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「管理人さんって本当に原色っぽいの好きですよね。」 「だなあ。心の原風景とか言う奴じゃねえか?心の中が泥水みたいなんだろうよ。」 「こんな感じの汚水が流れていたんでしょうか?」 「いや、もうちっと茶色だったけどな。」 「管理人さんが小学生だった頃って公害だらけだったじゃないですか。光化学スモッグに工業廃液。近所じゃヘドロでしたしやはり子どもの頃に経験した汚い物が美しいとかそんないびつな意識になってるんでしょうかねえ?」 「だろうよ。じゃなかったらこうも下らねえの落札しないよ。」 「これって雄黄って言う奴でしょ?食ったらすぐに死ねる奴。」 「まあ、原色っぽいのは毒物が多いよな。」 「そんなことないですよ。じゃあ、イチゴは毒物ですか。」 「いちいち反論するな。文句あったらこの石食え!」 「だいたい、この石、今までに登場したことがありますから説明してもおもしろくないですよね。」 「オレたちが今まで、石について何か説明したことがあるのか?せいぜい、『この石は中国産だ。』くらいなものだぞ?」 「その通り。この石も中国産です。」 「と言うかさあ、この頃、オークションの落札価格が微妙に下がってないか?」 「そう思うでしょ?特に生活に全く必要の無い品物は全然売れませんね。」 「はやり東日本大震災の影響だろうな。」 「なんか、『物を買っても地震が来たら壊れるから。』とか言って骨董品は売れないみたいです。」 「そんなことはねえよ。それこそ全く関係のない物は相変わらず高値なんだよ。そう言うのは生活に不自由しない高額所得者が落札するんだろうよ。」 「どんな物?」 「そりゃおめえ、言うわけにはいかねえよな。今、あいつが狙ってるのなんか高値だぞ?」 「だったら管理人さんは高額所得者なんですか?」 「違うに決まってるだろ!!本当の高額所得者はオークションでちまちま落札なんかしねえよ。」 「うるさい奴らだなあ。オレが低所得者だって人に振れてまわるな!」(管理人の声) 「だって貧乏じゃないですか。」 「当たり前だ。小遣いほとんどオークションに使ってるんだから。」 「そう言うのやめて貯金しましょうよ。この前の記事みたいに『国民貯金通帳』作ってせっせと貯めたらいいことありますよ。」 「何があるんだ?」 「お金が貯まるんですよ。」 「別に良いことじゃないだろ?金があったってどうせ老後はろくな余生は送れないような社会になってるんだよ。だったら盛大に使った方がいいんだよ。」 「また刹那的なことを。」 「日本経済にはいいだろうよ。金がまわるのはいいことだ。」 「でも管理人さん、中国産の石を買ってるんですから中国に利益が行くんじゃないですか?」 「オレもそう考えたんだが、完全に当たりというわけでもないんだな。」 「何でですよ。」 「だって、ボコボコ石を落札してるけど入金総額のほとんどの部分は送料なんだよな。だったらこれは日本の業者に金が落ちてるよな。」 「そうですねえ。あの金額に対してあの送料だったら案外運送業者さんが儲かってるのかも。」 「でも、配達人はイヤだろうな。」 「知ってますよ。死にそうな顔して運んでますから。」 「おそらく、オレは運送業者には喜ばれて配達人には嫌われてるだろうな。」 「じゃあ、これから枕とか綿菓子とか、そう言う軽いのを落札しましょうよ。」 「イヤだ。石がいい。」 最近、置き場が確保できたので、また石を狙ってます。 懲りません。 |
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2011年06月17日
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