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「管理人さん。またでかい小包が2個も来てますよ?」 「勝手に開けるなよ!」 「開けなくても中身書いてますよ!『世界教育学選集』ってまあ、あなたなんでこんなの買うんですよ。」 「いいじゃないか。オレの勝手だ!!」 「置き場がないでしょ。どうするんですよ。」 「そう言うのはなあ、来てから考えるんだよ。たぶん置き場が出来るはずだ。」 「でも、あなたこれって76巻じゃないですか。76冊もどこに置くんですか。」 「うるさい!今考えてるんだ。余計な事言うんじゃない!」 「奥さん、また激怒してるじゃないですか(笑)。」 「いいんだよ。どうせ2、3日でおさまるから。最初の打撃をかわしたら大丈夫だ。」 「でも、これって歴史的というか、何というか、古色蒼然としてますねえ。こう言うのって通常は大学の図書館とかにしかないんじゃないですか?」 「だろうな。だがな、オレの町には大学がない。」 「だからって買うことはないでしょ。中身見て驚きますよ。」 「フレーベルなんて懐かしいだろ?」 「バカな事言わないで下さい。あなたフレーベルの知り合いですか?」 「オレは知ってるが向こうは知らないだろうな。」 「また人に誤解を与えるようなことを言う。フレーベルは昔の人ですからね。あなたとは空間的にも時間的にも全くどこにも交差点はありませんよ!」 「スペンサーだって。こりゃまた驚きだわ。」 「ルソーだって結構驚きですよ(笑)。」 「なんですか。旧ソ連の教育学も入ってるんですか?」 「仕方ないだろ。全部買わないと売ってくれないんだから。でもビネーはいいんじゃないか?」 「一時期は旧ソ連の教育学が流行しましたが、今じゃどうなってるんでしょうね?」 「知らない。マスゲームとかで使ってるんじゃないか?」 「そんなことないでしょ(笑)。」 「でさ、梱包を開けてみたはいいが、請求書が入ってないんだよ。踏み倒そうか?(笑)。」 「これだけの古本を前渡しするのはなかなか度胸がある古本屋さんですね。」 「ああ、大丈夫だ。オレは信用あるから。」 「自分で言わないで下さい。」 いや、本当に請求書が入ってないんですけど、どうしましょうか? 最近はこういった古典が翻訳されないので困りますね。 学生が勉強しなくなったのか、それとも、この辺の教育学程度はすでに日本では高校生の辺りで勉強して、大学では必要ないのでしょうか? なにはともあれ、置く場所を確保します。 |
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2011年02月01日
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