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「ウズラってさあ、成鳥になるのはどれくらいなんだろうね?」
「さあ?知りませんよ。てか、いつ生まれたか知らないのに飼ってるんでしょ?そのうち大人になるんじゃないですかねえ?」
「大人っつっても、どれくらいの大きさになったら大人なのか分からないからどうしようもないよな。」
「だったら卵産むまで待ったらいいじゃないですか。慌てなくても大丈夫ですよ。」
「でさ、もし卵を産んだらさあ、育てなきゃならないだろ?」
「え?食べるんじゃなかったんですか?」
「まあ、食べたくもあるんだが、育ててみたいだろ?鳥ってあれじゃないか。刷り込み(インプリンティング)出来るんだろ?だったら最初にオレを見せて親になるのは楽しそうじゃないか。」
「どうなんでしょう?どこにでも付いてこられて迷惑なんじゃないですか?ウズラってうるさいじゃないですか。それにうちにはネコがいることを忘れてもらっては困ります。」
「ネコは大丈夫だ。ウズラ見て飛び跳ねて逃げるような腰抜けだから。それより、やっぱ保卵器とかそう言うのいるのかなあ?」
「あなたが『いるのかなあ』と言った場合、『すでにある』なんでしょ?(笑)。」
「お!ようやく分かってきたじゃないか。」
「なんでそうなるんでしょうねえ?」
「どうだ?これって便利だぞ?自動で転卵してくれるんだ。転がさなくてもいいから放置でOK。」
「よくこんなもの見つけて来ましたねえ。呆れます。でも卵がないのに買っても意味ないでしょうに。」
「ところがだよ。『姫ウズラの卵を温めたいんです』って言ったら、おまけで姫ウズラの卵20個付けてくれたんだ。実に親切だよ。」
「ちょっと待って下さい。あなた姫ウズラを買ったんじゃないんですか?鳥を買ったんでしょ?なんで卵をもらうんですか?てかもし20個全部が有精卵で全部孵ったらどうするつもりですか!」
「大丈夫だ。到着した梱包を開けたら2個割れていた。だから18個だ。」
「20個でも18個でも同じようなものです。あのうるさいのが合計21羽もいたら大変でしょ?」
「静かに出来るようにしつけたらいいだろ?」
「無理言わないで下さい。」
「おい、卵産んでるぞ!」
「げ。いつの間に(笑)。」
「何だよ。もう大人じゃないか。参ったな。てか、3個ってどういう事よ?全部メスなのか?」
「さあ?卵なんかまだ産まないと思って気にしてなかったでしょ?」
「まあな。でも、こんな感じで毎日産むのか?」
「さあ?で、どうするんですか。」
「そりゃ、温めるさ。どんなヒナが生まれるかなあ?楽しみだなあ。」
「いや、それよりウズラの名前、決めましょうよ。」
「あ、それならいいのあるんだ。」
「ダメです。絶対に!あなたの言いたいことはもう分かってます。3羽いるから『ウーチャン』、「ズーチャン」、『ラーチャン』でしょ?」
「よく分かったな。」
「あなた、名前の付け方少しは考えて下さいよ。」
「ハムスターは考えたぞ?純一と菜乃佳だ。」
「全然イメージできませんけど、それはそれでひどいと思います。」
「ま、卵産むんだから精神的には安定してるんだろうな。なじんでよかったよ。」
家の中がどんどん騒がしくなってきてます。
このまま増え続けたらどうしましょうか?(笑)
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