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本日、1日かけて書庫だの本棚だのを引っかき回して探し出されました。

「何を今更MSX」

とか思った人、あるいは「MSXって何?」とか思った人も多いと思いますが、この本を入手するのは今となっては絶望的なのではないでしょうか?

なぜこの本が必要になったかは追々お知らせすることにしますが、とにかく、ものすごくレアな一品であることには間違いありません。

MSXと言うのは1983年に8ビットパソコンの統一規格として発表され、いろいろなメーカーから発売されました。
とりあえず「MSX」というロゴがついているパソコンなら、どのメーカーのパソコンでも同じソフトが使えると言う、今で言えば当たり前の規格だったのです。

売りは「聖子よりちょっと賢い」というのでしたが、本当にそうなのか疑問ではありますけど、案外、正しいのかも知れません。
お金のない子どもたちの間である程度のブームになりました。
1985年の段階で普及台数100万台を超えるまでになりましたが、その多くはゲーム機、あるいは入門機として扱われました。

そう言う需要を見込んで、MSXに搭載されていたMSX−BASICはゲームを作るのに便利な言語になっていたのでした。
スプライト機能で割り込み処理を簡単にしてちょっと勉強したら何となくゲームが作ることが出来たのです。
ではありますが、さすがにMSXと言う規格はチープでした。

CPUはZ80A相当品(クロックはだいたい3.6MHzくらい)だったのです。
これはものすごく遅いんです。
実現可能かどうかはちょっと無理っぽいですが、インターネットに接続するソフトはZ80Aでは作成できないと思います。

メモリはROM(読み込み専用メモリ)が32kbで、わずか32kbの容量でMSX−BASICが動作してました。
RAM(読み書きできるメモリ)が8k以上、と言う仕様になっています。
今時、8kbのメモリで何をしろと言うのか不思議に思う人もいるとは思いますが、なんせ、MSXの仕様ではRAMは8kb以上という設定だったのです。

私が初めて買ったMSXはキヤノンのV−10と言う奴でしたが、RAMは16kbありました。
たった16kbのRAMでしたが、あの当時、16kbを超えるようなBASICのプログラムを作ることが出来ませんでしたので、特に不便は感じませんでした。
でも、時代の要請に応えるべく、MSXは1985年にMSX2としてバージョンアップと言うかMSXの上位互換に取って代わられるのでした。
根性入れてCPUも速度を上げたら良かったのに、CPUは変更無くZ80A相当品のままでした。
おそらく、これがMSX系統の首を絞めたのだと思います。

メモリはちょっとだけ変更がありました。
まず、ROMは48kbに拡張されました。
ここにMSX−BASIC(VER 2.0)が搭載されました。
RAMも64kb以上と言う事になりました。
グラフィック機能の大幅改良がありましたが、今の目線で見たらあんまり変わってないのでした。

ただし、マシン語でプログラムを記述すると、N88−BASIC(NECのPC−9800シリーズに搭載されていたBASIC)より速く動作することもありましたので、根性のある人はそれなりに使っていました。

さあ、この本を使って何をするんでしょうね?(笑)

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