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「あなた!!なんて事するんです!!」 「何がだよ。」 「矢田先生と言えば蝶を好きな人なら誰でも知ってるようなものすごい偉い人なんですよ!」 「そうなのか?あんまり蝶は詳しくないからな。」 「だいたい、あなた、なんでレジュメにサインなんかねだりに壇上まで上がるんですか!!みっともないからやめて下さいよね。」 「いいじゃないか。記念だよ記念。『特別講座』だからこれくらいは許されるだろ?」 「いいえダメです!!あなたが調子に乗ってそんなサインをねだるような事をしたから後の人がみんなサイン欲しがったじゃないですか(笑)。」 「やっぱ、一番最初が勇気がいるんだよ。」 「と言うか、あなた、ものすごくマヌケな質問もしたでしょ!!」 「え?オレは素朴な質問だと思ったけどな。」 「だから、演題が『蝶と自然と地球温暖化』でしょ?それを分かってましたか?」 「ああ、知ってたよ。」 「じゃあ、あなたのマヌケな質問を再現してみなさいよ。」 「『あの、私は文系ですのであまり詳しくないのですが、昔から蝶や蛾を捕まえた経験的に止まったときに羽を広げるのが蛾、閉じるのが蝶だと思ってるんですが、どうなんでしょうか?』そう聞いただけだぞ?」 「ああああぁぁぁぁ!!!!!あなた、脳みそが小学生以下です。アインシュタインに『20度のお湯と60度のお湯を混ぜたら80度になるんですか?』と聞いてるようなものですよ!」 「でも、親切に答えてくれたじゃないか。実にいい先生だと思うよ?だいたい、おまえ、世の中の科学ってのは最初は分類することから始まったはずだ。だったら博物学が基本だろ。オレは蛾と蝶の区別を知らないから聞いただけだ。」 「じゃあ、これから、真っ先に、あなたと他の全人類とを分類することから始めて下さいよね。こんな演題の講座を聞きに来る人には蝶と蛾の区別は当たり前のはずですよ!!」 「まあ、『蝶類のトランセクト調査』ってのを教えてもらったから、地道に近所でやってみるよ。こう言うのは調査の数が多いほど正確になる調査だからなあ。」 「本当にやるんですね?絶対にやって下さいよ?少なくとも10年は続けるんですよ?」 なぜこの講座に出たのかは不明です(笑)。 でも、とってもおもしろかったんです。 近所のガキを引き連れて蝶を探しに行きたいと思います。 では
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