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2007年12月7日 【午前1時50分】 ちょっとウトウトしていた所、マーカスさんの異変に気付く。 嘔吐。 しかも、横になったまま。 嘔吐物が喉に詰まらない様に、体を起こしてやる。 暫くケホケホしていたが、落ち着いたので、ペットシートを交換して寝かせた。 【午前2時30分】 また吐いているようだ。 体を起こしてやると、悲鳴とも鳴き声とも言えない奇声を発し、ケホケホし続けた。 体にはもう力が入っておらず、俺が持ち上げていないと置いたままの姿勢でい続けてしまう状態。 暫くして、ケホケホは落ち着いたが、今度はしゃっくりが止まらない。 ほぼ一定の周期で、ひきつけにも似たしゃっくりを繰り返す。 もう、朝までは持たないだろうと確信した。 ならば、その時を一緒に迎えようと、あぐらをかき、その上にバスタオルをかけ、マーカスさんを抱き抱えた。 しゃっくりが止まらない。 お腹の辺りから、横隔膜近くを押さえてみる。 間隔が長くなった。 でも、それと同時に、呼吸も抑えられてしまう。 気付くと、自発的な呼吸をしていない。 胸を握り、肺を動かす手伝いをしてやる。 時折、口から空気が漏れてくる。 でも、そうすると、しゃっくりが止まらない。 悪循環だ…。 ほぼ無呼吸状態が長く続き、「もう、意識が無いのか?」と不安になる。 名前を呼びながら、顔をペチペチ叩く。 反応は無い。 鼻をチョンチョン突っついてみる。 突っつく度に、体がピクンピクンと反応する。 少し安心した。 しゃっくりが止まらない。 もう、30分以上にもなる。 突然、マーカスさんの全身に力が入り、ピィ〜ンと全身を伸ばした。 直後、体がダランとなる。 大丈夫。 心臓が立派なビートを刻んでる。 でも、呼吸が無い。 胸を何度も握り、肺に空気を入れさせる。 「マーカス!マーカス!」 何度も呼びかける。 「ぶひっ!」 「ばぁ〜んっ!」 「マーカス、おいしい?」 「マーカス、幸せ?」 「マーカス、今日、何やってたの?」 いつも尻尾で返事をしてくれる言葉を片っ端から使ってみた。 しゃっくりしか返ってこない。 鼻を突っつく。 反応がない…。 でも、心臓はまだしっかり動いてる。 「マーカス!心臓、しっかり動いてんじゃん!まだ、死ねないよ!」 何度も、顔をペチペチ。 しゃっくりは止まらない。 奇声と共に、また全身がピィ〜ンと伸びて緊張する。 直後、呼吸は完全に止まった。 でも、心臓はまだ動いてる。 「マーカス!マーカス!心臓が”まだ死なない”って言ってるぞ!まだ、こんなに動いてんじゃんっ!」 ひたすら呼びかける。 徐々に心臓のペースが遅くなる…。 ドラマなら、「ピッ、ピッ…」と音が聞こえるのだが、俺の右手でそれを聞き取ってる。 ゆっくり、ゆっくり、心臓も休もうとしている。 やがて、その小さな心臓は止まった…。 「マーカス…」 涙がマーカスの顔に落ちる。 「お前、ホントは死んでないだろ?」 何度も心臓が動いてないか指の位置を変えてみる…。 反応がない。 【午前3時11分】 マーカスさんは、旅立ってしまった…。 俺の腕の中で…。 15歳5ヶ月と6日… 猫としては、大往生だ…。 ちっちゃい、ホントにちっちゃい命が、ゆっくり消えた…。 半開きの目を閉じてあげ、ペットシートを取替え、急造ベッドに寝かせ、キッチンに向かいタバコに火を点ける…。 混乱しているのか、冷静なのか、よく分からないが、タバコを吸いながら今後何をすべきかを考える。 葬儀の手配? 知人への報告? ブログの更新? タバコを消して、始めたのは、ベッドの作り直し。 友達からもらったペットヒーターをベッドから外し、再度、寝かせてやる。 次は、何をしよう…? 何もする気になれなかった。 ホントは知人への報告をしようとも思ったのだが、明け方近くにそんなメールや電話で起こしちゃうのは迷惑っしょ…。 やめた。 寝よう…。 マーカスと一緒に寝よう…。 マーカスの寝ている急造ベッドを俺のベッドの脇に置いて、一緒に寝た。 最愛のパートナーが今死んだばかりなのに、意外と寝れるのね。 薄情なのかな…俺…。 3時間ぐらいして、起きた。 母ちゃんに電話した後、葬儀の手配。 ネットで調べて、まず1件電話。 