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私は四国に住んでますので、はっきり言って東日本大震災を直接経験することはありませんでした。
あの日、私は愛媛県庁にいて、部屋の隅の置かれたテレビで放映される非現実的な津波の映像を見ていました。
ようやくそれが現実だと思わされたのは、愛媛県南予地域に津波警報が出され、県庁内に放送があり、職員に準備の指示があった頃からでしょうか?
しかし、県庁からの帰りの道にはこの日本に大規模な地震と大津波があったことを知らせるものはなにもありませんでした。
家に帰ってからの驚くべき情報に呆然としましたが、どんな事が起こっているのかはっきり言ってよく分からなかったのです。
あまりにも巨大な被害にどうすべきか途方に暮れました。
あの災害があってすぐに、書店には「東日本大震災」と「福島第一原発」のコーナーが出来ました。
それはもうこれでもかと言うような本が並べられたのでした。
ところが、先日、市内で一番大きな書店に行ってみるとそれは大震災以上の驚きでした。
「東日本大震災」と「福島第一原発」のコーナーが撤去されているのです。
まだ大震災から1年も経ってないし、震災地域が復興したわけでもありません。
それに福島第一原発は収束のメドもたっていないのです。
まだまだ多くの人たちによる復興の手助けが必要なはずなのです。
それが、コーナー撤去というざまです。
これが私の住む土地の民度と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、少なくとも書店と言うのは文化や情報の発信地であるべきはずです。
そろそろクリスマスですし、お正月も近いので、そう言う書籍を置くのはかまわないと思います。
だからといって、日本全体の経済そのものを震撼させ、今も続く災害を忘れてしまうのはいかがなものか?
書店の経営に文句をつける気はありませんけど、そう言う配慮のない書店は潰れてしかるべきです。
なんだかやりきれません。
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