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最近、数回連続してフルートネタですが、私のメインの楽器はトランペットです。 「ねえねえ、管理人さん、なんでフルートなんか始めたんですよ?」 「え?それは昔書いただろ?谷啓がトロンボーンやってるのにフルート吹いてるの見て、かっこいいなあと思ったからだよ。」 「いや、人が出来るからと言ってあなたが出来るわけないじゃないですか。バカですねえ。」 「普通はさあ、フルートを初めて手にするのは、中学校に入って吹奏楽とかで始めるときが多いんだよ。」 「そりゃそうでしょうね。子どもの頃にいきなり英才教育されるんならともかくとして、吹奏楽ってのが始めるきっかけになるんでしょうね。」 「ところがだ、オレがフルートを始めたのはずいぶん大人になってからだ。だから決定的な所を踏み外したと思っている。」 「どこがですか?バカなところですか?それなら知ってますよ?全生活において7割5分以上はバカじゃないですか。だったらだいたいバカですよ。」 「うるさい奴だな。まあいい。今回は許す。」 「おや、ずいぶん寛大ですね。何か反省してるんですか?」 「ああ、してるよ。」 「へ〜、どの辺ですか?」 「それはなあ、初心者がいきなりハンドメイドを買うのはダメだって事だ。」 「え?どうしてですよ?高級な楽器なら良い音が出るんじゃないですか?」 「そう思うのが間違いの元なんだな。高級な楽器ってのは良い音が出るはずだと思うのが間違い。初心者には非常に鳴らしづらい楽器なんだよ。」 「そんなもんですかねえ?」 「中学生が買うのはだいたい10万前後の楽器だ。それも親を拝み倒して必死の思いで買ってもらうんだよ。それが結果的には良い選択なんだよ。そう言う、いわゆる初心者向きの楽器というのは音が出やすいようにいろいろ考えられてるんだ。構造から頭部管も含めて。」 「鳴らしやすいというのがたぶん、フルートをやってない人には分からないんじゃないでしょうかねえ?」 「まあな。フルートの音を出す部分は頭部管(そのうち説明します)なんだよな。初心者向きの頭部管は音が鳴る範囲が広い、要するに少々息の当て方が悪くても(息がすーすー抜けて行くにしても)音自体は出るように設計されてるんだ。で、取りあえず音が出るだろ?音が出るようになったらそれからは良い音が出るようにだんだん息の方向を調節していくんだよ。ところがだ。高級な楽器の頭部管はそう言う初心者の事なんか考えてないんだな。当たる場所がピンポイントなんだよ。ピンポイントに綺麗に当たると良い音が出るんだけど、そう言うの初心者には分からない。で、最初は全然音が出ないと言う事になる。」 「だったら、背伸びなんかしなくて安物買えばよかったのにねえ(笑)。」 「そこが、大人になってからフルートを買うときの失敗なんだよ。自分で稼いでいるから自分の好きなのを買えるんだ。安物吹いても高級品吹いても、オレの場合、どちらも初めてだったので、どちらも音が出なかった。トランペットをやっているので、経験上、練習すれば音が出るようになることは知っているんだよな。だったら、安物を買って上手くなって高級品買うような二度手間はしたくない。最初からこれでもかという高級品に手を出したんだよな。でさ、ひどい事に、最初からリングキーを買ったんだよ。これは輪をかけて悪い。頭部管で音が出なくて音階出せないのか、リングキーをきちんと押さえられなくて音が出ないのか分からない。(リングキーについてはまたそのうち記事にします)しかも、フルート教室とか、そう言うのに行かずに自分でやろうと思ったんだよな。これはほぼ自殺行為だ(笑)。」 「なんで、自分一人で出来ると思ったのかよく分かりませんけど、まあ、バカですね。」 「フルートってのは楽器の中では驚くほど精密品なんだよ。高いのから安いのまで、ものすごい数のメーカーが出してる。」 「そんなにメーカーがあるんですか?」 「ああ、聞いて驚け。 アキヤマ あずみ アルタス イワオ FMCフルートマスターズ コタト&フクシマ エマニュエル M.W.M. サクライ サンキョウ G.ザックス D.シェリダン ジュピター チェロアンドクー トッコ W.トマジ ディメディチ ナガハラ ナツキ Newフォルテ2 ノマタ ハリウッドウインズ パウエル パルメノン S.フォリジ I.マクラクラン パール J.G.ハインミッヒ B.ハインミッヒ A.R.ハインミッヒ バーカート ブラウン ブランネン.ブラザーズ ヤマダ J.R.ラファン ヘインズ マックストーン マンケ J.メナート ランデール マルカート J.マイケル マテキ ミヤザワ モモスペシャル ムラマツ ヤマハ どうだ?今現在日本国内で買う事の出来るメーカーはこれだけある。これ以外にも、日本に代理店を持ってない、例えばゲマインハートとかそう言うのを含めたらいったいどれだけメーカーがあるのか分からない。」 「これだけの数の会社があって、どれも潰れずにやってるのはすごいですねえ。」 「もちろん、名指しはしないが、確実に買ったらダメなメーカーもある。」 「言えばいいのに(笑)。」 「で、この中でも圧倒的に安くて良質な製品を作っているのはヤマハだ。たぶん、初心者が手に取るフルートで世界で最も多いのはヤマハだろうな。」 「てことは、最初にヤマハの楽器を買って、それからヤマハから離れていくんですね?(笑)。」 「可愛そうな事言うな。ヤマハだってちゃんとハンドメイド作ってるんだから。あと、圧倒的にヤマハの楽器が多いから修理できる人も多いんだよ。壊れたときは便利だよ。」 「壊さなきゃいいんでしょ?」 「まあね。」 「で、あなたは、最初にヤマハの高い奴を買ったんですね?」 「そういう訳だ。あの時安物を買っておけば、上達のスピードは格段に違っていたと思う。なんせ、音が出ないから全然やる気が出ないだろ?どう考えても半年は無駄にしたと思うわ。」 「で、どうしたんです?」 「そりゃ諦めてフルート教室に通う事にしたよ。」 「最初からそうしておけば良かったのにねえ。その無駄な間に身についた悪いくせを直すのにも時間がかかったと言うか、今も悪いくせを引きずったままだよ。」 「ま、いいじゃないですか。もうすぐ死ぬんだし(笑)。」 「勝手に殺すな!!オレが死ぬときはお前も死ぬんだぞ?分かってるのか?」 「あ、そうですよね。じゃあ、死なないで下さい。」 最初から高級品に手を出さないのが一番の上達法のような気がする今日この頃なのですが、皆さん、どう思いますか? |

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