ダメだ…。 聞くこと聞く事、全て何か(資料)を見ながら答えてやがる。 「他社さんとも比較したいので…」と電話を切る。 2件目。 丁寧。 質問に全て即答。 ちょっと、「他社とウチは違うんですよ」的なコメントが気になるけど…。 そこも「他社さんと比較して…」と電話を切ろうと思ったが、思い出したように「とりあえず、今、何をしてあげれば良いですか?」と聞いてみた。 業者:「そうですねぇ…。それだけの体重なら、亡くなる前、何も食べられなかったでしょ?大好きだった食べ物をお供えしてあげて下さい」 ハッとした。 そうだよ。 そうだよっ! 何にも食えてなかったじゃん…。 気付いたら、泣きながらその場で葬儀の依頼をした。 同時に、ヘコんだ。 一番そばにいて、そんな事にも気付かなかったんだから…。 飼い主失格だと思った…。 ペット葬儀は、一般的に「合同葬儀」「立会葬儀」「個別葬儀」の3種類がある。 色々考えたんだけど、墓を持っても月日が経つにつれお参りに行かなくなるのであれば、マーカスが可愛そうなので、まず、墓を持たない事に決めた。 お骨を持つのも、いずれぞんざいな扱いをしてしまうのでは、これもマーカスが可愛そう。 なので、消去法でいくと「合同葬儀」になった。 「合同葬儀」は、業者に遺体を渡すだけで終わってしまうので、行為としては、遺体を保健所に渡すのと一緒なのだが、”廃棄物=ゴミ”として渡すのとは意味合いが全く違う。 そして、この業者の場合は、「合同葬儀」の中でも「無縁仏」と「永代供養」の2種類がある。 「永代供養」の場合は、火葬が行われ埋葬された後に、お寺から通知が来る。 参拝したい時には、お寺に行って拝む事が出来るのだ。 なので、「合同葬儀」+「永代供養」を選択した。 寂しがり屋のマーカスさんだから、他のペットとの火葬も寂しくなくて良いでしょ…。 で、肝心の遺体の受け渡しだが、明け方死んで、今日…ってのは嫌だったので、明日の引き取りにしてもらった。 今夜もう一晩、マーカスと一緒に寝られる…。 業者の手配を終え、みんなに訃報のメールを流した。 眠くなった…。 疲れたのか、マーカスの死を受け止めるのが嫌なのか、眠くなった。 日中はずっと寝てた。 途中、夕べも電話をくれた親友からまた電話が…。 ダメだ… しゃべると泣いちゃう… でも、親友はそれを見越して、俺を泣かせてくれた…。 泣いて、次に進む為に…。 電話の後、また寝た。 起きる度に、マーカスさんに声を掛ける。 その度に涙が溢れてくる。 まだ、次には進めない様だ…。 夕方、水を供えていない事に気付く。 エサを食べられないのと一緒で、水分も摂れなくなっていたんだから、食べ物よりはまず水分でしょ! そう思ったら、またヘコんだ…。 飼い主失格だ…。 俺、全然分かってねぇ…。 ゴメンな、マーカス。 ”お父さん(俺)”、良いお父さんじゃなかったね…。 本当にゴメン。 でも、今夜、一緒に寝ようね。 今夜はマーカスと二人っきりの最後の夜です…。
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虹の橋を渡っていくマーカスさん。
きっときっと幸せでしたよ!!masa-changさんと一緒に暮らした
15年、彼はきっと幸せでした。看病お疲れさまでした。マーカスさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
2007/12/8(土) 午後 7:29 [ Tomoko ]
マーカスは幸せだったと思いますよ♪うちのチビもそうですが、最後を看取れたことは飼い主冥利につきるでしょう。虹の橋で元気に遊んでいることでしょう。お悔やみになるかわかりませんが、4月に19歳で三毛猫をなくしたときに、いろんな方からお悔やみ受けたので、TBしますね♪少しでも、支えになればと思います。マーカス君、さ・よ・う・な・ら!!
2007/12/23(日) 午後 1:12
>tomocooljpさん
幸せな一生だと良いんだけどなぁ〜。
また会えると信じて生きてきます。
>かいざぁーさん
お悔みのお言葉とTBありがとうございます。
今更ですが、こちらもTBさせて頂きますね。
2008/7/5(土) 午後 1:09 [ Masa-Chang ]