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石ネタでごく普通の石が出てきたらげんなりするようなそんな感じしませんか?(笑) ま、偽物臭い石というのはそうそう出回ってないので、普通にありそうな石も登場します。 たぶん方解石です。 6キロほどあります。 なぜ方解石に興味を惹かれるのか自分でよく分からないのですが、たぶんボロボロと割れてしまうもろさが気に入っているんだろうと思います。 「それって管理人さんの人生みたいですね(笑)」 「何だよ!人の人生がボロボロと崩れていくのか?」 「望んだ物は得られないし、満たされた生活は送れないし、まあ、仕方ないですね。」 「そんな事ないぞ?目の前にこれだけウソっぽい石がゴロゴロしているのはオレとしては満たされた気分だ。なんせ偽物ハンターだからな。」 「でも、これは本物みたいじゃないですか。」 「いいんだよ。コレクション全てが偽物だったら見る人も面白くないだろ?時々本物が混ざっているからこそ価値が出るんだよ。」 「それじゃあ、見る側が困るでしょ?いちいち確認しなきゃいけないじゃないですか。」 「それでいいんだ。デマの基本はデマの中に本当の情報を混ぜる事なんだよ。そうするとどこまでが本当なのか分からなくなって不安に陥るんだよ。」 「あなたのコレクションを見て誰か不安になりますかねえ?」 「別に不安を与えてないだろ?たぶん喜ばれているはずだ。」 「それは管理人さんの脳天気をあざ笑っているだけじゃないんですかねえ?」 「そう言えば、管理人さん、お酒飲むのやめたって本当ですか?」 「ああ、交通事故以来飲んでないわ。」 「何でですか?」 「え?何でって言われてもなあ。飲めなくなったんだよ。」 「体質の変化でしょうか?」 「事故で変化する物なのか?」 「さあ、頭の形が微妙に変わってるんですから性格とか体質とか変わるんじゃないですか?」 「性格変わったと思うか?」 「いえ、思いません。今も昔も変わらぬバカです。」 「だろ?だったら体質も変わらないんじゃないか?」 「酒は飲めなくなったんですからたぶん体質は変わったんですよ。」 「そう言うさあ、禁欲的な方向に変化するのはうれしくないな。どうせならもっとこう、退廃的な方向にシフトしてくれないかなあ。」 「退廃的って、あなた、今時使いますかねえ?」 「どうなんだろう。昔は退廃的って文学的と同義語じゃなかったっけ?」 「そんな事言うとまた怒られますよ?」 「だって、小説って自分の自堕落な事を告白したらいいんだろ?」 「それは小説の一分野であって小説全般じゃありませんよ(笑)。」 「だったら、毎日毎日本物か偽物か分からない石を買い続ける人物を主人公にした小説は退廃的だと思うか?」 「どうでしょうねえ?買い続けたあげく『賢者の石』を手に入れて永遠の命を得て神と戦うとかですとラノベかも知れません。」 「神と戦えばいいんだな?で、勝てるのか?」 「そうですねえ。たぶん、最初のうちは負け続けるんではないでしょうか?で、主人公が『一度負けたからと言ってどうだと言うのだ。私にはまだ永遠の命が残っている。何度でも繰り返される戦いに私の永遠を捧げよう』とか言うとだんだん古典文学的になるんじゃないですか?」 「いや、別に小説書きたいわけじゃないからいいよ。」 「いいじゃないですか。どうせ毎日下らない事ばっかり考えてるんですから小説書けばいいじゃないですか。」 「誰も読まないからいいよ。」 たまには本物くさい石も出ます。 では
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2016年11月10日
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