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本日はお日柄も良く、鹿用の柵を作るのにはちょうど良い天気だったのです。 朝から業者さんと土木用の柵を用意してせっせと組み上げていきました。 3メートル四方の柵を作って、針金で補強して準備完了。 ケージの中でうずくまっているので、かなりやばいと思いながら柵の中に出してあげました。 ところが、それが私の人生の中でもっとも大事件となるきっかけだったのです。 うずくまっていた方の鹿が猛然と起き上がり、ケージから突進。 そのまま柵めがけて体当たりするのです。 驚いて2人で見ていたら、なんと柵を壊してしまって逃げられました!! 呆然とする2人。 その前をものすごいスピードで鹿が逃げていきます。 あわわわわ。 思わず、全力疾走(30年ぶり)しましたが、敵は鹿です。 みるみるうちに遙か彼方に走り去ってどこに行ったかわからなくなりました。 大変な事になりました。 このまま何かあったら一大事です。 警察に電話しました。 「角は生えてますか?」 警察にまずそれを聞かれました。 「生えてません。」 「分かりました。連絡がありしだい、捕獲いたします。」 と答えてくれました。 次は市役所です。 市役所もさっそく手配を約束してくれました。 ご心配をおかけするので、自治会の人にも連絡しました。 この一帯を2人で捜索するのは無理です。 私たち2人は途方に暮れたのでした。 しかし、警察と市役所の対応は敏速でした。 5分もしないうちにパトカーだのバイクに乗った警察官が殺到。 どうも緊急配備したようで、警察の人がいっぱい街角に立ち、バイクで捜索し、町内大騒ぎ。 市役所も職員を大量動員したようで、市役所の名札をつけた人がいっぱいです。 あまりの大騒動に発展してしまって、もう、何が何だか分からなくなりました。 幸い、捜索からわずか10分ほどで警察官が鹿を発見したようで、無線で連絡し合いながら鹿を追い詰めているようです。 警察官に「あなたはここで待機して下さい。」と言われたので、家の前で待つしかありません。 それから5分ほどで「捕獲しました。」との連絡。 私が引き取りに行くことになりました。 業者さんのトラックで現場に行くと、鹿が取り押さえられていました。 「どうやって連れて帰りますか?」 警察の人に聞かれましたが、足を縛って抱いて帰るしかありません。 鹿は悲しそうに鳴き叫びます。 でも、仕方ありません。 羽交い締めにして連れて帰りました。 で、写真のようにまたうずくまってます。 でも、これは、調子が悪いからではないんだそうです。 なんと、こいつ、くつろいでるんです!! さすがに私が近づくと威嚇しますが、別段、どうってことないみたいな感じです。 私の方はと言えば、警察の人に平謝りに謝って、市役所の職員さんにも平謝りに謝って、後から来た自治会長さんにもひたすら謝って、あまりに巨大化した事態に狼狽したのでした。 その後、市役所を退職されたイノシシ、鹿駆除の専門家の人が来て、鹿の柵の作り方を丁寧に教えてもらいました。 考えていたのとはまるで違う頑丈な造りにしないといけないみたいです。 業者さんがさっそく材料を手配しようとしたら 「ああ、これくらい私が作るわ。」 と、気軽に声をかけてくれて1時間ほどで自分の家から材料をもって来て補強工事が終わりました。 「こんなにお世話になって申し訳ありません。実費でもお受け取り下さい。」 と言ったら 「いや、好きだからねえ。こういう事は。毎日見に来るよ。」 と言ってくれたのです。 私と業者さんの2人は、くたびれきって、座り込んでしまいました。 何という1日でしょうか! 動物を飼うというのは半端な気持ちでは出来ません。 特に、鹿は県庁にもお話を通さないといけないし、手続きも大変です。 その上、逃げられたら取り返しがつきません。 心を込めて飼育しようと決心したのでした。 |

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