パチンコ台だよ。見たら分かるだろ。」 「でも、管理人さん、実生活ではパチンコもパチスロもやらないのにねえ。」 「何言うんだ。オレはちゃんとパチンコ屋に行ってるぞ?」 「そうなんですか?なんでですか?トイレに行くんですか?」 「うるさいなあ。オレが昔、パチンコ台の制御基盤設計してたの知ってるだろ?」 「ああ、あの暗い歴史ですね(笑)。」 「ま、過去の話だ。で、やっぱり気になるわけだ。どんな風にパチンコ台が変化してるか。で、時々見に行くんだよ。」 「なんで、これを選んだんですか?」 「それはなあ、通りかかったら、風が吹いてきたからだよ。」 「どういう事ですか?」 「ああ、ルーレットの数が揃いそうになったらパチンコ玉の出口から風が出てくるんだよ。」 「おもしろいですねえ。」 「しかも、何に使うのか分からないレバーが振動したりしておもしろいんだよ。」 「だからって買わなくてもいいのにねえ。」 「で、電源を入れたらこんな感じだ。」 「エヴァンゲリオンのファンが泣くんじゃないですかねえ?」 「さあな。そんなのどうでもいいよ。このパチンコ台のためにオリジナル曲まで出来たって話だからかなり金をつぎ込んでるんだろうな。」 「で、見た感じどうですか?今のあなたに作れそうですか?」 「無理言うな。オレが作っていたのはまだCPUが8ビットの頃だ。このパチンコ台はどう見ても32ビットのCPUを使ってるぞ?こんなの一人で作るのは無理だな。」 「でもまあ、これで1日中パチンコが出来ていいですね。」 「たぶん、そう言うことは読者様は期待してないよ。期待してるのはこのパチンコ台の裏側だ(笑)。」 「裏側?」 「ああ。今回は特別に裏側を公開するよ。」 「オレが作っていた頃にはこんな複雑なスイッチ類はなかったな。でも、見やすくていいだろ?」 「何が見やすいのか分かりませんが、まあ、いいんじゃないでしょうか?」 「で、次が皆さんのお待ちかねの部分だ。」 「これがこのパチンコ台を制御するROMだよ。」 「管理人さんはこんなチップを作っていたんですか?」 「そうだよ。でもな、この台はもう使えないんだ。」 「なんでですか?」 「よく見てみろ。封印がはずされている。」 「封印って何ですか?」 「あのなあ、パチンコ台は設計したら設計のプログラムを警察に出さないといけないんだ。警察でOKが出たらそれをROMにしてパチンコ台に取り付けるんだよ。で、パチンコ台を出荷するときに改造されないように封印されるんだ。この台は封印が取れている。」 「てことは改造されたんでしょうか?」 「さあな。この台はパチンコ屋から回収した台だから、もう一度パチンコ屋に戻らないように封印を取っただけかも知れないな。」 「封印をはずしたからって大したことないじゃないですか。」 「バカ言うな。警察に見つかったら営業停止だよ。ROMを書き換えたら勝ちたい放題だからなあ。」 「じゃあ、管理人さんも改造して下さいよ。」 「だから無理だって。オレの技術じゃ太刀打ちできないから。」 「でも、どう言うように書き換えるんですか?」 「そりゃ、お前、フィーバー台ってのは基本的に何もしてないときにはでかいルーレットがグルグル回っている感じなんだよ。」 「意味が分かりませんねえ。」 「だから、でかいルーレットがあると思え。」 「はい。」 「で、入賞口にパチンコ玉が入るだろ?」 「はい。」 「その時に割り込みが起こるんだよ。グルグル回っているルーレットのどこかにパチンコ玉が落ちると思え。で、たまたまそこが大当たりだったら、パチンコ台が大当たりになるんだよ。」 「そうなんですか。」 「だったら、そのグルグル回っているルーレットを止めたらどうなる。必ず大当たりになるような所に止めて置いたらどうなる。」 「そうですねえ。必ず大当たりになるんじゃないでしょうか?」 「そう言うことだな。だが、いくら何でもそんな書き換えをやったら客にもばれるし、店も分かる。そんなアホみたいな書き換えはしないよ。」 「じゃあ、どうするんですか?」 「バカ言え!!そんなこと言えるわけないだろ(笑)。」 「言えないんですか?意気地なし(笑)。」 「で、次が愕然とする写真だ。見て驚け。」 「別に何の不思議もないじゃないですか。」 「あのなあ、パチン台から何らかのデータが出るようになっているのがどれだけ大変な事か分からないのか?この端子はおそらくLANだろうな。」 「別にいいじゃないですか。」 「だから、LANでパチンコ台が接続されていたら、改造するとパチンコ屋が出玉を自分で決めることができるんだよ。オレが作っていた頃にこんなのやったら、港に水死体になってたはずだ。」 「そんなに大変な事なんですかねえ?」 「大変に決まってるだろ!!ROMを書き換えたらどんな事でも出来ると言ったはずだ。LANで制御するプログラムを入れたら、店が『この客には今日は出さない』と思えば出せないようにも出来るんだよ。」 「そりゃ大変ですね。管理人さん、パチンコなんかやらないで下さいよね。」 「だからやってないって言ってるだろ!それだけではない。次の写真を見ろ!」 「こっちにも外部端子がある。形状から見てこいつはRS−232C端子じゃないかな?1台のパチンコ台に2系統の外部端子があるんだぞ?おかしいと思わないか?当然のことだがRS−232C端子でも本体を制御できる。」 「でも、不正をしてないとふつうにパチンコできるからいいじゃないですか。」 「不正しないと言い張るんだったら、こんな端子なんか不要だな。パチンコ台はそれ1台で閉じてないといけないんだよ。パチンコ台からデータが出ていくと言うことは、データを入れるというのも可能だと言うことだ。」 「で、このパチンコ台、どうするんですか?」 「ああ、1日中やるよ。」 「やっぱり遊ぶんじゃないですか。」 パチンコの必勝法はありません。 絶対勝てるとか書いてる本を見かけますが、絶対に勝てません。 断言します。 |
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