|
昭和13年に発行された今で言うところの「歴史資料集」でしょうか? 「帝国書院編集部編 新選 歴史精図 国史之部(新制版)」 です。 昔も今も変わらず帝国書院は使われていたのでした。 多くの中高生をいじめ抜いた(笑)歴史資料集はすでに戦前からあったのでした。 しかし、今と戦前で大きく違ったのは歴史観というか歴史的事実を書くかどうか、と言う点でしょうか? 2枚目の写真は縮小してしまったので見づらいと思いますが、 「国史年代図表」 です。 横にして撮影したので、ますます見づらくなっています。 いろいろ突っ込みどころの多い図表です。 昭和13年ですので、右(上)に皇紀(神武天皇が即位したとされる年)の年代が書かれています。下(左)が西暦です。 神代の時代から続く日本の歴史の正当性を強調したいのは分かりますが、こりゃいくら何でもやりすぎですよ。 この図表には縄文時代も弥生時代もありません。 なんと、その昔は天皇御親政だったのです。 おそらく、縄文土器とか弥生土器を持って天皇陛下が何かを伝えたのだろうと思います。 大きな銅鐸とか銅剣を振りかざして 畔放(あはなち:畔を壊すこと)を見かけたら怒鳴りつけ 溝埋めを見かけたら迷惑なことはやめろと言い 樋放(ひはなち:樋を壊すこと)を見かけたら、せっかく作ったのに何をするのだ!!と教え諭し まあ、そんな事をしながら1日が終わったんだろうと想像したら、それはそれで非常に怖いことなのでした。 でも、やはり、見落としてはいけないのは最後の 「世界五大強国興起」ではないでしょうか? こりゃ、いくら何でも無理。 日本だけ飛び抜けて歴史があるように見えます。 ギリシャ・ローマはどうなった!とか、エジプトはどうした?とか聞いたらダメみたいですね。 まあ、上に「支那諸国興亡」とあるので、大日本帝国も中国には負けているのを認めているのでしょうか? 細かいところをつつけば、日本ではまだ神が直接政治をしてるのに、中国では周という国があって人間が治めているのは不思議だなあ、とか思ったらきっと非国民なんでしょう。 ナショナリズムもあんまり煽るとひどい目に遭うという実例でしょうか? 神は神でそっとしてあげましょうね。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2010年01月09日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]





