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数年前に「この石、何の石か分からないから引き取ってくれ」(笑)と石の業者さんから言われて買った石です。 この時期、世界中で偽物のアンバー(琥珀)が大量に出回っていたため、業者さんも見極めがつかなかったのでしょう。 でも、安心して下さい。 こいつはアンバーじゃありません。 アンバーにしては重すぎます。だいたい4キロくらいでしょうか? 「だいたいですよ。業者さんが偽物だって言外に言ってるのに買う事はないでしょ。」 「え?この石を見て何を基準に本物だって言うんだよ。業者だって『何の石か分からない』と言ってるだけで石じゃないとは言ってないだろ?」 「何言ってるんですか。石じゃないかも知れないじゃないですか(笑)。」 「まあね。別に石じゃなくてもいいよ。色は別として何となくブドウ石を思い出させるような形状をしてるよな。」 「思い出さなくていいです。どうせ外れですよ。」 「これってどういう風に作られたんだろうな?」 「さあ、化学組成が分かりませんから再現できませんよね。」 「何となくだが、塩酸かけたら跡形もなくなる奴の気もするよな。」 「部屋の中でやらないで下さいよね。迷惑ですから。」 「やらないよ。もったいないじゃないか。それより、色的には原料はゴムのような気がするんだよ。」 「ゴムと来ましたか(笑)。でも表面は硬いですよ?」 「そりゃ表面はなんかでコーティングしてるんだろうよ。あれだ、車の表面をガラスコーティングするみたいな奴。」 「そんなことしたら採算合わないじゃないですか。」 「バカ言うな。こう言うのは芸術の分野なんだよ。美しかったらいいんだよ。」 「美しい?(笑)。あなた、今、美しいと言いましたか?」 「鼻で笑うな。絞めるぞ。」 「そのねじれた感性をなんとかしましょうよ。」 「何言うか!この世の中の物は全て美しいんだよ。」 「そうですか?一昨日ネコがあなたの布団の上にしたうんちも美しかったですか?」 「いや、あれは臭かった。」 「ほら見なさい。全部が全部美しいわけじゃないでしょ?この石だって世界中の9割5分くらいの人は気持ち悪いと思うんですよ。で、後の5分ほどの人は無関心ですよ。」 「じゃあ、オレのいる場所がないじゃないか。」 「ま、あなたは誤差の範囲内ですね。」 この石は何なんでしょうねえ? ま、石でなくてもいいんですけど。 では
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2016年11月06日
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