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おそらく明治30年代頃に女学校で使われた『家事教科書』です。
今時『家事』という言い回しが通用するのかどうかは不明です。
それにしても至れり尽くせりの教科書ですよ?
第二章は衛生です。それから経済、管理(看護)、衣服、食物、副食品、住居など、まあ、家庭生活をおくる上で必要な事がこれでもかと言うほど書かれてます。
ま、もちろん明治時代のことですので、当然、紙おむつとか、冷蔵庫とか、エアコンなどは出てきませんけど。
でも、そんな事に驚いていてはいけません。
第一章の第二がすごい!これはびっくりです。
「第二 婦人の長所」
「婦人はその性、温和周密にして優雅の気風をそなうるものなり。ゆえに、その身を敬みて家道を守るがごときは実にその性質にかなえり。またその優雅の心情はよく人の心を和らげ交際を円滑ならしむ。これ婦人の長所なり。されば内にこの性質を有するとともに十分これを外に表はさざるべからず。すなわち婦人は言動動作を優美にしこれに接するものをしてその心自ら和らぎてあたかも春風の中にあるがごとき感を起こさしむるに足るべき風采をそなうるをよしとす。単にその心情正しければ足れりとして容儀、挙止などに注意せざるはとるべきところにあらざるなり。」(旧字体は新字体に、現在使われない漢字は平仮名に直してますよ。)
今、このような事を女の人の前で言ったら殺されるかも知れません。
でもさあ、男の私としてはこう言うのもあっていいんじゃないかなあ?と思います。
だって、「春風の中にあるがごとき感」っていいじゃないですか。
この教科書の作者は実に文学的です。
今の女の人なんかうかつに近づいたら痴漢だのストーカーだの言いたい放題ですから(笑)。
春風どころか暴風雨ですよ。できたら女の人には近づきたくないような風潮がありますよねえ。
でさ、そんな女の人ばっかりになったから男の方が結婚したくないと言う人が多くなったらなったで「男はやる気がない」だの言われて大変です。
一方で「春風」のような人が居て、もう一方に「暴風雨」のような人がいたら、当然、「春風」を選びますよ。
でも、世の中に「暴風雨」みたいな人だらけになったらやっぱ、男も結婚を躊躇しますよね。
かわいそうな男性諸君(笑)。
ま、時代の流れだからあきらめてくれ、独身の男の人たち!
では
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