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黒沼爽子(くろぬまさわこ)とかいきなり言っても、このブログを見てる人で知ってる人はほとんどいないのではないでしょうか? 別冊マーガレットにたぶんまだ連載中の『君に届け』と言う漫画の主人公なのです。 「どうした?気でも狂ったか?(笑)。」 そう思われたあなた。なかなかいい線を突いてます。 この漫画が男から見た場合、まるっきり意味不明な漫画なのは隠せない事実。 この黒沼爽子さんは、小さな頃からひとりぼっちの孤独な女の子で、人から「貞子」と呼ばれ、何となく遠巻きにされる悲しい存在なのでした。 ところが、高校の入学式に偶然出くわした風早君に高校への道を教えたところ、笑顔で「ありがとう」と言われたのでした。 その笑顔にすべてを奪われた爽子はどんどん風早くんに惹かれていくのでした。 その思いは「胸いっぱいのだいすきな気持ち。全部、全部、あなたに届けたい」のですよ。 風早君の設定は「明るく、爽やかで、みんな風早くんに集まっていって、そこから輪ができあがっていくような」、爽子の言説によれば、「爽やかさ100%!ううん・・・むしろもう爽やかから出来てますって感じなの・・・!」なのでありました。 しかも、爽子の友人の言によれば、「風早くんてクラスで浮いてる子とかほっとけないんだって!」というおまけまで付属する、いい男満開のいい男。 しかも、運動は出来るという設定で、女子からの人気度は抜群。モテモテの女子から見たら高嶺の花の存在なのです。 しかもですよ!割とやんちゃで子どもっぽいところもあるどこからつついても問題のない男の子です。 で、実は、この風早くん、爽子と同じく高校の入学式で出くわしたシーンで爽子におそらく一目惚れしているのです。 漫画の中ではそのように読み取るほかない状況なので、たぶん、風早くんは爽子にぞっこんいっぱいいっぱいの状態なのです。 さて、この設定で実に長い間、思いは届かないのですが、いかがでしょうか?(笑)。 これは、設定に無理があります。 「クラスで浮いている子とかほっとけない」人物が人の心の動きを察知できないでしょうか? 「みんな風早くんに集まっていって、そこから輪ができあがっていくような」中心人物になる人が、人生の中でずっと孤独を堪え忍んできた女の子の心の動きを察知できないでしょうか? 風早くんを好きでたまらなくなって、下心なしでは見られない爽子の照れと、それを通り越して挙動不審な態度を見て、爽子が自分を好きだと思うことが出来ないほどの鈍感な奴が、クラスの中心人物になれるでしょうか? あり得ませんね。 なので、もし現実にこのパターンの出会いがあったら、漫画としては3ページで終わりです。 1ページ目に高校入学式の出会いのシーンが出る。 2ページ目で2人ともお互いに惹かれ合っていることを描写する。 3ページ目で告白して無事カップル誕生。 実にあっけないのです。 とか言うとファンに刺されるので(笑)、まあ、いろいろあっていいんですよ。 だいたいさあ、彼氏役の風早くんはあり得ない設定ですが、黒沼爽子の方もこれまたあり得ない設定なのです。 こんな女性、今時いませんよ。 純粋な、曇り一点もない実にたおやかな女性なのです。 この漫画は実は爽子の心の純情を語るために用意された、男性向けの漫画だったのです(笑)。 今や絶滅の危機に瀕している大和撫子をここに見たような気がするのです。 だからといって「ねんどろいど」を買うのはどうかと思います。 買ってみたはいいけど、こんなのどこに置くんでしょうね? |
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2013年01月15日
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