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「最近、死んでるというか、ご機嫌が麗しくないようですが、いかがお過ごしですか?(笑)。」
「ああ、非常に麗しくないな。いちいち言うな。」
「だって、ブログも放置じゃないですか。」
「それは、いろいろあったんだよ。まあ、それより、今、マジで管楽器続けられるかどうかの瀬戸際なんだよ。」
「やっぱりですか。」
「トランペットは命がけだぜ?吹くともれなくうずくまるほどの頭痛だわ。ロキソニンが手放せない。」
「だって、あなた、まだ頭蓋骨折れたままでしょ?」
「いい加減治ればいいのによ。しつこいんだよ。」
「てか、その状態でよく楽器やる気になりますねえ。感心しますよ(笑)。」
「なんで笑ってるんだ!息苦しさで死ぬんじゃないかと恐怖にとらわれるんだからこりゃ実にやばい状態なんだわ。」
「フルートはどうなんですか?」
「フルートは素抜きだから肺に圧力かからないだけ、まだ余裕がある。大枚はたいて頭部管揃えたんだから意地でもやめられない。」
「へ〜頭部管揃えたんですか?どこのメーカーにしたんですよ?」
「ああ、パールの頭部管に揃えてやったわ。オレには一番合ってる。異論は認めない。」
「でも、不格好じゃないですか?ヤマハと三響の人が怒りますよ?」
「大丈夫だ。遠目には何使ってるか分かりゃしないんだよ。銀の頭部管としてはレパートリー出し尽くした感じだな。」
「銀にもレパートリーがあるんですか?」
「そりゃあるさ。管の厚みとか銀の含有量とか微妙な違いがあるんだよ。」
「で、吹いてみた感じはどうなんですか?」
「ああ、楽器店にも聞かれたわ。答えるわけねえだろ(笑)。どれが良いとか言うと、良くない奴をくれだの、安く売れだの好き勝手言うからな。死んだときに棺桶に入れてもらうわ。」
「でも、棺桶に片足突っ込んでますからねえ。もうすぐですね。」
「お前!!!それシャレになってないからあんまり言うと絞めるぞ。」
「じゃあ、トランペットはやばくて、フルートはギリギリなんですね?後の楽器はどうするんですよ。」
「ああ、クラリネットはすでに人に貸してある。あの圧力には肺がもたない。目が回る。サックスはアルトサックスを買ったのに、買ったそばから事故だからなあ。新品同様だけど、あれも吹けないわ。」
「誰かにあげちゃったら良いんじゃないですか?」
「バカ抜かせ!楽器は命だ!なんだかんだで管楽器とは40年以上のお付き合いだ。これなしの生活なんか考えられないだろ?」
「死ぬほどの思いをしてまで、楽器やるほどの価値がありますかねえ?」
「分かってないなあ。趣味ってのは基本的に極道の世界なんだよ。死ぬほどの思いをしようがどうしようがやると決めたらやるんだよ。」
「でも、おそらく、楽器演奏してるときの酸素濃度は驚くほど低いと思いますよ?」
「たぶんな。90を切っている可能性もあるな。あの目まいは快感だよ。」
「肺挫傷って怖いですねえ。」
「日常生活には支障はないからいいんだよ。」
「楽器やるには困ってるくせに。」
「あとは根性さえあればいいんだよ。」
「どんな根性ですか?(笑)」
「目まいがしても倒れない根性とか、頭痛がしても堪える根性とか、息切れしそうになっても吹き続ける根性とか、いろいろあるだろ!」
「やめたらいいのに(笑)。」
「肺が潰れたからと言って、管楽器を演奏するのに物理的な支障があるとは思えないんだ。考えて見ろ。自分の意識でコントロールして息を吐き出してるわけだ。外圧で吐き出してるわけじゃない。だったら、意識の持ちよう、要するに根性だ。」
「それは違うんじゃないですか?誰かさんも言ってたでしょ?『存在が意識を決定する』って。肺が潰れたんですからそう言う存在なんですよ。」
「うるさい奴だな。もし存在に決定されるんだったら、発達だのリハビリだのが無意味になるだろうが!根性入れたら存在が変化するんだよ。世の中そうなってるんだ。」
やっぱ、肺が潰れると管楽器演奏はしんどいですね。
毎日目まいとの戦いです。
必ず勝利する予定です。
では
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